記録ID: 7032816
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無雪期ピークハント／縦走
道東・知床
羅臼岳 縦走・急斜面、雪渓、お花畑に秘湯：道遠征2-��
2024年07月17日(水) [日帰り]
北海道
あぶ
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 11:51
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,916m
- 下り
- 1,774m
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日帰り
- 山行
- 10:08
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 11:52
距離 18.8km
登り 1,916m
下り 1,774m
4:58
32分
スタート地点
16:50
ゴール地点
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
京都の山の先輩と幌尻で落ち合い、羅臼岳も同行となったので、2台の車を有効に使おうと、1台は木下小屋に留め置き、もう一台で羅臼ビジターセンターへ移動（約1時間） 羅臼温泉登山口から木下小屋へ縦走した。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＜羅臼温泉登山口〜第一の壁・スズラン峠＞ 急な登りから細いトラバースの道が続く。 笹を刈払いしてあり踏み跡は鮮明だが、崖に切り立った細い道が多い。 道の縁が刈った笹で見えない処も多く、踏み抜かない様に神経をすり減らしながら進んだ。 ＜スズラン峠〜泊場＞ 大きな岩がゴロゴロしている間を沢水が流れており、沢水に浸からない様にルーファイして進む。 沢は硫黄で白くなって居るので、水は温かいのかと思ったが、冷たい沢水だった。 大きな石が多い沢登りと同じなので、ストックの使用を推奨。 ＜泊場〜屏風岩＞ 暫くはなだらかな沢の脇を登るが、沢が枯れてきて両脇の樹が煩くなる沢を登る ＜屏風岩〜雪渓・お花畑分岐＞ 尾根や枯れ沢の急登を登って行くと1つ目の雪渓。 この雪渓に目を奪われ、直ぐにアイゼン・チェンスパを着けて登り始めたが、夏道は雪渓に入った少し右側から上に繋がっていた模様。 雪渓を登りきって夏道を探すと、かなり雪渓の右にあったのでトラバースして行くと夏道の両側に広大なお花畑が広がっていた。 1つ目の雪渓はソコソコの斜度で、チェンスパでは少し危ない。 2つ目の雪渓は斜度も緩くチェンスパで丁度良かった。 2つ目の雪渓の上はザレた道をズリ落ちながら登った。 その後尾根道に取り付き、写真を撮る余裕も出て来た。 ※大きなお花畑は雪渓を中心に広がっていたので、ここで楽しむべき。 ＜お花畑分岐〜石清水〜山頂＞ 山頂近くになると大きな岩の連続で3点支持で登り、降る。 ＜羅臼平前後＞ 穏やかな斜面で前後の眺望も綺麗。 ＜羅臼平〜木下小屋＞ 斜面の緩急は有るが大きな危険箇所は特になし。 木の枝が低く突き出て、頭をぶつけることが多いので、ヘルメット持参か、タオルを畳んで頭に巻くなど、頭を守る工夫をお勧め。 |
| その他周辺情報 | 木下小屋に降りた後、もう１台を回収に羅臼ビジターセンターに戻り、近くの温泉を探したら「熊の湯温泉」と云う、入浴無料の施設を発見。 https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/28 入浴無料だが地元町内の方々が管理運営されて居るので、寸志・寄付は必要。 入浴時には地元の方との会話も楽しい。 そこにおられた「温泉を守る会」の会長が 「今朝、寄付箱を開けたら、入っていたのは十一円だった。善意で地元以外の人も受け入れているのに悲しくなる。こんなことが続くなら、地元以外の人は入浴禁止にするしか無くなる」 ・・せめて百円単位以上を寄付しましょう 因みに男湯は完全露天、女湯は囲いあり。 石鹸・シャンプー無し（持参） お湯は熱めで、水の調整は地元の人が行う。 「身体の冷え切った漁師が入りに来るから、ぬるくちゃ駄目なんだ」 |
写真
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ここに至る1時間20分の間に急登と、切り立った崖をトラバースする細い道が続く。
何れも、画像を撮っている余裕無し
何れも、画像を撮っている余裕無し
刈り取られた笹の葉が道の崖側の縁を覆ってしまっているので、道の幅が分らない。
見えているところに足を置くしか無いので慎重に進む
見えているところに足を置くしか無いので慎重に進む
エゾシロチョウ、山麓から山頂まで途切れなく舞っており、とても癒してくれました
折り紙で折った蝶を飛ばした時の様に、羽を広げたままで風に任せてフワフワ浮かぶような飛び方をするのが、とても優雅でした
7/17 8:30
エゾシロチョウ、
山麓から山頂まで途切れなく舞っており、とても癒してくれました
折り紙で折った蝶を飛ばした時の様に、羽を広げたままで風に任せてフワフワ浮かぶような飛び方をするのが、とても優雅でした
山麓から山頂まで途切れなく舞っており、とても癒してくれました
折り紙で折った蝶を飛ばした時の様に、羽を広げたままで風に任せてフワフワ浮かぶような飛び方をするのが、とても優雅でした
雪渓が出て来た。
ここで右方向をよく見れば、夏道を見つけられたと思われるが、チャレンジ精神が前に出過ぎた
ここで右方向をよく見れば、夏道を見つけられたと思われるが、チャレンジ精神が前に出過ぎた
辺り一面お花畑・・・この景色はウトロ方面（木下小屋）からピストンではお目にかかれません
そして、エゾシロチョウ
私の胸にも一時止まった。
人懐っこい蝶です。
私の胸にも一時止まった。
人懐っこい蝶です。
羅臼岳にダイブ登って振り返ってのサルイシ岳
奥が硫黄山と思われる
奥が硫黄山と思われる
感想
山頂を踏破するならウトロ側からのピストンの方が楽なのは分かっていたが、京都の知人の車と私の車、折角2台有るのだから下山口の木下小屋に1台を停めて置き、もう一台で羅臼ビジターセンターの駐車場（羅臼温泉登山口側）に行き、縦走することにした。しかし、羅臼温泉側からの記録は少なく、殆どイメージ出来ずに登った。
結果、「泊場｝までは思った以上に崖に沿った笹藪のトラバースが長く、前半で神経を消耗した感があった。
本来なら熊の気配を気にしながら進まねばならないのだろうけど、トラバースの間はそんな余裕が無かった。
雪渓も残っているとのことで、ビジターセンターの案内では12本アイゼンとピッケル必須とのことだったが、前日に知床峠から見た羅臼岳に雪渓は見当たらず、自分はチェーンスパイクとストックを選択した。
「泊場」の前の沢では大きな岩の上のコースを選びながら進まねばならないので、ピッケルを持参しても、ストックは持参した方が良い。
雪渓は2か所残っていたが、一つは斜度が強く10本以上のアイゼンがお勧めだが雪渓を巻くことも出来たと思う。もう一つはチェーンスパイクで充分。
雪渓の周りが一番のお花畑だったのに、先を急ぐ気持ちが強くお花畑をゆっくりと堪能しなかったことを下山後に後悔した。
木下小屋に下山し置いておいた車で羅臼ビジターセンターまで車を回収に行ったついでに「秘湯 熊の湯温泉」を知ったこともラッキーだった。行かれる方は寸志をお忘れなく。
思った以上に長くハードな山行になったけど、それだけに思い出多い山行となりました。
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e-yazawa2016 さん
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