山行記録: 三国岳・養老山《京都百名山No.26・27》

記録ID: 7202245

全員に公開

積雪期ピークハント／縦走

近畿

三国岳・養老山《京都百名山No.26・27》

2017年03月20日(月) [日帰り]

福井県京都府

山キチどんその他1人

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 05:59
距離: 10.9km
登り: 1,011m
下り: 1,011m

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歩くペース

とても速い

0.2～0.3

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 4:59
休憩: 1:00
合計: 5:59

距離 10.9km 登り 1,011m 下り 1,011m

9:21

66分

多門院駐車地点

10:27

10:31

24分

P409

10:55

11:45

34分

三国岳

12:19

25分

胡麻峠

12:44

20分

P655

13:04

31分

P631

13:35

13:39

57分

養老山

14:36

13分

胡麻峠

14:49

14:51

29分

出合

15:20

多門院駐車地点

天候	晴れのち曇り
過去天気図（気象庁）	2017年03月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車舞鶴市多門院の舞鶴若狭道の高架下に駐車アクセスを調べる my出発地登録

写真

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多門院集落から三国岳(616m)を望む

2017年03月20日 09:27撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 9:27

多門院集落から三国岳(616m)を望む

若丹国境への峠道は堰堤や倒竹で道は完全に失われていた

2017年03月20日 09:43撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 9:43

若丹国境への峠道は堰堤や倒竹で道は完全に失われていた

2017年03月20日 10:55撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 10:55

胡麻峠は丹波と丹後を繋ぐ道が越える

2017年03月20日 12:18撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 12:18

胡麻峠は丹波と丹後を繋ぐ道が越える

P655への斜面は雪がしっかりある

2017年03月20日 12:36撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 12:36

P655への斜面は雪がしっかりある

P655付近から見る青葉山(693m)は穏やかな山容

2017年03月20日 12:45撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 12:45

P655付近から見る青葉山(693m)は穏やかな山容

P655付近から三国岳(616m)を望む

2017年03月20日 12:46撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 12:46

P655付近から三国岳(616m)を望む

2017年03月20日 13:26撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 13:26

養老山からの戻りはP631を巻き林道を歩く

2017年03月20日 14:01撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 14:01

養老山からの戻りはP631を巻き林道を歩く

胡麻峠から多門院への下山路は送電線が走り展望が利く、歩いてきたP655から養老山への稜線が望める

2017年03月20日 14:41撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 14:41

胡麻峠から多門院への下山路は送電線が走り展望が利く、歩いてきたP655から養老山への稜線が望める

”出合“では多門院、与保呂、大唐地への道が分岐

2017年03月20日 14:48撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 14:48

”出合“では多門院、与保呂、大唐地への道が分岐

多門院登山口では鹿除けネットを開けて出る

2017年03月20日 15:08撮影 by SLT-A57, SONY

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3/20 15:08

多門院登山口では鹿除けネットを開けて出る

撮影機器：

SLT-A57 SONY

感想

山キチどん

　三国岳或は三国山と云われる山は、旧国名の三国の境にあるのが普通だ。今回の三国岳(616m)は丹後・丹波・若狭の境にある。丹後の国は、嘗て丹波に含まれ後に分離された。現在の都道府県では京都府に属している。舞鶴東ICを拘束を下り、駐車予定地の舞鶴市の多門院集落に入ったが集落内で適当な場所はなく、舞鶴若狭道の高架を越えた所に絶好な場所があり駐車した。
　再び高架を潜り集落の奥へと進み若狭への峠が越える地形図にあった点線道を進もうとすると電気の流れる獣害防止フェンスに囲まれ侵入を阻止されていた。谷間の切れ目から入って進んで行くと略道形はなくなり倒れた竹が谷間を埋め歩ける状態でなくなった。仕方がないので南側尾根の急斜面を這い上がり峠の南にある320m程度のピークに乗り上った。府県境尾根で踏み跡があり南東方向に進んで行くと高浜町の関屋（黒谷）に下る道の分岐を示す標識があった。送電鉄塔のあるP409に達すると開かれて展望が利いたが送電線が邪魔で余りいい景色とは言い難い。先月登った青葉山(693m)は直ぐ近くだがこの角度から見るといたって穏やかな山容に見えた。
　標高差200m余りを登り三国岳(616m)に達した。山頂域にはイワカガミの輝く葉っぱに残雪があり春は未だ来ていなかった。3等三角点「三国山」があり、すぐ近くには赤白に塗られた送電鉄塔があり養老山方向へほぼ稜線に沿って続いていた。南には老富方面への下山路が分岐していた。長い時間休憩し南西方向に踏み出すと送電線が交差し、次の鉄塔の位置で西の方向を変えているのを見落とし送電線に沿って直進してしまい15分ほどロスをしてしまった。
　胡麻峠は丹波の老富と丹後の多門院を結ぶ峠で下山時は、此処まで戻って多門院に下るつもりだ。何の表示もないが古道であることは一目瞭然だった。養老山への道は直ぐ南西側にあるP524を始めとしてアップダウンが続いている。中でもP655は顕著なピークで送電線は山頂を避け北側の山麓を通っている。北側斜面にはしっかり残雪が残り時として50㎝の深さがある。ピーク付近では展望地があり青葉山や振り返って三国岳、空山(561m)等を見ることができた。ジグザグに続く尾根は一直線に進む送電線と何度も交差しP631に到った。
　P631を西に下り鞍部から登り返しとなるが此の辺りはびっしりと残雪が付いていた。なるべく雪のない所を選び進みたいが、壺足で沈み込みの激しい処もあった。なだらかな稜線になり前方に養老山が見えてきた。北の鞍部を送電線が越え南に向きを変えて一段と雪が深くなった処に養老山(665m)山頂があった。展望はなく、2等三角点「養老ヶ岳」がある筈だが50㎝近い積雪で発見することはできなかった。
　来た道を引き返すがアップダウンを避けてP631手前から南山麓を走る林道に下り、P631と小ピーク二つを巻いて過ぎP655の麓で縦走路に戻った。林道の雪は意外に深く結構壺足に疲れた。P655は標高差60m余りの登りが存在感を示していた。胡麻峠に到ると休まずに先程見ておいた多門院への下山路に踏み出した。巻道から尾根道となり、上空に送電線が現れると南側が切り開かれ歩いてきた丹丹国境尾根の稜線が望めた。送電線が上空で交差し、“出合”に到った。指導標があり、「蛇切岩伝説」と記載があるが何のことだろう? 反対側は与保呂、もう一方は大唐地に分岐していた。
　舞鶴若狭道の高架に近づくと獣害防止の柵が阻んでいるが出入口があり紐をほどいて脱出した。登山道の入口に“出合”にあった「蛇切岩伝説」の案内板があり、昔倉梯村黒部にいた姉妹の姉おまつが叶えられぬ恋を儚み池に身を投じ大蛇に姿を変えた。村人は艾で大きな牛を作り、火を点けて池に投げ込んだ。大蛇は一飲みで艾の牛を飲み込むとお腹の中で燃え広がった。大蛇は俄かに振り出した大雨に流され大きな岩に激突し体が三つに切れた。村人は祟りを恐れ、頭を与保呂の「日尾池姫神社」、胴を行永の「どうだの宮」、尻尾を「大森神社」に祀ったという。集落内を歩き駐車地点に戻り登山を終えた。今日の立寄り湯は西舞鶴のたかお温泉光の湯、今年になって3度目の訪問だった。

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京三国岳・養老山《京都百名山No.26・27》

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