記録ID: 7027526
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沢登り
丹沢
表丹沢 セドノ沢右俣
2024年07月14日(日) [日帰り]
神奈川県
JetUpper
ヨコ
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:19
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 794m
- 下り
- 803m
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日帰り
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 6:19
距離 4.5km
登り 794m
下り 803m
14:52
ゴール地点
| 天候 | 霧のち雨のち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
セドノ沢右俣 溯行グレード 2級上 ルート自体は短いですが、ロープが必要なアクセントとなる複数の滝を楽しめる充実のルートです。 水無川水系の沢では一番の難渓（らしいです）。 ・水無川本谷F1 �卦� 流心左から。 ・水無川本谷F2 流心右から。容易 ・右俣F1（10m）�卦蕁� 水流左の凹角を登る。核心は中段のツルツルのスラブ。 手足が細かく、ヌメリが難易度を上げているが、流心に スメアで難なく突破。核心部直前に残置ハーケンがあるので安心。 ・F2（8m）�元蕁� 左から細かいスタンスを拾って直上。3mほどのところの残置ハーケンで 1ピン目を取る。1登りして右手の流心へトラバースするが、見た目ツルツルの スラブのため、念のため手前でカム（キャメロット0.3）でランニングを取る。 慎重にトラバースした後は細かいスタンスと右壁のガバを拾いながら落ち口へ。 落ち口右壁に残置あり。終了点とする。 ・F3 �卦蕁� 水流右から離陸する。 2段構成の下段は歩き。上段はスラブで被り気味の右壁伝いに落ち口へ。 残置は見当たらなかった。この滝は特に印象に残らず。フリーで問題なし。 ・F4 35m大滝 V級−。 通常は左壁から8m上のテラスへ向かうが、右壁から離陸を試みる。 出だしはややハングしており、ややランジ気味のハイステップで取付くとあとは 見た目通りの豊富なガバを使って上部へ。 そこから微妙なスタンスを使いバランシーなトラバースをして支点のあるテラス へ達する。ここまで残置は見当たらずノーピンで登ったが、トラバースが嫌な 感じだったので後続は通常ルートと思われる左壁から直上。こちらは残置豊富。 いずれのルートも��⁺程度か。 テラスから2P目は支点の上部壁を尾根沿いに直上するのが一般的のよう （��⁺〜�元蕁法� 一見してこのルートが無難と確信するが、せっかく来たからには、異なるルート から登ってみたいと総意で右ルートを選択。 流心左脇のカンテへ右上し、そのままカンテを直上。シャワーを浴びながら 左の小尾根のコの字状の岩溝へ向けトラバースしながら左上する。 ここまで残置無し（見落としの可能性大）。��⁺。 コの字状の岩溝を抜け、フェース〜少しの藪漕ぎで終了点に達する。 岩溝から距離にして約5m。距離は短いが、岩溝は極端に狭く、四つ這い （というかホフク前進）の姿勢を強いられ、極度にムーブが制限される。 その上周囲の壁はツルツルでホールド・スタンスが乏しく、更に足場の泥が手足 を滑らせ難易度を上げる。絶壁の谷側に活路を見出そうとするも、こちらも スタンスなく手もスローパー気味のフェースで非常に悪い。 墜落の恐怖に耐えながら膝等を駆使して少しづつ身体をずり上げながら岩溝から 脱出すると、正面・右手にハーケンとリングボルトが打たれたフェースに阻まれ る。こちらも悪いが、上部に突き出た灌木を手掛かりに突破。そこからは藪を 少し漕いで終了点に達する。 最大の核心部となる岩溝では、残置は岩溝入り口に古びたスリングが2点設置 されているが（大きな負荷をかけるのは当然NG）、問題はその先。 中は上部に向かって傾斜し、滑り台状となっており、リードは泥で滑り落ちる 恐怖に耐えながら突破しなければならない。 ・大滝〜稜線 終了点からは落ち口へ行かず、左の尾根状から残置ロープ伝いに強傾斜の 泥ルンゼを踏み跡を追う形で巻き上る。 ここも足場は雨による泥濘でズルズル滑りまくる等、相当な悪路。灌木の枝や根を 掴み身体を引上げながらの登りとなる。 途中、枯れ沢の二股を左→三俣を右へと進路を取りながら、泥ルンゼ→尾根 巻き→涸れ沢と政次郎ノ頭を目指して右上気味に巻き進む。 詰めは鋭い刺を持つ植物が混じる藪を少し漕いで稜線の登山道へ達する。 下山は政次郎尾根で戸沢まで。 |
写真
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シャワーを浴びながら水流左手の草付きの岩溝へ向けてトラバース気味に左上
装備
| 共同装備 |
30mロープ
カム
ハーケン
|
|---|
感想
以前から行ってみたかったルートに、今回ようやく機会が巡ってきました。
滝の一つ一つが登り応えがあり、全く飽きさせません。
極め付きはやはりハイライトの大滝です。
情報の豊富な通常の左尾根ルートではなく、今回我々は右から逆くの字状に見出したルートにオンサイトトライしましたが、これがまた下からでは全く想像できない程の難路で痺れました。次はもうここからは登りません。
雨の中、その影響を感じることなく快適に沢登りを満喫できました。
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