ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8745036
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

読売裏銀サーキット(七倉起点・反時計回り)

2025年09月27日(土) 〜 2025年09月30日(火)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
27:20
距離
49.9km
登り
5,236m
下り
5,226m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:15
休憩
0:28
合計
8:43
距離 15.7km 登り 1,798m 下り 1,366m
4:53
2
七倉山荘前駐車場
4:55
39
5:57
30
6:27
30
6:57
7
7:04
7:10
18
7:28
7:29
13
7:42
7:50
26
8:16
8
8:24
7
8:31
16
8:47
8:51
38
9:29
9:36
21
9:57
114
11:55
11:56
8
12:04
12:05
91
2日目
山行
7:03
休憩
0:23
合計
7:26
距離 11.2km 登り 1,751m 下り 335m
4:42
257
8:59
9:20
36
9:56
62
10:58
10:59
39
11:38
11:39
8
11:47
21
12:08
0
12:08
水晶小屋
3日目
山行
10:19
休憩
0:52
合計
11:11
距離 23.1km 登り 1,688m 下り 3,525m
5:07
0
5:07
5:08
24
5:32
48
6:20
6:21
30
6:51
6:54
7
7:01
7:02
88
8:36
8:48
12
9:00
6
9:14
9:26
5
9:31
9:33
16
9:49
21
10:10
19
10:29
10:30
37
11:07
101
12:48
12:52
34
13:26
7
13:33
13:35
26
14:01
14:02
7
14:09
14:10
6
14:16
19
14:35
14:45
5
14:50
13
15:08
18
15:26
15:27
11
15:38
16
15:54
22
16:16
2
16:18
七倉山荘前駐車場
天候 9/27:終日快晴
9/28:午前快晴、午後から曇り、夜から風雨
9/29:午前中を中心に暴風雨(沈殿)
9/30:午前晴れ、10時頃から雲が増える
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
七倉山荘前P ほぼ満車だった
コース状況/
危険箇所等
・七倉尾根↑〜船窪乗越↓
船窪小屋まで、標高140mごとに1から10まで道標の看板が設置されている。2番までは急登できつい。そこからしばらく緩やかに登っていって、途中の鼻突八丁から再び非常に急になる。8番目の看板あたりで眺望が晴れてくる。天狗の庭からは絶景。船窪小屋から船窪乗越まではややヤセ気味で急な下りであるものの、よく整備されている。

・船窪乗越〜針ノ木谷下降点
船窪乗越から針ノ木谷へ向けて、尾根に乗るまでのトラバース路が笹の枝で滑りやすく、切れていてやや悪い。草払いもあまりされていない。そこから尾根道に乗った後は比較的安定した下降。

・針ノ木谷〜奥黒部ヒュッテ
針ノ木谷は渡渉があるため、濡れ対策必須。
河原歩き中心で、人はほとんどいない。すれ違ったのは2人パーティだけだった。
針ノ木谷に降りるとすぐに渡渉ポイントがあるが、増水していると濡れることになるため、対策が必要。今回はサンダルに履き替えて渡渉したが、水量はスネ程度。
最初は針ノ木峠のほうに20メートル位上流に行ったところから靴のまま渡ったが、南沢出合までで、渡渉は8回か9回位で飛び石で渡れたのは、2〜3回、あとは沢用のサンダルに履き替えて渡渉した。右岸を大きく高巻くこともあるが、基本的にはどこでもピンクテープがあるので、テープを見失っていればルートロストとなる。
南沢出合の下流にある橋で右岸から左岸に渡渉した後は、よく整備された道で平の渡しまでほぼ平坦。1カ所急な梯子がある。平の渡しから、しばらくははしごもなく歩きやすい場所だが、後半になるとはしごのアップタウン繰り返す。とはいえ、黒部ダム西岸(平の小屋側)よりもはしごの数は少ない。

・読売新道
ほとんどの登山者は下りで使用し、登る人は少ないルート。すれ違ったのは、下りで1人だけだった。
奥黒部ヒュッテからすぐに急登となる。1887のピークまでは、急な登りと緩やかな上りを繰り返して一気に標高を上げていく。ここからぬかるみが増えてくる。2000mくらいまでは木の根が張り巡らされた登り。2300mくらいまではぬかるみが続く。
2356三角点の先から森林限界となり、眺望が良くなる。赤牛岳手前までじわじわ登り続けるので、序盤の疲れが出てくるところ。夏は熱中症に注意。
赤牛山頂以降は、岩場トラバースと広々とした砂礫の大地の通過を繰り返し、道が分かりづらく、至る所にケルンがある(ケルンなければルートロスト)。特に、ガスっている時はルートを見失いやすいので注意。
細かなアップダウンを繰り返しながら、水晶岳に向かって徐々に標高を上げる。水晶北峰直下はザレた急登。山頂からしばらくはいわばだが、途中からは砂礫の歩きやすい道となり、水晶小屋に至る。

・裏銀座(水晶小屋〜烏帽子小屋〜烏帽子岳)
銀座の名にふさわしい、爽快なルート。登山者とのすれ違いも最も多かった。
真砂岳分岐あたりまでは、砂礫と岩場の急な下り基調のアップダウンを繰り返し。野口五郎手前は白い砂礫の快適なルート。山頂周辺はゴーロ帯だが、徐々に快適な砂の道となる。三ツ岳から烏帽子小屋手前までが最も歩きやすく、スピードに乗る。
烏帽子小屋から烏帽子岳は結構遠い。烏帽子岳は鎖場もあり、山頂は狭く、なかなかスリリング。

・裏銀座北側(烏帽子小屋〜船窪乗越)
ほとんどの登山者が烏帽子小屋からブナ立尾根を降りて高瀬ダムへ至るため、登山者が少ないルート。烏帽子岳に登っている登山者以外は誰ともすれ違わなかった。
烏帽子岳から先は標高が2600mを下回り、背の高いハイマツ、シャクナゲなど、薮が増えてくる。特に南沢岳から降り、南沢乗越から不動岳の登り返しは、急な上に背の低い藪が多く、背丈があるとザックが引っかかって中腰を余儀なくされるので、辛い。
また、ハイマツやシャクナゲの葉が濡れていて、靴やウェアが濡れてしまいやすいので、必要に応じてレインギアやスパッツの使用もよい。
不動岳から船窪岳第2ピークの間は、長いが大半は比較的歩きやすい。標高300m下がって200m登り返し。登り返しはかなりハードだが、南沢岳から不動岳へ登り返しよりは藪が少ない。コルの手前では花崗岩のザレの急な下りがあり、ロープしか手がかりにならないところがあり、バランスを崩すと滑落の恐れがあるため、注意。
船窪岳第2ピーク〜第1ピークは下りは250mの標高を一気に下げるが、ルートは狭いものの穏やか。コルでは狭く、鎖場やはしごがある微妙なルートを通る。登り返しも、途中まで楽だが、第1ピークの山頂周辺はザレ&ヤセていて、所々古いロープやはしごなどもついている。

・船窪乗越↑〜七倉尾根↓
行きと同じルートだが、ここまでの疲労が溜まっていることから、船窪小屋までの登り返しはかなり辛い。そこからも、標高差1400mの急な下りが待っている。最後まで気を抜かずに歩こう。
その他周辺情報 船窪小屋:9/30宿泊分で今シーズン終了
奥黒部ヒュッテ:9/30宿泊分で今シーズン終了
水晶小屋:9/30宿泊分で今シーズン終了
野口五郎小屋:9/25宿泊分で今シーズン終了
烏帽子小屋:9/30宿泊分で今シーズン終了
つまり、9月末で上述のすべての小屋の営業は終了

平日だったためか、七倉山荘は閉まっていた。
近くで温泉に入りたいなら、葛温泉の高瀬館が空いている。お湯が熱い。
他、大町温泉郷の薬師の湯など、色々あり。
予約できる山小屋
七倉山荘
夜明け前の七倉をスタートし、七倉尾根へ。
1
夜明け前の七倉をスタートし、七倉尾根へ。
1番。標高140mあがるごとに番号が振られるそう。ということは、1400mあがるわけだ。。。あらかじめわかっていることとはいえ、ブナ立尾根よりも長い登り。。。
1番。標高140mあがるごとに番号が振られるそう。ということは、1400mあがるわけだ。。。あらかじめわかっていることとはいえ、ブナ立尾根よりも長い登り。。。
2番。ここまで急、ここからはじわじわ上がる
2番。ここまで急、ここからはじわじわ上がる
ベンチ。2番までで疲れた人へのご褒美ですかね。
ベンチ。2番までで疲れた人へのご褒美ですかね。
3番の手前で夜明け。
3番の手前で夜明け。
唐沢岳が見えるから、唐沢のぞき、ということらしい。
唐沢岳が見えるから、唐沢のぞき、ということらしい。
岩小舎の看板。
看板の通りの岩小舎。
看板の通りの岩小舎。
5番。やっと半分の700mアップ
5番。やっと半分の700mアップ
鼻突八丁、ここからまた急登。
1
鼻突八丁、ここからまた急登。
ハシゴ続き。
こんだけ上がってるのに、まだ7番。。。
こんだけ上がってるのに、まだ7番。。。
けど、ようやく景色が晴れてきて気持ちが盛り上がる。
1
けど、ようやく景色が晴れてきて気持ちが盛り上がる。
北鎌尾根が見える。
1
北鎌尾根が見える。
高瀬ダムに照り返す太陽
1
高瀬ダムに照り返す太陽
天狗の庭まであと少し!
1
天狗の庭まであと少し!
天狗の庭。好眺望。目的地の赤牛岳、水晶岳が見える。
天狗の庭。好眺望。目的地の赤牛岳、水晶岳が見える。
9番。ここまでくればあと少し。
9番。ここまでくればあと少し。
この小ピークを巻くと。。。
この小ピークを巻くと。。。
船窪小屋まであと少し!
船窪小屋まであと少し!
船窪小屋着。ここまで3時間20分、良いペース。
1
船窪小屋着。ここまで3時間20分、良いペース。
七倉岳はパス
獅子鬼龍王浄土立山三山
1
獅子鬼龍王浄土立山三山
テン場。小屋からかなり離れている。
1
テン場。小屋からかなり離れている。
この切れ落ちた場所をすぎると
この切れ落ちた場所をすぎると
やっと船窪乗越。ここまで4時間。
やっと船窪乗越。ここまで4時間。
このトラバース路をゆく。最初はあれているが。。。
このトラバース路をゆく。最初はあれているが。。。
尾根に乗ると安定した道
尾根に乗ると安定した道
この針ノ木古道から船窪へのルートは、船窪小屋の亡きおとうさんが、おかあさんに会いに行くために通っていた道だそう
この針ノ木古道から船窪へのルートは、船窪小屋の亡きおとうさんが、おかあさんに会いに行くために通っていた道だそう
谷底へ。ピンクテープ明瞭だが、完全な沢歩き
谷底へ。ピンクテープ明瞭だが、完全な沢歩き
水量多い
高巻き路にもテープあり
高巻き路にもテープあり
特に渡渉を強いられる。沢渡渉用のサンダル持参、靴と靴下を濡らさぬように
特に渡渉を強いられる。沢渡渉用のサンダル持参、靴と靴下を濡らさぬように
50m以上高巻きをする道も
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50m以上高巻きをする道も
40分ほど高巻きしてやっと戻る
40分ほど高巻きしてやっと戻る
この橋を渡れば、針ノ木古道は実質終了
この橋を渡れば、針ノ木古道は実質終了
あとは穏やかな道
あとは穏やかな道
立山が見える。ケータイもわずかに入る(ドコモ)
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立山が見える。ケータイもわずかに入る(ドコモ)
1箇所だけ、崩落地にハシゴ
1箇所だけ、崩落地にハシゴ
ダムが見えてきた
1
ダムが見えてきた
地図には避難小屋と書いてあるが、本当に最小限のもの
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地図には避難小屋と書いてあるが、本当に最小限のもの
平の渡し場への木階段。12時の渡し船が来るはずなので、下りて見に行ってみる
平の渡し場への木階段。12時の渡し船が来るはずなので、下りて見に行ってみる
簡素な渡し場
船がきた
前半最大のハシゴ郡だが、後半になるまでは割となだらか
前半最大のハシゴ郡だが、後半になるまでは割となだらか
30分ほど歩くと、ハシゴがうじゃうじゃでてくる
30分ほど歩くと、ハシゴがうじゃうじゃでてくる
崩落したハシゴ
やっと平らに
そして東沢をまたぐ木橋を渡って。。。
そして東沢をまたぐ木橋を渡って。。。
やっとつきました。
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やっとつきました。
ストック持たないので、そのへんから棒切れを拾ってきてツェルト設営。木の棒切れなので、そこらに残置できるのが大きなメリット
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ストック持たないので、そのへんから棒切れを拾ってきてツェルト設営。木の棒切れなので、そこらに残置できるのが大きなメリット
コーラで一人乾杯
コーラで一人乾杯
明日はこちらへ
水がドバドバ
さあ、行きますか、2日連続1400mアップ
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さあ、行きますか、2日連続1400mアップ
夜が明けてきた
タラップ。なかなか段差が大きい
タラップ。なかなか段差が大きい
木の根が増えてくる
木の根が増えてくる
ツルツルスラブ
2番らしい。1番は見逃した
2番らしい。1番は見逃した
4番の手前でようやく樹林帯を抜ける
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4番の手前でようやく樹林帯を抜ける
霜。寒いわけだ
4番。七倉尾根と違って標高で区切られているわけではなさそう
4番。七倉尾根と違って標高で区切られているわけではなさそう
長い尾根を登る醍醐味は、森林限界を抜けるときのこの絶景。
長い尾根を登る醍醐味は、森林限界を抜けるときのこの絶景。
紅葉が徐々に色づいてきた
1
紅葉が徐々に色づいてきた
5番らしいが、文字が消えている
5番らしいが、文字が消えている
やっと赤牛が見えてきた。右のは支尾根
やっと赤牛が見えてきた。右のは支尾根
黒部ダムと山連々
黒部ダムと山連々
6番、ここまできたらあと少し
6番、ここまできたらあと少し
すっかり日が昇る
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すっかり日が昇る
やっと赤牛が手の届きそうなところに
やっと赤牛が手の届きそうなところに
あとちょっと。最後はだいぶ疲れる
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あとちょっと。最後はだいぶ疲れる
基本は下りで使われているルートだということがよく分かる看板
基本は下りで使われているルートだということがよく分かる看板
笠水晶槍
水晶槍裏銀
笠黒部五郎雲ノ平
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笠黒部五郎雲ノ平
薬師方面
黒部ダムと後立山
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黒部ダムと後立山
後ろ髪引かれるが、先へ
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後ろ髪引かれるが、先へ
細かいアップダウンを繰り返しながら水晶へ
細かいアップダウンを繰り返しながら水晶へ
ガス時迷いやすいため、ケルンがあちこちにある
ガス時迷いやすいため、ケルンがあちこちにある
だいぶ近づいてきた。疲れもだいぶ溜まってきた
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だいぶ近づいてきた。疲れもだいぶ溜まってきた
温泉沢ノ頭。高天原温泉も行きたいんだけどな
温泉沢ノ頭。高天原温泉も行きたいんだけどな
高天原山荘が見える
高天原山荘が見える
さあ、あとちょっと。水晶でかいな。
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さあ、あとちょっと。水晶でかいな。
今日の目的地、水晶小屋もあとちょっと
今日の目的地、水晶小屋もあとちょっと
今回の山行で唯一の雪渓を発見
今回の山行で唯一の雪渓を発見
ようやく水晶着。2日連続で1400mアップ、だいぶ疲れた
ようやく水晶着。2日連続で1400mアップ、だいぶ疲れた
黒部五郎と雲ノ平。雲は今回も行けなさそうだな〜
黒部五郎と雲ノ平。雲は今回も行けなさそうだな〜
鷲羽とワリモ
槍ちょこっと。左側のポコッとしたのが赤岳で、その裏に水晶小屋がある。
槍ちょこっと。左側のポコッとしたのが赤岳で、その裏に水晶小屋がある。
とうとう目の前に
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とうとう目の前に
振り返る。3日歩いた中で最も短い行程だったけど、やっぱり長かった
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振り返る。3日歩いた中で最も短い行程だったけど、やっぱり長かった
北アルプス最奥地の。。。
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北アルプス最奥地の。。。
水晶小屋に到着!
水晶小屋に到着!
このベンチ。
小屋スタッフのみなさんが、3ヶ月の小屋番生活で甘いものに飢えていたそうなので、差し入れを。
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小屋スタッフのみなさんが、3ヶ月の小屋番生活で甘いものに飢えていたそうなので、差し入れを。
名物、力汁。餅が2つ入った豚汁。
名物、力汁。餅が2つ入った豚汁。
小屋の前のテラスで満喫。炭酸がたまらん。
小屋の前のテラスで満喫。炭酸がたまらん。
歴史。現在の小屋は2007年に建てられた4代目。軒先のみ、3代目のプレハブ構造が残っている。
歴史。現在の小屋は2007年に建てられた4代目。軒先のみ、3代目のプレハブ構造が残っている。
名物のカレー。スパイスから調合し、小麦粉を使用していないグルテンフリー。ごはんはおかわりできる。ルーは流石に水が限られるのでダメ。
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名物のカレー。スパイスから調合し、小麦粉を使用していないグルテンフリー。ごはんはおかわりできる。ルーは流石に水が限られるのでダメ。
説明書き
デーツボールとコーヒー。これも美味しい
デーツボールとコーヒー。これも美味しい
味のある看板。既に風雨が強くなっている。夜中もギシギシと風にさらされるも、しなやかに力をいなしていた。
味のある看板。既に風雨が強くなっている。夜中もギシギシと風にさらされるも、しなやかに力をいなしていた。
朝食。手作り感。うまい。ご飯もおかわりできる。外は風雨で荒れていて、とても散歩するような状況ではないので、沈殿。本を読みながら過ごす。
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朝食。手作り感。うまい。ご飯もおかわりできる。外は風雨で荒れていて、とても散歩するような状況ではないので、沈殿。本を読みながら過ごす。
一時的に晴れる。
一時的に晴れる。
夜は2日連続カレー。美味しいから飽きない。
夜は2日連続カレー。美味しいから飽きない。
最終日、晴天期待大。槍を見ながらさあ、出発
最終日、晴天期待大。槍を見ながらさあ、出発
あちら方面へ
おはよう!
水晶小屋が徐々に小さくなっていく。2日間お世話になりました
水晶小屋が徐々に小さくなっていく。2日間お世話になりました
槍と硫黄尾根
裏銀縦走路の山影を読売新道に映す
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裏銀縦走路の山影を読売新道に映す
あの下は湯俣
水晶赤牛
白く輝く野口五郎
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白く輝く野口五郎
もちろん山頂へ
野口五郎小屋とその向こう
野口五郎小屋とその向こう
山頂道標。表彰台みたい。ちょこっと槍も
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山頂道標。表彰台みたい。ちょこっと槍も
烏帽子方面へ、ここからは快適なトレイル
烏帽子方面へ、ここからは快適なトレイル
下り基調なので、距離を稼ぎやすい
下り基調なので、距離を稼ぎやすい
ホシガラス
飛び立つ瞬間
飛んでいった
ここから烏帽子までの間が最もスピードに乗る
ここから烏帽子までの間が最もスピードに乗る
裏銀座を南下したことはないが、三ッ岳って結構登るんだなあ
裏銀座を南下したことはないが、三ッ岳って結構登るんだなあ
もうちょっとで烏帽子小屋
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もうちょっとで烏帽子小屋
このテン場に泊まりたい
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このテン場に泊まりたい
標高が低いので、木が高い
標高が低いので、木が高い
展望台、ケータイ入る模様
展望台、ケータイ入る模様
休憩したりトイレお借りしたりして10分ほど過ごし出発
休憩したりトイレお借りしたりして10分ほど過ごし出発
ブナ立尾根へ行かずに烏帽子方面へ
ブナ立尾根へ行かずに烏帽子方面へ
あれはニセ烏帽子
あれはニセ烏帽子
水晶は遥か向こうにぽつねんと
水晶は遥か向こうにぽつねんと
こっちが本物の烏帽子
こっちが本物の烏帽子
眼の前で見ても烏帽子。登ります
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眼の前で見ても烏帽子。登ります
なかなかアスレティック
なかなかアスレティック
ガスが出てきた
船窪方面へ。結構藪っぽい
船窪方面へ。結構藪っぽい
南沢岳への登りの手前では池塘がたくさん
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南沢岳への登りの手前では池塘がたくさん
南沢岳山頂間際。その手前は藪、ザレ、急登で写真を撮る余裕なし
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南沢岳山頂間際。その手前は藪、ザレ、急登で写真を撮る余裕なし
南沢岳は三角点のみ
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南沢岳は三角点のみ
大町側がガッツリ雲。このあと曇りそう
大町側がガッツリ雲。このあと曇りそう
大町側だけ崩落していることが多いのが、この縦走路の特徴
大町側だけ崩落していることが多いのが、この縦走路の特徴
背が低い木に覆われていて、身長がある私にとってはかなり辛い道
背が低い木に覆われていて、身長がある私にとってはかなり辛い道
やっとこ不動岳。かなり時間を食ってしまった。
やっとこ不動岳。かなり時間を食ってしまった。
登山道整備をするようだ。誰かのメモリアルボード
登山道整備をするようだ。誰かのメモリアルボード
頼りたくない鎖。
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頼りたくない鎖。
新しく作った道のようだ
新しく作った道のようだ
大町側は崩落しているが。。。
大町側は崩落しているが。。。
黒部側は割と安定。高瀬ダムと黒部ダムに挟まれている稜線だが、地質の違いか。。。
黒部側は割と安定。高瀬ダムと黒部ダムに挟まれている稜線だが、地質の違いか。。。
だいぶ荒っぽく侵食
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だいぶ荒っぽく侵食
穴まで開いている
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穴まで開いている
そんなこんなでやっと船窪第2ピーク。13時目標だったので、まあなんとかギリギリ
そんなこんなでやっと船窪第2ピーク。13時目標だったので、まあなんとかギリギリ
なぜこんなところに?と思うかもしれないが、右側は崖。足場も貧弱。
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なぜこんなところに?と思うかもしれないが、右側は崖。足場も貧弱。
これも超危険。砂がズルズルして足場がないも同然、慎重に下る。
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これも超危険。砂がズルズルして足場がないも同然、慎重に下る。
高瀬ダムが見えてきた
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高瀬ダムが見えてきた
船窪第2と第1の間のコル、黒部側だが非常に狭くて危険
船窪第2と第1の間のコル、黒部側だが非常に狭くて危険
こんな感じでロープがいたるところに
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こんな感じでロープがいたるところに
ここも、足を踏み外したら。。。
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ここも、足を踏み外したら。。。
船窪第1ピーク、ようやくここまでたどり着いた。下り基調の尾根だからと思いきや、何度も登り返しがあり、巻き道もないので、体力的には相当堪えた。
船窪第1ピーク、ようやくここまでたどり着いた。下り基調の尾根だからと思いきや、何度も登り返しがあり、巻き道もないので、体力的には相当堪えた。
数分で見覚えのある看板が。
数分で見覚えのある看板が。
これにて読売裏銀サーキット完歩!
これにて読売裏銀サーキット完歩!
けど、ここからまた七倉尾根を降らなければならない。その前に最後の登り返し400m。。。
けど、ここからまた七倉尾根を降らなければならない。その前に最後の登り返し400m。。。
42段の階段。
七倉岳は帰りもパス。そのうちまた
七倉岳は帰りもパス。そのうちまた
船窪小屋が見えてきた。本日が最終営業日のよう。
船窪小屋が見えてきた。本日が最終営業日のよう。
らいてうが仲良く並んで歩く。今回最初にして最後のらいてう
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らいてうが仲良く並んで歩く。今回最初にして最後のらいてう
七倉ダムが見えてきた。さて、長い尾根を慎重に下る
七倉ダムが見えてきた。さて、長い尾根を慎重に下る
下りのハシゴは滑るから怖い
下りのハシゴは滑るから怖い
鼻突八丁の下まで下ると、とりあえず一区切り
鼻突八丁の下まで下ると、とりあえず一区切り
延々1時間ほど下って、ようやく1番が見えると、少しホッとする
延々1時間ほど下って、ようやく1番が見えると、少しホッとする
七倉尾根登山口!
七倉尾根登山口!
ゴール!!ちかれたびー
ゴール!!ちかれたびー
無事かえりました
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無事かえりました

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 調理用食材 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ テントマット シェラフ ヘルメット

感想

ここ数年、自分自身の心の赴くがままのソロ山行を全然していなかったことや、仲間が水晶小屋で働いていることもあり、その仲間の働いている姿を見に行こうかな、と思いたち、久々に超ガチ計画を立てた。

最初は、知人とその友人が、私の計画に便乗することを申し出ていたこともあり、1日目は高瀬から湯俣晴嵐荘までのんびり歩いてテン泊、2日目に水晶小屋泊、3日目に裏銀→ブナ立尾根から高瀬へ下山という、まあ無難な計画だった。
それが、紆余曲折の末に知人が申し出を撤回したこともあり、それならガチ計画を立てようと気持ちを切り替え、地図とにらめっこした。
そこで思いついたのが、読売新道を登って水晶小屋に行くこと。読売新道は、下る情報はよく聞くけれど、登る情報はほとんど聞かない。そして私は登りのほうが好き。アプローチは、黒部ダムからが最短だが、数年前に平乃小屋まで歩いたときに、木ハシゴを延々と繰り返してとてもうんざりした記憶があったこと、平の渡し船の時間の制約があること、扇沢の電気バスの始発が7時半という遅い時間になる上、駐車場やチケットの争奪戦に巻き込まれるのも嫌だ、という超わがままな理由で、ほとんど誰もやらないであろう方法で読売新道へのアプローチをすることにした。

つまり、七倉から船窪へ上がり、そこから針ノ木谷に降りて黒部ダムの東岸へアプローチ、そこから奥黒部ヒュッテのテン場でテン泊し、翌日に読売新道を上がる、というものだ。
1日目は最も標準的なコースタイムと言われるヤマケイオンラインで13時間50分、これまた無難なコースタイムであるヤマレコで14時間16分、ユーザーデータの平均値だか中央値だかをコースタイムにすると言われるYAMAPでも11時間48分である(細かいアルゴリズムはわからないが、メジャールートのコースタイムはそれなりに妥当性があるが、マイナールートほどコースタイムが極端に早くなる傾向にあるように感じられる)。
これでは、朝3時に出発しても、到着は夕方になってしまう。そこで、自分の現在の体調や歩力などを考慮し、ヤマレコの0.7掛けの時間で計画した。

2日目は、読売新道を上がり、水晶小屋泊、翌日は黒部源流を沢歩きしてもう1日水晶小屋泊、最終日は裏銀座を縦走するというものだ。

私は、登りルートのほうが好きだ。というのは、森林限界下からじわじわ標高を上げ、森林限界を超えたときの風や空が抜ける空気感が好きだということと、登りのほうがコースタイムの計算がしやすいからだ。そういう点では、七倉尾根も読売新道もうってつけの急登で、私好みだった。
2日目の読売新道の登りは、序盤の急登やぬかるみなどはあるものの、じわじわ登っていけば着実に標高が上がるし、人もほぼいないルートなので、とても快適に歩けた。計画より少し遅れて水晶小屋に到着すると、仲間がはつらつと働いている姿を見ることができ、名物の力汁をいただくと、すぐさま疲れが吹っ飛んだ。
小屋スタッフや、他の宿泊客の方々と歓談したり、本を読んだりしながら、ひさびさに文明の利器と離れたゆったりとした時間を過ごすことができた。

3日目は前線が直撃して水晶小屋周辺は風速20m超の暴風雨。多くの宿泊客が連泊を選択し、私も沢歩きはおろか、周辺の散歩も中止し、仲間の良い仕事ぶりを横目に、小屋でひたすら読書をして過ごした。晴登雨読。

4日目の最終日。1日休養して体力が充分に回復したこともあり、せっかくだから裏銀座縦走路の末端から更に北上し、船窪までつなごうかといういたずら心がむくむくと。これを歩けば、七倉起点で読売裏銀サーキットになるじゃないか(正確には、裏銀座は烏帽子〜槍の間の縦走路を指し、烏帽子から北の稜線は裏銀座とは言わないようだが)。
というわけで、朝5時に供された朝食を一番に食べ終わって、仲間に見送られながらすぐに出発。烏帽子までは歩いたことがあるので、勝手知っており、野口五郎から先は快適に歩けることが予想されたので、烏帽子小屋に10時までにつかなければブナ立尾根から下山するつもりだった。
そして、烏帽子小屋に8時35分着。小屋でトイレをお借りしたり、烏帽子岳へピストンしたりしている内に1時間近く経ってしまったが、明るいうちに下山できそうだったので、そのまま稜線を北上した。
初めて歩くルートで、地形図で地形はわかっても、サーフィスや植生はよくわからない、つい先ごろ遭難事故があった船窪岳周辺、不安がないでもなかったし、実際に森林限界下で藪が多く、身長のある私のザックが引っかかったり、たくさんのアップダウンの繰り返しで体力を持っていかれたりと、なかなかタフなルートだったが、なんとか船窪乗越まで戻ってきて、読売裏銀サーキットを描くことができた。
最後は、船窪小屋までのうんざりとした登り返しからの1400mの下降で締めくくり。

世に○○サーキットと呼ばれる登山ルートはいくつかあるようだが(代表的なものは、常念〜蝶をつなぐ三股サーキットや、針ノ木峠〜柏原新道をつなぐ針ノ木サーキットあたりだろうか)、この読売裏銀サーキット、それも反時計回りのタフさは相当なもの(2日連続で尾根を1400mアップ、3日の累計標高差がアップダウンとも5200m超)だと感じたし、もう一度やれと言われたとて、さすがにためらってしまう。
しかし、久々にたくさん歩き、たくさん考え、たくさん楽しんだ山行だった。

今回のルートにおける各サービス別標準コースタイム(コースタイム倍率1倍)
七倉尾根〜船窪〜針ノ木谷〜奥黒部ヒュッテ
ヤマケイ:13時間50分
ヤマレコ:14時間16分
YAMAP:11時間48分

読売新道登り〜水晶小屋
ヤマケイ:9時間40分
ヤマレコ:11時間2分
YAMAP:8時間50分

水晶小屋〜烏帽子〜船窪〜七倉尾根
ヤマケイ:17時間22分
ヤマレコ:16時間29分
YAMAP:16時間59分

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