甲斐駒ヶ岳+仙丈ヶ岳(黒戸尾根発、地蔵尾根着:日帰り 14時間50分)


- GPS
- --:--
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 3,885m
- 下り
- 3,514m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒戸尾根は言わずと知れた一気のぼり、地蔵尾根は緩やかなシングルトラックが長々と続く |
その他周辺情報 | 補給ポイント:七丈小屋、北沢峠、仙丈小屋、地蔵尾根の下山前に十分水分必要 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
ふと、Patagonianさんとのやり取りで始まった今日の山行。過去に黒戸尾根から仙丈ヶ岳をピストンしたことはありしたが、南アルプス山脈を横断することまでは考えたことはありませんでした。
今回、Patagonianさんは柏木から仙丈ヶ岳を経由して北沢峠をピストンしていただけるという事で、チャレンジすることを決めました。
午前2時黒戸尾根竹宇駒ケ岳神社をスタート。前日の寝不足がたたりペースがあがりません。笹の平分岐から刀利天狗あたりまでは要所要所で数分座り込んで眠り落ちる瞬間も... 正直、陽が昇るまではキツかったです。
事前にPatagoanianさんとは北沢峠で落ち合うために、要所要所の行動時刻表を共有していたので、その時間にあわせてコースタイムの60%程度で無理せず進んでいきます。七丈小屋でようやく冷たい水でのどを潤し食事を済ませると一気に元気が出てきました。そこから甲斐駒山頂まではあっという間でした。
甲斐駒ヶ岳山頂周囲は多少風があったものの、山頂自体は無風状態で汗で濡れたシャツで多少寒気がしたので、これまで多少稼いだ時間を利用してシャツを乾かします。
甲斐駒ヶ岳の山頂からはこれあら目指す仙丈ヶ岳山頂もバッチリで遮るものは一切ありません。
まだ山頂でゆっくりしたいと思いつつも、先を目指します。
砂礫帯の山頂エリアを抜け六万岩、そして駒津峰へと足を進めます。更に、そこから双児山からひんやりとした樹林帯の下り道を抜け北沢峠到着、午前9時十分くらいでした。
予定の9時半をちょっとすぎたくらいでしょうか、予定通りPatagonianさんも北沢峠到着。Patagonianさんの道中は結構大変だったようで、こもれび山荘で補給し10時くらいに仙丈ヶ岳に向けて出発しました。
北沢峠から仙丈ヶ岳山頂までは1,000mの登り返し。しばらくは樹林帯です。来た道をそのまま折り返さなければならないPatagonianさんはこのときが一番キツかったそうです。
「とにかく、登り切るしかない!」そう言い聞かせながら、先を目指します。
やがて、樹林帯が開け周囲の様子が確認できるようになると、小仙丈ヶ岳の頂はもう目と鼻の先でした。
小仙丈ヶ岳から望む仙丈ヶ岳は結構なスケールで、これがたった標高180m高いだけのようには見えないほど、どっしりそびえてました。
引き続き、雲は少し出始めたものの快晴を遮るような状況でもなく周辺素晴らしい景色が広がります。もちろん、背後には今朝上がってきた甲斐駒ヶ岳の雄姿も。
小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳は、周囲の景色を楽しむようにむりせずゆっくり進みました。そして、待望の仙丈ヶ岳山頂。時間的なものなのか、甲斐駒ヶ岳山頂より仙丈ヶ岳の方がたくさんのハイカーがいました。
仙丈ヶ岳山頂で15分程度でゆっくりし、初の地蔵尾根に向かいます。
地蔵尾根はちょうど、TJARのコースの一部になってます。
最初、仙丈ヶ岳からの下りは岩稜エリアを抜けて進みますが、間もなく樹林帯に突入します。以降、急な下りはありませんが、全体として緩やかな下りがえんえんと続きます。途中、松峰小屋への分岐に到着するものの、まだ半分も来てません。Patagonianさんの調子は悪そうでしたが、小屋分岐以降はこのゆるやかなシングルトラックの下りを楽しみたいためマイペースで先を急ぎました。
それにしても長い、ゆるやかな下りなだけ高度を下げている感がない。
ただ、ちょうどヒトひとりがあるける細いトレイルですが、陽が明かるい限り迷うことはなさそうです。時折現れる道標が唯一の頼みです。
やがて、トレイルが林道に合流。その後も数回林道を横切り登山道にはいったり... そんなことを繰り返すうちに再び登山道っぽい土道に落ち着きます。どれくらい走ったでしょうか、20-30分もすると孝行猿の遺跡が現れました。ふもとに下りてきたという実感がわき、ほどなく登山道入口。近くに停めてあったPatagonianさんのクルマがあったので、ミスコースすることなく下り切ったんだ、と安堵した瞬間でもありました。
それから5分後、不調気味だったPatagonianさんも復活し、信じられないペースアップで登山口にゴールしました。
最後に:
その後、柏木の駐車場からPatagonianさんのクルマで、竹宇駒ケ岳神社まで送迎いただきました。前日11pmに自宅を出発し、10pmに帰着。長い長い一日でしたが充実感/達成感に満たされた一日でした。
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