記録ID: 7111412
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
【富士山】剣ヶ峰&宝永山(富士宮ルート↑〜プリンスルート↓)
2024年08月09日(金) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:47
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 7:48
距離 12.2km
登り 1,513m
下り 1,515m
6:33
2分
富士宮口五合目バスターミナル
14:21
富士宮口五合目バスターミナル
天候 | 天候:早朝は晴れ。朝7時以降は曇り&ガス、時々晴れ間 (下山後のシャトルバス乗車中に大雨となる) 風:山腹から山頂まで微風程度 気温:午前5時ごろの水ヶ塚駐車場で20℃前後 6時半ごろの五合目登山口付近で15℃前後 6時半ごろの登山口の情報で山頂は7℃前後 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
■アクセス ・東名高速/御殿場ICより一般道を利用し水ヶ塚公園駐車場へ (前日の23:50着、翌朝5時ごろまで仮眠) <東名高速/御殿場ICから水ヶ塚公園駐車場まで> ・距離:約23km ・所要時間:渋滞無しの直行で約30分で移動 ■駐車場について ・駐車場は上記の通り、水ヶ塚公園駐車場を利用 ・駐車料金:1,000円 ・駐車場内にトイレ、水道、自販機有り ■水ヶ塚公園駐車場よりシャトルバスに乗り換えて富士宮口五合目へ *道路の規制期間中は五合目にマイカーで乗り入れできないため、 シーズン中の富士山/富士宮口五合目の登山口へ向かうためには、 水ヶ塚公園駐車場から富士宮口五合目を繋ぐシャトルバスか シャトルタクシーに乗り換える必要があります。 1)シャトルバス ・運賃:大人往復2,200円 ・始発:午前6時。以後60分間隔で運行。五合目からの下り最終は19時 <この日の駐車場とバスの混雑状況は以下の通り> *8月9日、金曜日(お盆休みの前日) *天気予報:朝方のみ晴れ、以降は曇り&霧、午後から雨の可能性有り ・山行前夜の23:50ごろに到着し、駐車状況は5割未満。 翌朝5時ごろの起床時でも5〜6割くらいの駐車状況。 ・6時の始発バスに乗車予定で5時30分ごろから並びましたが、 この日の始発は2台配車(2台でMAX120名乗車)で6時始発の1台目に 乗れました(結果的にバス待ちなし) *但し、上記の駐車状況とバス状況はこの日の条件によるもので、 晴天予報や大型連休、土休日などは状況が一変し、もっと早くから 並ばないと始発に乗れない可能性があります。 (状況に応じて増便が出るようですが、それでも2年前の同時期は、 始発の増便が来ても乗り切れず、2便まで約1時間ほど待ちました) *やはり晴天予報の土休日の始発バスに確実に乗るためには、 前日入りして車中泊で早朝から様子を見て並ぶのが確実といえます。 2)シャトルタクシー ・運賃(目安):5,200円(22時〜5時は2割増) ・24時間利用可能 *タクシーもバスと同様で台数に限りがあり、全車が出てしまうと 暫く戻って来ません。従ってバスの混雑時はタクシーも同様に 待つ可能性があります。 *駐車場、シャトルバス&タクシーの基本情報はこちら↓ http://www.fujisan-climb.jp/access/mycar_control_fujisansky.html *富士登山オフィシャルサイトはこちら↓ http://www.fujisan-climb.jp/ (上記の2サイトは”その他周辺情報”の欄にもリンクを貼ってあります) ■コンビニ ・御殿場ICからの一般道沿いに大手コンビニが数軒あります。 但し、自衛隊の滝ヶ原駐屯地前を過ぎると無いので注意して下さい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ルート状況、山小屋情報など】 2024/08/09 現在 ・富士宮ルートは始点の五合目から山頂までしっかり整備されており、 特筆すべき問題はない印象。コースロープも張られているので、 道迷いの可能性もほぼないと思います。 *但し、上部は火山岩で急傾斜の道となるので、足元の躓き転倒と 急激な高度上昇による高山病などに十分注意してください。 (高度順応のために前日入りをお勧めします) *剣ヶ峰直下の”馬の背”は短いながらもザレザレの急斜面になります。 特に下る際は滑落しないよう、手摺りのある方を慎重に下るように してください。(写真24) ・御殿場ルート(御殿場口頂上〜宝永山〜富士宮口六合目まで)の 通称”プリンスルート”も富士宮ルートと同様に良く整備されており、 特筆すべき問題はない印象。 ・御殿場ルートから宝永山への分岐点手前(大砂走り手前)にある 砂走りの区間は、大砂走りと同様で靴に砂が入るのでスパッツ推奨。 また、この区間は深い砂を踵荷重で踏むとスムーズに下れます ・山小屋については、この日は今季の開山期間中のため殆どの山小屋が 通常営業していました。水や食料の購入、トイレも利用できます。 ・宿泊については殆どの山小屋が事前予約制のようです。 ・御殿場ルートは富士宮ルートほど山小屋が多くないのでご注意を。 |
その他周辺情報 | <下山後の入浴はこちらの施設を利用しました> ■裾野温泉 ”ヘルシーパーク裾野” https://susono-onsen.jp/ ・利用料:大人850円(3時間) ・内湯、露天それぞれ1槽ずつで、特に内湯の浴槽は40人くらい入れる 広さでゆったり浸かれる。浴場自体も広めで露天風呂は開放感有り。 ・湯温はどちらもややぬるめの印象。 ・晴天の日中であれば内湯、露天風呂ともに富士山が一望できる。 ・シャワーは制限付きなものの、1回の吐出時間が長めで使い易かった。 ・主なアメニティーはシャンプー、ボディーソープ、コンディショナー 脱衣所の洗面台にはドライヤー、綿棒などが常備されている。 ・立地的に富士宮口五合目から東名御殿場ICで東京方面へ帰る場合、 少し逆方向(西)へ向かうため、余分な距離と時間がかかってしまう。 ・人気の日帰り温浴施設のようで、入口や受付でかなり混雑していたが 館内に入ってみると、浴場や脱衣場などのキャパが大きかったので、 混雑していても煩わしさを感じることなく入浴できた。 *個人的にはこの点が非常に良かったので、富士宮口山行の際は今後も リピートしたいと思える温浴施設だった。 <その他、シーズン中の富士登山の主要情報など> *水ヶ塚公園駐車場、シャトルバス&タクシーの基本情報はこちら↓ http://www.fujisan-climb.jp/access/mycar_control_fujisansky.html *富士登山オフィシャルサイトはこちら↓ http://www.fujisan-climb.jp/ ・上記サイト内にシーズン中の富士登山に於ける各種料金や山小屋、 基本的なルール等、全4ルートの全般的な情報が記載されています。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
開山期なのでここ(水ヶ塚公園駐車場)からシャトルバスで五合目へ向かいます
8/9(お盆休み前日)の5:20時点で5〜6割くらいの駐車状況
朝から激混みかと思いきや、意外なほど空いていたので拍子抜けでした
8/9(お盆休み前日)の5:20時点で5〜6割くらいの駐車状況
朝から激混みかと思いきや、意外なほど空いていたので拍子抜けでした
シャトルバスの行列もこの程度。この日の始発は2台配車(2台で120名乗車)
5時半ごろから並んで6時始発の1台目に乗れました
(土休日はもっと早くから並ばないと始発に乗れないと思う)
5時半ごろから並んで6時始発の1台目に乗れました
(土休日はもっと早くから並ばないと始発に乗れないと思う)
登山口で様々な情報が得られるのもシーズン中ならでは
売店も開いているし、この先トイレの心配もないし。まさに至れり尽せり
そして何より、混雑覚悟で来たのに意外なほど空いてるし(ラッキー☆)
売店も開いているし、この先トイレの心配もないし。まさに至れり尽せり
そして何より、混雑覚悟で来たのに意外なほど空いてるし(ラッキー☆)
こちらは”オンタデ”。五合目〜八合目辺りまでたくさん咲いてました
富士山のような乾燥した過酷な環境で最初に根付く植物”パイオニアプランツ”のひとつだそう。左端には”イワオウギ”も
富士山のような乾燥した過酷な環境で最初に根付く植物”パイオニアプランツ”のひとつだそう。左端には”イワオウギ”も
各ルートでバラツキはありますが、富士宮ルートの九合目は標高3460m
今日はここまで上がってもそこそこ歩けているので体調は良い方でした
残り標高差は約300mほど。あと僅かですが、この先はさらにキツクなります
今日はここまで上がってもそこそこ歩けているので体調は良い方でした
残り標高差は約300mほど。あと僅かですが、この先はさらにキツクなります
奥宮の横には”日本一標高の高い郵便局”があります
ところで…「何でわざわざこんなところからハガキや手紙を出すの?」
と、イチイチ考えてしまうメンドクサイ(ひねくれ者の)私…(^^;
ところで…「何でわざわざこんなところからハガキや手紙を出すの?」
と、イチイチ考えてしまうメンドクサイ(ひねくれ者の)私…(^^;
山頂西側の風景はこんな感じ。火口周りのお鉢を見ても結構な大きさです
今日は午後から雷雨の予報が出ているのでお鉢巡りはパス
ちなみに正面の奥に見えるピークは山頂北側の”白山岳”になります
今日は午後から雷雨の予報が出ているのでお鉢巡りはパス
ちなみに正面の奥に見えるピークは山頂北側の”白山岳”になります
こちらは今登ってきた富士宮口の頂上付近
以前、画面中央の平地で見かけた、地圧による湧水で出来るという水たまり”コノシロ池”は今回も見当たらず…
(ここ何回か見かけなくなったが、もう出なくなったのか?)
以前、画面中央の平地で見かけた、地圧による湧水で出来るという水たまり”コノシロ池”は今回も見当たらず…
(ここ何回か見かけなくなったが、もう出なくなったのか?)
八合目の見晴館跡から15分ほどで御殿場口七合九勺の”赤岩八合館”に到着
通常営業していました。自家製野菜のカレーがおかわり自由だそうです
https://www.fujisan-akaiwa8go.jp/
(御殿場ルートは富士宮ルートほど山小屋が多くないのでご注意を)
通常営業していました。自家製野菜のカレーがおかわり自由だそうです
https://www.fujisan-akaiwa8go.jp/
(御殿場ルートは富士宮ルートほど山小屋が多くないのでご注意を)
ここまでガスガスでしたが、一瞬晴れて振り返ると富士山らしい景色が
あの山頂目指してこの大斜面をひたすら登っていく。それが富士登山
このシンプルで分かりやすいところが好きだし、良いと思う
あの山頂目指してこの大斜面をひたすら登っていく。それが富士登山
このシンプルで分かりやすいところが好きだし、良いと思う
また一瞬だけガスが切れて宝永山と馬ノ背が見えてきました
さっきまであの稜線を歩いていたんだなぁと。火口も少しだけ見える
登山道も見えますが、ザレザレの急傾斜で踏んでもズリズリ滑るので、上りでは使いたくない道だと思いました
さっきまであの稜線を歩いていたんだなぁと。火口も少しだけ見える
登山道も見えますが、ザレザレの急傾斜で踏んでもズリズリ滑るので、上りでは使いたくない道だと思いました
帰りのバス乗車中にバケツをひっくり返したような土砂降りに見舞われる
予報通りの大雨だったので、お鉢巡りをやめて早めの下山で大正解でした
(最近すっかりガス男になっていたが、幸い”雨男”にはなってないようだ)
予報通りの大雨だったので、お鉢巡りをやめて早めの下山で大正解でした
(最近すっかりガス男になっていたが、幸い”雨男”にはなってないようだ)
入浴を済ませて東名高速の鮎沢PAで食事にしました
今回は”塩さば定食”に単品の”モツ煮”をトッピング(二品で1,440円)
ここのモツ煮は具沢山で安定の美味しさ。でも、鯖は少し焼き過ぎだった…
今回は”塩さば定食”に単品の”モツ煮”をトッピング(二品で1,440円)
ここのモツ煮は具沢山で安定の美味しさ。でも、鯖は少し焼き過ぎだった…
感想
今回のお山は5月18日以来となる今年2回目の富士山へ。
天気予報は微妙でしたが、この翌日から始まる夏季連休期間の休日出勤前の最後の休暇だったので、山体力維持のトレーニングの意味も含めて登ってきました。
今回も歩き慣れた富士宮ルートで臨みましたが、これまで富士山に10回以上登っていながら宝永山は未踏だったので、下山はちょっと寄り道して御殿場ルート(プリンスルート)を使って宝永山も踏んできました。
当日は予報通りの空模様となり、早朝は晴れていましたが、日中は基本的に曇り空でガスに覆われて眺望はほとんど無しの状況に。
これまで何度も登って見てきた景色なので、この日が無展望でもそこまで残念な気分にはなりませんでしたが、初めて踏んだ宝永山と宝永火口の近辺だけはゆっくり眺めながら、周辺の雰囲気を味わってみたかったなぁと。これだけは少し心残りでした。
しかし、それ以外は夏季連休期間の休出前の山トレとして日本一の高所で良いトレーニングができたと思いますし、それより何より大好きな富士山を今日も無事に踏めたこと自体が自分の中では嬉しいことでした。
曇り空でガスまみれの中でも時折出てくる晴れ間では、富士山ならではの突出した高所での独特な雰囲気や相変わらずの巨大な噴火口、その周りを囲うお鉢の各ピークなど、これら全部がひとつの山の頂上だと思うと、この山がいかに高く巨大で他に類を見ない特別な山だと実感します。今回の山行でも富士山は凄い山だということを改めて感じた次第です。
個人的に富士山は自宅からも近くて手軽にアクセスできるお山なので、今後も機会を見つけて登り続けて行こうと思います。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:367人
コメント
この記録に関連する登山ルート

ハイキング
富士・御坂 [2日]
富士山(富士宮口五合目〜八合目〜御殿場ルート〜剣ヶ峰〜御殿場下り六合〜宝永山〜富士宮口合目)
利用交通機関:
車・バイク、 タクシー
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する