【周回】焼石岳(金明水避難小屋泊)


- GPS
- 28:36
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:08
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
※過去ログ
昨年の秋に周回した焼石岳の周回コース。
あの金明水避難小屋を見たら泊まりたくなる。
花で有名な焼石岳。こりゃその季節に泊まりだなー、というわけで行ってきました。
今回は珍しく単独ではなく5人のパーティで。
午前6時に中沼コース登山口駐車場に着くとすでに満車状態。
さすがこの時期の焼石岳はすごい。
林道入口や駐車場には誘導をするボランティアの方々。
ありがとうございます。
今夜は金明水小屋に泊まりとのことで、小屋で会いましょうと見送られてスタート。
■中沼コース登山口~中沼
小川が流れる木道から森の道へ。
だんだん上りがキツくなるけど、疲れてきたなーという頃には中沼到着。
この日の中沼はもやの中。
陽が高くなったら晴れたかな。
■中沼~上沼~銀明水避難小屋
登山道は枝沢に沿ったり跨いだりしながら続く。
周りには水芭蕉。
上沼を過ぎ、ツブ沼コースとの合流点に残雪の壁があるものの、ステップが切ってあってロープもあり、簡単に登れる。ありがたいねぇ。
銀明水避難小屋の下には豊富な湧水。これが銀明水。
ここでしばし休憩。
■銀明水避難小屋~焼石岳
小屋を出るとしばらく残雪歩き。
本来のコースは多少蛇行して登っていくはずだけど、残雪の上をまっすぐ登っていく感じ。
その分、斜度がキツくなっているはずだけど、花の写真を撮りながら休み休み歩いていくからそれほど大変には感じない。
姥石平に着くとそこはもう花畑。
ちょっと先の泉水沼に荷物をデポして頂上へ。
20分くらいで山頂。山頂には何人くらいかな?20人くらいが休憩中。
雲が流れる空は遠くが霞んであまり眺望は良くなかったものの、近くの山は見渡せて爽快。
薄らと先週に歩いた虎毛山から高松岳の尾根が見えた。
その後は来た道を戻って泉水沼で昼食。
■焼石岳~東焼石岳
この辺りはもう一面花畑。
話には聞いていたけど、実際に目にするとすごいね。
ちょうど見頃だったようだし。
コースタイムで3時間くらい、キツい急登が続くわけでもない。
この山が人気になるのもわかる。
やっぱり花の名前を覚えた方がいいねー。楽しみ方が違うと思う。
なかなか覚えられないんだけどね。
時間があれば南本内岳まで行ってみようと言っていたけど、メンバーみんな写真撮影に時間がかかったのでパス。
早めに金明水避難小屋に向かうことにした。
■東焼石岳~金明水避難小屋
東焼石岳の次は六沢山。
この道まで来ると途端に人がいなくなる。
静かな縦走路を進む。
焼石岳は見えなくなり、左手から南本内岳がボクたちを見送る。
どんどん山深い雰囲気になっていく。
昨秋は逆回りで歩いた。
その時は焼石岳に向かって標高を上げていくのでキツかったけど、この周り方だと小屋に向かって下がっていく。
鞍部からの登り返しは急でも長くは続かないから楽。
六沢山を過ぎると無名峰。
この無名峰、無名にしておくにはもったいない存在感。
後から聞いた話では、焼石岳の管理に関わる方々には、金明水避難小屋の前の管理人の名前をとって「トクロウ岳」と呼ばれているそうだ。
ボクも敬意を持ってそう呼びたいと思う。
■金明水避難小屋
15時過ぎに到着。もちろんまだ明るい。
駐車場で誘導してくれていた方々はすでに到着していた。
挨拶や会話を交わして、ボクたちは二階をお借りした。
この日は何人だろう?12人くらいかな?
それでもまだ余裕がある広さ。
ガッシリした作りの小屋は、少々風が吹いてもガタガタ音がするようなこともなく快適。
トイレは和式ながらも水洗(夏用)。
水場はすぐそこの金明水。水量は豊富で冷たく美味しい。
とにかく快適。
入り口の鉄の重い扉や二重窓に守られて、小屋内の機密性も高くて、夜も寒いということがなかった。
ボクたちも明るいうちから食事。もちろん酒もありで。
21時には就寝。
4時前に目を覚ますと外はもう明るい。
1人でベランダに出て、昨日は霞んで見えなかった栗駒山が明るくなっていくのを眺めた。
■金明水小屋~中沼登山口
早起きして経塚山ピストンも考えていたけど、メンバー全員もう満足で、のんびり起きてまっすぐ降ることにした。
同宿の方々を見送り、二階を掃除して窓の戸締り確認。
7時に出発。お世話になりました。
ここからしばらくは沢沿いを歩く。
小さい沢を渡ったり石を伝って進んだり。
急斜面もあるし、小学校5年生の女の子が怖がったりしないか心配だったけど、3歳から山に登っているという子なので、怖がるどころかかなり楽しんでいた。
体格的に跨げないところ以外は大人の手も借りずにどんどん進んでいく。
まぁ、男の大人が3人いるし、大丈夫だろうとは思ってたけど、良い方に予想外だった。
下り初めてしばらくすると、小屋で話を聞いたというキヌガサソウを発見。
これは見応えのある花だった。しかも歩いたコースでは後に先にもここだけ。
その後、途中に崩落した雪渓があったけど、小屋で話を聞いていたし、慌てることもなく沢下りは終了。
あとは軽いアップダウンを繰り返しながら森の中を歩いていく。
岩が転がる「青岩」で休憩。
さらに森の中を進んでいくと沢の音が大きくなり、尿前川が見えてくる。
このコースのポイントはこの沢の渡渉。
雪解けシーズンや大雨の後は危険だろう。
ボクはいつもの水陸両用シューズなのでそのまま渡渉。トレランシューズのもう1人もそのまま。
他の人たちは靴を脱いでサンダルで。
沢を渡ればもう散歩道。
森の変化を楽しみながら歩くと30分程度で登山口に到着。
一周約15km。獲得標高1200mくらい。
それで、沼の眺めや花畑を楽しみ、1500mを超えるピークに登り、本来なら眺望はもっと良いはず。
縦走路に入ると深い山の雰囲気を堪能できる。
そして小屋泊まりにちょっとしたアドベンチャーコースを楽しんで下山。
もう、盛り沢山。
この山域は本当に面白い。
関東から来た友人たちも大満足だったようだ。
次は秋田との県境から夏油温泉まで縦走してみたいなぁ。
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