南アルプス深南部 栗代川遡行〜関の沢川下降
mirai725
ymoon
コースタイム
11日：幕営地[7:20]→竜神の瀬戸→倉沢／こっぱ沢二俣[9:40]→1450m二俣[15:30]
12日：幕営地[7:40]→大無間山[11:00]→関の沢川1480m三俣[13:40]→田代沢出合[16:10]
13日：幕営地[5:30]→宇洞沢出合[8:40]→大井川合流点[11:05]
| 天候 | 4日間とも晴れのち夕立 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年08月の天気図 |
| アクセス |
・栗代川と寸又峡川の合流点に駐車 ・下山後は下記の要領で入渓点まで移動 �ヾ悗梁�川出合から、大井川対岸の尾根を登り返し、車道に出る ��大井川鉄道「接岨峡温泉駅」まで歩く ※尾盛駅から乗ることも可能だが、ダイアの都合上、今回は接阻峡温泉駅まで歩いた �１�泉駅まで乗車（接岨峡温泉駅→奥泉駅 \420） �け�泉駅にデポした自転車で、入渓点までサイクリング(約8km) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※一般登山道ではありません |
| その他周辺情報 | ・接岨峡温泉で入浴 |
写真
拍手栗代川を遡行して大無間の山頂に立ち、関の沢川を下降しました。
入渓点の橋から見下ろす栗代川。雨雲レーダーを見ていると、栗代川流域はここ数日、毎日のように激しい夕立だったので、まず増水していなくて一安心。
雨雲レーダーを見ていると、栗代川流域はここ数日、毎日のように激しい夕立だったので、まず増水していなくて一安心。
ゴルジュ地形はあるものの、軽く泳ぐ程度でした。
栗代林道を下降し、この辺りから入渓する人も多いらしい？
水量によっては苦労するようですが、今回は水流も弱く、ザックを背負ったまま泳ぎました。
少しだけ泳いで、滝左側のチムニーに取り付いて突破。
穏やかな河原が広がりますが、嵐の前の静けさのようで、なんだか不気味でした。
しばらく進みましたが、増水が怖くなり、結局ゴルジュの途中で撤退。
まるで深南部の底へ潜っていくような感覚。
水路を泳いで、側壁をクラック沿いに小さく巻いて滝の上へ。
続いて栗代川の核心部と言われる、水流の強い釜。ここはmirai725が飛び込み一発で水流を越え（お見事！）、バンド伝いに滝上へ抜けました。
ここはmirai725が飛び込み一発で水流を越え（お見事！）、バンド伝いに滝上へ抜けました。
ここで釣りながらのんびり大休止。
なかなか雰囲気の良い幕営地だったので、写真を一枚。（狭くて寝心地は良くなかったが）
美しい水が延々と流れる光景に、何だか感動…
この水が一体どれほどの命を育んでいるのでしょうか。
展望こそありませんが、素朴で良いピークでした。
途中、昔の杣人のものと思われる残置ワイヤーを発見しました（！）
標高差1000mを登り下りした後なので、もうクタクタ。
疲れた頭で懸命にルートを探し、前進しました。
写真を撮り忘れましたが、田代沢出合は素晴らしい幕営地でした。
前日に滝の多いパートを消化しておいたおかげで、順調でした。
水が岩を削り続けた年月が感じられる空間でした。
感想
ずっと行きたかった栗代川にやっと行くことができました。
ymoonとは以前より、栗代川を遡行して関の沢を下降するというルートについて話し合っていたので、今回実現できて感無量です！
過去の記録を見ると埋まってしまった？（渇水で水量が少なかった？）かもしれませんが、龍神の瀬戸の景色は圧巻で、地球の底を歩いているようでした。
また、気心知れた仲間と4日間も沢にいることができてたのは幸せな時間でした。
滝の登攀やゴルジュの突破だけでなく、沢での生活といった自然の中に身を置くことも沢登りの楽しさなのだと改めて思った山行でした。
こういう山行に付き合ってくれるymoonには改めて感謝です。
●山行概要
南アルプス深南部の大無間山に南側から突き上げる二つの大渓谷
栗代川を遡行し、関の沢川を下降した記録
●同じ山行の別の記録
所属山岳会：https://suac-sigaku.blogspot.com/p/blog-page.html
●同じルートを歩いた過去の記録
【山やへの扉】
http://blog.livedoor.jp/toshizo1211/archives/52582018.html
山のにほひ、磯のかほり
https://morisshi.dreamlog.jp/archives/84027823.html
※同じ山行のメンバーが別々に書いた記録
●感想
栗代川と関の沢川は、深南部の沢としては記録が多く、残念ながら冒険性は乏しい。本山行も全く同じルートの山行記録が既にWebにあった。それでも、深南部ファンとして、大無間山のピークを踏む形でこの遡下降をやりたかった。過去の記録をなぞる形になったことは少し妥協だが、山深い深南部を満喫でき、充実の4日間だった。
次はオリジナリティーのあるルートで深山を旅できるよう、また地形図を眺めてみようと思う。
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