中ノ岳 丹後山周回 累積標高差2000m超えを試す



- GPS
- 11:16
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,237m
- 下り
- 2,242m
コースタイム
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 11:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
切れ目ない急登 |
その他周辺情報 | 県道233号線は十字峡終点付近で改修のため通り抜けできません。 |
写真
感想
仮想剱岳早月尾根日帰りで臨んだ、中ノ岳 丹後山周回。累積標高差が2,000mを超えて勾配がきつい上距離もある。
計画ではルートを3分割し、中ノ岳までの登り4時間 中ノ岳〜丹後山の稜線を3時間 丹後山からの下り3時間で目論んだ。
朝5時谷あいの登山口はまだ陽は差さず涼しい。登山届を提出し安全祈願を済ませ、行成りの急登を登り始めるがここは望むところ。
一方前日ゴルフで疲れが残っている相方は亀の歩み、あの重い刈払機と道具一式を担いで5合目付近で作業されるという3人にも越される始末。
案の定、雨量観測所のある5合目日向山では予定の30分遅れ2時間半で到着、単純計算して5時間超えを覚悟した。
陽が高くなり気温が上がると日影から出れなくなるもなんとか9合目の丹後山との分岐に着く。残り山頂まで距離300mは岩場、だましピークにガッカリしながらも元気に登れた。5合目からは何とかペースを取戻し予定を30分オーバーの4時間半で登りきった。
中ノ岳は山深く何処からアプローチしても楽でない。 八海山、駒ヶ岳、荒沢岳へは扇の要にあり登山道で繋がっている。
◇駒の小屋から5時間かけて縦走されて来た方は、また同じ稜線を小屋まで戻るそうだ。
◇八海山からの縦走はアップダウンの連続の上、一か所尾根が完全に切れ落ちている、あれを見てしまったら普通の人には諦めるだろう。
◇荒沢岳へは兎山から地形図には無いが明瞭な踏み跡が続いているのが見えた。
それにどの山も立派に見え、特にここから見る荒沢岳はマッターホルンのようでカッコイイ!!
丹後山までの稜線歩きはなるべく体力を温存してスルーしたいと願ったが甘かった。
何よりも逃場のない日差しの強さに徐々に体力を吸取られて行くのが分かった。
けれど登山口から中ノ岳までの右肩上がりの急勾配の尾根や、中ノ岳から辿ってきた稜線上の山々や登山道を振り返ると励まされる。
疲れと達成感を比べたらまだ達成感の方が優っていた。この時までは!! 丹後山避難小屋までジャスト3時間で予定通りだ。
水場と巻機山の分岐の標柱を過ぎると下りがはじまる、9合目を過ぎると切れ目なくノゾキ込む様な急勾配に一気に緊張感が増した。
同じ急勾配でも飯豊の丸森尾根のザレ場を下りるよりマシと思い込んで頑張って来れたが、残り3合目(標高1,050m)からは限界を感じる苦行になった。
水音は近いが2合目を示すの石柱がなかなか出てこない、下りても下りても出てこないのだ。
2合目を過ぎるて1合目(鉄砲平)もまたなかなか出て来ない。水の音は大きいのに何でだ!!
1合目を過ぎても同じく急勾配、止まる度に気持ちを入直してから前に進む、最後まで気が抜けない。 突然丹後山登山口の標柱が見えた。
渓流沿いの林道をトボトボ歩き始めたのも束の間、顔の辺りをしつこく攻撃してくるメジロアブに手こずりながらやっとの思いで駐車場にたどり着いた。
コメント
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中ノ岳山頂手前で「丹後山廻りますか?」と尋ねられスライドした者です。
中ノ岳からの鞍部への標高の落とし…
そこから小兎岳までの登り返しと。中ノ岳の急登での疲労があっての登りは疲れますよね。
おまけに日差しの暑さ…全く逃げ場のない。
暑い中、お疲れ様でした。
お疲れさまでした。
標高差2,000m超えは未体験ゾーンだったので、強い日射しに稜線歩きの途中から最後はきびしくなると恐れてました。ノゾキ込むような急勾配の下りに足にも来てましたが、軽い熱中症になったせいで、合目の数字が小さくなる毎に間のキョリが伸びてると確信しました。
とうとう3合目では長く座り込んでしまい、何とか立ち上がったもののそこからは果てしなく長く感じ一刻も早く終わらせたいと願うばかりでした。
すでに伸びしろがないことは承知の上で、たまにこんな苦行があってもいいかなぁとも思います。
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