やっぱ、すごいの一言 八ヶ岳(編笠山・青年小屋〜権現岳〜西岳)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,676m
コースタイム
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 13:40
天候 | 二日間とも曇り時々晴れ間あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰)「八峯苑鹿の湯」から鉢巻周辺リゾートバス⇒小淵沢駅から電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・編笠山は岩の多い山です。雨の時は要注意 ・権現岳は鎖場の登り、トラバースあり |
その他周辺情報 | 「八峯苑鹿の湯」は温泉・レストランあり(1泊も可) |
写真
とても岩の上にあがる勇気はなかったです。(笑)カメラマンさんありがとうございました。(大勢に頼まれ専属カメラマンになってました)
感想
僕にとっては年1回の大イベント!今年も師匠の勧めで八ヶ岳に決定。
昨年は赤岳だったので、今回は観音平からの編笠山・青年小屋〜権現岳を目指します。
帰りは観音平からのバスはないとのことで、西岳を廻り富士見高原ゴルフコース側に
下山し鹿の湯温泉で汗流す予定です。
昨年と同様、竹橋からの夜10時40分発の深夜泊バスです。
当日は東西線は人身事故で、大手町からの歩きとなってしましました。
いきなりのウォーミングアップで出掛けに飲んだ分が汗で消えてしまいました。(笑)
《1日目≫観音平〜編笠山・青年小屋〜権現岳
いつもながら、バスの中では眠れずウツラウツラ状態。そんな中で観音平へは予定より
20分も早い4時前に到着し10人程が下車。
みんなはしっかりヘッデン点けており、時間は余裕あるのに焦りを感じます。
真っ暗の中を手探りで電池装着、着替え、朝飯と慌しいです。
標識探そうと皆も駐車場付近うろうろしています。駐車場は満車状態で、車の外の寝袋で
寝てる人も見かけました。(寒くないのかな・・)
ようやく標識も見つかり、5・6人がヘッデン点けて4:30分青年小屋方面に向けて出発。
初めての三人組もいて(僕も同じ)聞いたり標識探しながら登ります。
1時間近くになるとヘッデンも外れ、熊笹の景色が見えてきました。
快晴とまではいきませんが、雨を一番心配してたので少し安心です。
時々日差しも木々の間から差し込みます。な〜んか眺望期待しちゃいます。
雲海までは厳しい登りもなく、快調なペースです。
雲海はちょうどよい休憩場です。
なんとまさしく雲海に浮かぶ富士山に感激です。
後から登ってくる登山者に”見えますよ〜”の一声。和やかになります。
押手川分岐に近づくにつれ、大きな石が目立ってきます。岩への矢印標識など
道もわかりやすく登りやすかったです。
押手川分岐までは体力・ペースともバッチリでしたが、・・・
この後は、岩・岩・岩ゴロゴロの連続でヘロヘロ〜めげそう!
筋肉の痙攣と息切れとの戦いで休み休みの連続です。
このきつさはどこまで続くのかと思いきや、なんと頂上も岩の山でびっくりです。
(コースタイムも大幅にオーバー)
残念ながらガス・ガスで眺望なしです。適当な石を見つけて一休み・・
天気を考えると何とか今日の内に権現岳までと先を急ぎます。
青年小屋へもかなり下らないと青年小屋も見えません。
相変わらずの石ころのくだりです。
ようやく青年小屋が見えてびっくり。青年小屋側からレコでよく見る大きな石・岩に
びっくりです。石に目印はありますが恐る恐るの石渡です。
(どこの河原から持ってきたのか?ぴょんぴょんといなばのしろうさぎかっ)
12時に青年小屋に到着。外はトタンで覆われてますが、中が広くてきれいなのに
びっくりです。
受付を済ませ、軽く昼食をとりながら、師匠に携帯で相談したら、今の時間なら
これから権現岳は間に合うとのアドバイスで行くことに決定。
荷物は最小限にし、コーヒー飲むためのお湯をもらい(100円、水はもらえません)
いよいよ、今回の一番の目標の山、権現岳に向います。
師匠のアドバイスの通り、ストックが邪魔になるくらいのガレガレです。
ガスが切れて時々編笠山が見えます。なだらかでとても石の山に見えません。
のろし場からの編笠山方面は青空も少しあり眺望はきれいです。
が・・権現岳と思われる山をみて足が止まりました。(もしかしてギボシかな)
ほんとにあんな山登れるのかなっ?とても無理、足がすくむ思いながらも、ここで負けたら
男じゃないぞっと自分に叱咤激励し行くことに・・
思ったとおり、ガレガレで這いながら登ってる気分。帰りが余計不安。
鎖場の登りやトラバースは難なく通過。
東ギボシ辺りで鎖のとぎれるところあり、恐る恐る進みます。
権現小屋が見えていたのに、後ろについてた団体の一人がギボシを頂上と勘違いし、
僕も少し戻るハプニングも。(知ったかぶりはダメ、プンプン!)
権現小屋に到着。いよいよ頂上に向います。登場手前で赤岳方面の標識ありますが、
ガスってまったく見えず残念。頂上は所狭しの中、団体さんで賑わってます。
若いお兄さんが写真撮るスポットにいたので、カメラ渡してお願いしたところ、
団体のおばちゃんも便乗。カメラさんご苦労様です。
おばちゃんは岩の上に登るやらで、大はしゃぎ。僕はおとなしく・・
権現小屋で休憩。コーヒー飲むつもりが白湯。(コンロまで持ってきたのに肝心な
コーヒー忘れてもうた。) お稲荷も持ってくればよかったと後悔先に立たず・・
おかげで、下山はお腹も空きヘロヘロ状態。
ギボシはつかまる鎖がないのでちょっと不安。それでも帰り際に登りました。
団体さんとは別れていたので、僕一人。写真だけ収めて下山。
青年小屋に着くとテン泊も多く、夕食の準備中のようです。
ヘロヘロの中、「乙女の水」に行きました。5分と記されてましたが、もっと遠く感じ、
ブツブツ言いながら。でも水は冷たくて最高に美味しかった。
生き返りました。もちろん青年小屋でのビールは最高でした。
一緒に飲める人とのタイミングを失い、一人でお酒飲み、疲れと寝不足で8時には爆睡。
山小屋で眠れたの初めて・・・ムニャムニャ
《2日目>観音平〜西岳〜富士見高原ゴルフコース・鹿の湯温泉
朝食は5時半と早く、予定より1時間も早く出発できました。
天気は相変わらずガスって眺望は期待できません。
山は別にしても青年小屋はもう一度来てみたい小屋です。
「乙女の水」で補給し西岳に向います。アップダウンの少ないなだらかな山道で緊張から
解かれてとても安らぎます。途中、編笠山が少し見え、子供の「やっほー」のやまびこを
耳にしながらののどかな山道です。
誰とも会わず、まさしく、ぶらりkanベー一人旅状態です。
西岳もほとんどが岩。時間の余裕もあり編笠山側を見ながら休憩をとります。
ガスって何も見えてなかったのが、雲が切れてあっという間に見えてきました。
雲の流れの速さに一頻り見とれてしまいました。(1時間近く休憩)
西岳を過ぎると一気に下りです。最初は岩が多かったですが、後は歩きやすい
山道です。時折、団体さんともすれ違うようになります。
不動清水に到着。水のみ場があり、冷たくて美味しいです。
ベンチもあり、ちょうどお昼時でコンロの出番。ようやく本物のコーヒーも飲め、
まったりんこ状態。
後は「八峯苑鹿の湯」を目指します。五又路分岐では該当の標識なく迷いました。
思った以上に遠かったです。ゴルフ場抜け、国道に出てからが長いです。
ようやく鹿の湯に到着もバスの時間を気にしながらの温泉です。
それでもさっぱりし、ジェットバスを使い足の疲れも一時的にほぐされました。
もちろん、お風呂の後の生ビール・・最高。すぐ体に吸収。大満足。
後はバスの中で爆睡・・・おやすみなさい・・
今回、青空の景色は望めませんでしたが、改めて山の荒々しさに足がすくむ思いを
しながらの山行でした。それでも青年小屋の雰囲気、山の壮大さには驚くばかりです。
風もなく、寒い思いはまったくなかったです。
一大イベントの長〜い2日間(感想も長〜い)が終わり、今年の夏も終わりです。
今週末から田舎へ帰るど〜(90歳のおふくろ待ってます)
なんか…とても感動です…
そして嬉しいです
いいお山ですよね…権現岳、編笠山、ギボシ…
あぁ…行きたいな
ありがとうございます。
権現岳はプリマさんにとって聖地でしたね!
僕にとっては初トライ。
苦しいながらも何とかクリヤできると嬉しいですね!
僕の場合はいつも自分の体力との戦いです。
すんなり登れる人達を羨ましく感じます。
でもマイペースが一番ってことを改めて実感しました。
プリマさんも介護が落ち着いて
たまには近場の山でも行ってストレス解消してくださいね!
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