秋山二十六夜山~晩秋の里山で地図読み山行~


- GPS
- 04:22
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 479m
- 下り
- 544m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
東伏見++国分寺++高尾=[taxi]=局前BS ・上野原発秋山郷行きバスは8:43発1本のみ(9:25浜沢バス停着) ・上野原駅8:30集合としていたが、自宅最寄りの鉄道である西武新宿線が線路内立ち入りとかで10分遅れ。結局これが影響して高尾駅で1分差で乗れず。やむなく高尾駅から秋山・局前BSまでタクシーで駆けつける羽目に(総額17000円涙)。 なお、「局前BS」の”局”とは秋山郵便局のこと。 🔳復路 下尾崎BS=上野原++国分寺++東村山[志村けん銅像見学・反省会]++東伏見 ・下尾崎BSから上野原駅BSまでのバスも14:55下尾崎通過の一本のみ。しかも11月一杯で季節の運行が終了するので注意が必要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題がない 頂上付近は平坦で迷う可能性あり。 特に二十六夜塔の辺りは落ち葉が地面に堆積していて道が分かりにくい。下る場合注意。尾根の右側をトラバース気味に下ること。 |
その他周辺情報 | 上野原のバスは朝1本だけ。 下尾崎BSから上野原駅へのバスも一本だけで、かつ11/末で終了なのでくれぐれも注意。 |
写真
感想
■山行記録
NMCの募集山行で「秋山二十六夜山〜地図読み山行を兼ねて〜」に行ってきました。
ご機嫌な仲間が全部で6人。
上野原駅集合としましたが、自分は最寄りの駅で電車が遅れていることを知ります。
もともとつながりが厳しかったことで、朝1本しかない上野原のバスには間に合わず、リーダーだったこともあって高尾駅からタクシーを飛ばす羽目に(泣)。
秋山の谷あいの「局前」BSまで17000円の出費となりました。
局前から上の高田林道という未舗装の林道にあがり、そこから地形図に記載のある四等三角点を訪ねました。あらかじめ「点の記」を持参して三角点のあり場所は特定できていたのですが、抜かれていたか(最近は四等三角点は国土地理院の方でも抜点(ばってん)しているケースが多いそうです)土に埋もれていたかで発見することはできませんでした。
二十六夜山は低山で標高差も600mほどですが、最初の登りは厳しい。
別荘地の中はーはー言いながら登りやがて尾根上をたどることになります。
二カ所ほど岩場があって気を付けて登ると、明星平で三日月峠への道を分けます。
振り向くと青空の下に遠くの山々が樹々を通して望めます。
やはりこういう低山は秋から冬に限るね。夏なら展望はないし暑いから大変だなどと言いながら登ります。
途中わんちゃんを連れたソロをやりすごすと、平坦になり二十六夜山の分岐から頂上へ。2人の女性ともスライドし、このような山奥の低山でも結構人が来ているんだと感心します。
頂上は三等三角点「高ヶ子」(たかがね)。以前はこの山は高ヶ嶺山(たかがね)山と呼ばれていたが、月待ち講が陰暦の一月と七月の26日に行われるようになって、いつしか二十六夜山と呼ばれるようになったとか。
あまり月の事に詳しくないので同行のMさん持参の本で確認すると、月は新月から満月になりまた新月に戻っていくわけですが、その満月がご存じ十五夜。だから二十六夜とは三日月から新月へと月が痩せていく過程にある月ということで、そんな淡い光の中に、かつての秋山の里人たちは勢至菩薩などの仏さまを見出していたことになります。無病息災・養蚕の発展。そんなことをお祈りしながらの夜中の山頂での宴。
医学や交通や経済が発達していない平安のころ、貧・窮・病にまみれて生きるのに必死だった人たちが一縷の望みを月の光に託しながら貧しい宴を開いていたと思うと、なかなか感慨深い風習だなとも思えます。
頂上でお昼とし、お楽しみのお汁粉を楽しんだあとぽくぽくと下尾崎BSまで東の尾根を下りました。
歩きやすいジグザグの道を尾根から沢へ下り里に出ると秋の陽が静かに降り注ぐ下尾崎のBSとなりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する