ゼロからの富士山と吉田口下山

- GPS
- 31:01
- 距離
- 70.1km
- 登り
- 4,199m
- 下り
- 3,402m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:51
- 山行
- 17:38
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 18:22
- 山行
- 11:36
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 14:35
| 天候 | 基本的に晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、海抜0mから1000mくらいまでは熱中症の危険性あり |
| その他周辺情報 | 吉田口下山後の温泉は泉水へ。下山後の団体バスが来ていることがあり、混雑していることが多い。 宿泊施設のPICA表富士は\3,776円で素泊可能。 |
| 予約できる山小屋 |
佐藤小屋
八合目池田館
九合目万年雪山荘
九合五勺胸突山荘
頂上富士館
江戸屋
胸突江戸屋
里見平★星観荘
白雲荘
|
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
|
|---|---|
| 備考 | PICA表富士は最大4名だが2口コンセントなのでOAタップのようなものがあるとシェアしやすい。 |
感想
今年、開山前からさんざんニュースになっている富士山へ、6年ぶりに登ってきました。
富士山は過去3回登っていて、うち2回は最高峰の剣ヶ峰まで登っています。
ご来光もすべての回で見ています。
富士山は、遠足登山を除けば、自分が初めて登山した山で、しかも昨年完登した百名山のうち、自分の一座目です。
そんな人は日本にごまんといそうですが(笑)
そういう背景もあって、自分にとってはお礼参り的なこともありました。
そして今回の富士登山は、自分の人生最後の富士登山と考えて計画しました。
富士山は登る山より見る山と思っています。
そんなこんなで今回のテーマは
・一度も使ったことのない吉田ルートを通る
・弾丸日帰りしかしたことないので山小屋に泊まってみる
・宝永山も未踏なので登ってみる
・真の頂上からご来光が見れたらいいな ← 単なる希望で優先度低
・ゼロから始める ← ここ重要
https://route3776.jp/
上記のリンク先では4日の行程を推奨してますが、自分は3日に詰めました。
初日はPICA表富士、二日目で六合目、最終日に頂上まで行って下山。
1日目、いままで登山した中で最もハードでした。
暑さを危惧して夜スタートしたのですが、風がほとんどなくじわじわと体力を削ります。昼間に出てたらとんでもないことになりそうです。
コンビニごとに休憩・補給をして歩きます。
歩く用にジョギングシューズを履いているのですが、もうだいぶ古くクッション性も失われてしまっているのか、脚への負担が登山靴以上にキツく感じました。
最後のほうは10分ごとに立ち休み、1時間ごとに20分のストレッチ休憩を入れる始末。今回一番の持ち物反省点でした。
PICA表富士に着いたときには疲労困憊。
アーリーチェックインしてシャワーで汗を流し、軽く衣類を洗って、ストレッチを入念に入れてからビール飲んで即昼寝。
翌日は本格的に登山道に入ります。靴も登山用に履き替え。
富士山は火山なので5合目以降はほぼ樹木がないのですが、5合目から下は森歩き。
斜度もなだらかで、楽しいハイクです。
六合目についてランチを取った後は、荷物をその日の宿泊地の雲海荘にデポして、未踏だった宝永山へ。
ザレザレの急登が辛かったですね。
ガスの中だったので眺望はありませんでした。
最終日は23時過ぎに出発。
ご来光を狙ったわけではなく、下山完了時刻からの逆算です。
消灯時間が20:30だったうえにあまり眠れておらず高山病が心配でしたので、五苓散を飲んでいきます。
9合目あたりから空気の薄さを感じましたが、高山病の症状までではないと思ったので効果があったのかもしれません。
その後、無事登頂を果たし、初の真の日本の最高地点3776mからのご来光。
個人的には吉田ルートと富士宮ルートの間のお鉢から見たほうが美しいと思うのですが、最高地点から見ることに価値があったとします。
下山は吉田口まで徒歩で。
これもひたすら長い。
おまけに自販機とかの補給も難しい。
水を多めに持ってきていたのが良かったです。
ゼロ富士をやってみて感じたのは、
・ロード用にランシューズを別途持っていくか、トレランシューズ(ゲイター必須)で行くと良いかも
・富士山5合目以降は(今更ながら)もはや単なる観光地
・1〜5合目はしっかりとした登山の雰囲気で出逢った方も気持ちの良い方ばかり
・1~5合目のほうが見どころが多い
です。
昨今話題になってる富士山の「弾丸登山」「軽装登山」による遭難について、私見ながら、5合目からの登山を禁止すればすべて解決するんじゃないかと感じました。
入山料を高くするとか、時間制限をかけるとか、いろんな施策・意見が出ていますが、結局5合目からの登山をするからいけない気がします。
実際、5合目から見上げると、山頂もすぐそばに見えますし、山小屋も密集して見えるため簡単に行けそうに思うのではないでしょうか。
そして案内板にも〇〇合目まで300メートル、のようにあってすぐ近くに感じるので、ここまできたら次のところまですぐだから、と撤退判断をしにくくしてしまっているようにも思います。
1合目から登るとなると2000m以上は登ることになるので、お気軽な大多数がそこで挫折するでしょうし、登るからにはどこで泊まるとか、きっちりと計画するでしょう。
1合目から弾丸日帰りできる人は猛者なので、一般人が口を出すような相手じゃないと思います(笑)
何より富士山の歴史的自然的なところを感じるには1〜5合目が重要だと感じました。とくに吉田ルートは良かったです。
ともあれこれで無事富士山卒業です/^o^\
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いけぽん
















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