記録ID: 750108
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ハイキング
剱・立山
立山・剱岳〜駆け込み登頂〜
2015年10月23日(金) 〜
2015年10月24日(土)
富山県
はむぴ
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,331m
- 下り
- 2,353m
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1日目
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:50
| 天候 | 1日目晴れ/2日目曇り一時晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
日陰は11日の残雪がアイスバーン化していた。(10月24日時点) |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
信濃大町駅→扇沢→黒部湖→黒部平→大観峰を経て室堂へ。写真は観望台より。赤沢岳と針ノ木岳の絶壁のもと、黒部ダムがよこたわっている
5
10/22 15:07
信濃大町駅→扇沢→黒部湖→黒部平→大観峰を経て室堂へ。写真は観望台より。赤沢岳と針ノ木岳の絶壁のもと、黒部ダムがよこたわっている
日本一歴史のある山小屋という室堂に宿泊し、翌日からの縦走に備える
とくにこだわりがあったわけではないが(個室に固執したわけではないが言いたいだけ)一人でこの広々とした部屋を使った
豪華な夕餉。ヒレカツと春巻きの定食。食いだめしようとご飯を3杯もおかわりした
ゆっくりと室堂のターミナルから離れていく。残雪は、氷のようにかたい
40分ほど登ると、雄山の山頂につく。槍ヶ岳を中心とする荒々しい北アルプス核心部が目に付く
右から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳と、後立山の山波が美しい
雄山から大汝山にかけて日陰はアイスバーンになっており、短い区間だったがアイゼンを使用
富士の折立。2999mで、剱岳と同じ高さである。少し左を進んだところから適当に岩を登った。落石を起こさぬよう注意されたし
3
10/23 10:52
富士の折立。2999mで、剱岳と同じ高さである。少し左を進んだところから適当に岩を登った。落石を起こさぬよう注意されたし
真砂岳の稜線。小さな雪庇の跡が残っている。雪は柔らかくも、足が沈むことはなく、快適な稜線歩きを楽しめる
手書きの案内板。よく見かける。ここは吹き溜まりになっているようだ
別山の巻き道との分岐あたりから。ここは下るルートもあるが、足跡は見当たらなかった。
別山乗越を直進、薄い字で「剣御前岳」と書いてあった。2792mのピークで、剣御前と紛らわしい
剣御前の三角点に到達。ここから先はバリエーションルートな為、折り返す
先ほどの2792mピークから見た別山乗越・剣御前小舎と立山の一群
別山北斜面は、2時だというのに日没だ。肝心なところで雪に埋もれて使い物にならないロープほんと無能
テント内部。夜通し圏谷を吹き抜ける突風にテントは歪み、揺れる。こんなん寝れるわけないんだよなぁ…
翌朝は曇り空。予想より早い天気の崩れかと思ったが、低気圧接近前特有の擬似好天を期待して剱岳クライムオン
『前剱・門』の鎖場。 邪剣・夜逝魔性音みたいに軽率に必殺技っぽい名前をつけてはいけない
平蔵の頭を越える(登り専用)。なんかハゲてそうな名前だが、とにかく長いクサリ場だ
こんな平日に剱岳なんぞ登る人が他にいるのか〜と思ったらやはり外国の方だった。フランスとドイツ。本場アルプスを知る者だ… どちらまで行くんですか〜と聞くと…
2
10/24 8:17
こんな平日に剱岳なんぞ登る人が他にいるのか〜と思ったらやはり外国の方だった。フランスとドイツ。本場アルプスを知る者だ… どちらまで行くんですか〜と聞くと…
剱岳を越えて…？北方稜線…から…長次郎谷へ…？オーマイゴッド デンジャー デンジャー クライマーズオンリー(I don't recomend this route. weather is go bad. severe wind blast with snow!!)とか言って説得したところ、平蔵谷を下ることに決めた模様
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10/24 8:17
剱岳を越えて…？北方稜線…から…長次郎谷へ…？
オーマイゴッド デンジャー デンジャー クライマーズオンリー(I don't recomend this route. weather is go bad. severe wind blast with snow!!)とか言って説得したところ、平蔵谷を下ることに決めた模様
オーマイゴッド デンジャー デンジャー クライマーズオンリー(I don't recomend this route. weather is go bad. severe wind blast with snow!!)とか言って説得したところ、平蔵谷を下ることに決めた模様
岩の狭間を登るのではなく、もう正面から真上に。この脳筋っぷり、大好き。もう二度といきたくない
岩の表面が霜で覆われ、滑りやすくなっている。いわゆるエビの尻尾の小さい版
カニのヨコバイ・タテバイを過ぎると拍子抜けするぐらい難所はもうない。早月尾根分岐
記念すべき百名山20座目と同時に剱岳へのリベンジが決定した瞬間… ガスがね、、
小説「剱岳・点の記」でも有名な剱岳の三角点にふれ、下山開始。
ヨコバイに突入。彼が足を伸ばしている所には足場を示す赤いペンキが塗ってあり、分かりやすいが、ここが唯一ヨコバイで怖い場所となっている
1
10/24 9:11
ヨコバイに突入。彼が足を伸ばしている所には足場を示す赤いペンキが塗ってあり、分かりやすいが、ここが唯一ヨコバイで怖い場所となっている
クサリにもエビ。北ア特有のそよ風(迫真)が吹いているので少し寒い
剱岳山頂でも北方稜線を見てドン引きしていた彼らは、迷いなく平蔵谷を下りて仙人湯を目指しはじめた
もうもうと土煙を上げながら砂礫の雪崩とともに滑り下りていく姿をしばし見守る羽虫氏であった… グッドラック…
前剱北壁とかいうアトラクション。足場が氷のような雪→鎖に頼る→雪に埋もれた鎖が雪から解き放たれ、無事に死亡する三連コンボに怯えつつ慎重に足場を選び、登る
10/24 10:17
前剱北壁とかいうアトラクション。足場が氷のような雪→鎖に頼る→雪に埋もれた鎖が雪から解き放たれ、無事に死亡する三連コンボに怯えつつ慎重に足場を選び、登る
前剱まで下りたところで、雲が消え始めた。こうなるとわかっていただけに、悔しい
あのガスから一転、見たことのないような快晴に。擬似晴天フル稼働の様子
テントを撤収し、1時間の遅れをもって別山乗越を目指す。気温が高く、雪が緩んでいて登りやすいのがうれしい
快速下山。ところで途中すれ違った明日(25日)剱にアタックするというジャージ姿のおじさんは今夜の吹雪を全く知らないようだったが、大丈夫だろうか…
1
10/24 14:01
快速下山。ところで途中すれ違った明日(25日)剱にアタックするというジャージ姿のおじさんは今夜の吹雪を全く知らないようだったが、大丈夫だろうか…
装備
| 個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
アウター手袋
雨具
ネックウォーマー
着替え
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
水筒（保温性）
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
|---|---|
| 備考 | 箸を忘れる痛恨のミス |
感想
ま に あ っ た。
冬が来る前に北アルプスの百名山を一つでも落としておく
悲願の立山・剱岳制覇。
22日(水)
神奈川を朝7時に出て、延々と普通列車に揺られる
あまりに暇すぎてスマホゲーなどポチポチする
大町からアルペンルートで室堂へ。夕方は誰一人登山者らしき人はいない。
中略
23日(木)
お風呂付きのすばらしい山荘をあとにして山登りはじめ。
ザックには2日分の食料と水4.5リットルが入り、テントと冬用シュラフ合わせて
非常におもたい。
びっくりするほど足取り重く浄土山へ登った。
意外と急坂で辛かった。しかし、
その後は慣れたのかエンジンがかかったのか
CT1時間かかる一ノ越〜雄山山頂を40分で登るなどいつものペース
しかし空身で登る人に抜かされる、つらい。
富士の折立やら別山北峰、剣御前は
ザックデポデポマシーンと化した。
中身盗んでも仕方ないからね、しょうがないね。
中略��
「うわーここが有名な剱沢のキャンプ地かぁ〜すっごい人… がいない」
とか呟きながら雪の踏みしめ別山乗越から下りる。
剱沢一帯は俺のものだ！と言わんばかりに歌をうたう
雷鳥もギェーギェーないてた。
恵まれた萌え萌えボディから糞みたいな鳴き声
テントの設営のやり方なんてもうすっかり忘れ、
折節強風激しく吹き、テントで凧揚げ状態だった
風のないところを幕営地に選ぶ重要性を学ぶ。
(グラウンドシートの設置方法が「シートの上に出来上がったテントを乗せます」って書いてあったからそんなふうにしようとしたけど絶対むりだったよ…)
睡眠時間は無に近いまま24日の朝を迎える。
足の疲労は抜けた。幸い、痛みなどはない。
最小限の荷物だけ持って剱岳へ。
色々あって外国人と一緒になって
登頂した。めでたしめでたし
軽登山靴の限界はおそらく
太陽が出ていない場合−5℃ぐらいにあるのかなと思う。
自分の場合だが北アルプスや富士山の強風を加えた状態で
太陽が無いときには、土の凍る温度で足先に冷えを感じる。
山頂の視界がなかったし、
またリベンジしなきゃなあ…いやだなぁ…(うれしそう)
とりあえず、ありがとうございました！おしまい！
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富士の折立まで同行させていただいた者です。剱岳はかなり手ごわそうですね。無事に登頂されてほっとしました。
上げた写真の中でも色々と撮って頂いたものを使いました、
その節はどうもありがとうございました…！
shu-shiさんも立山登頂おめでとうございます。
shu-shiさんなら、ペースも早いし体力ありそうなので
剱岳余裕だと思います！
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