イグルー泊で御在所岳・雨乞岳


- GPS
- 12:26
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,836m
- 下り
- 1,829m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:06
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 6:20
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今シーズンの冬山トレーニング第2弾として雨乞岳でイグルー泊をしてきました。アルプス縦走を想定した装備で22kg。
12月の鈴鹿でできるか不安はありましたが、40cm程度の積雪と鉱脈を見つければ問題なく作成でき、いい経験となりました。厳冬期アルプスのイグルー泊山行に向けて弾みがつき、いい形で今年の山納を迎えることができました。
■イグルー泊
東雨乞岳の東側1100m地点、林に入る手前でイグルーを設営。西風を林が防ぎ、東を見れば御在所岳と鎌ヶ岳を望み、四日市の街並みも見下ろせる好立地。積雪は40cm程度だが、軽く締まっていて良好な雪質。
軽いけど少し脆い雪、厚さ30cm、長さ60cmくらいの良質の材が簡単に切出せた。ただし屋根を作ろうと10~15cmくらいの薄い材を切ろうとすると崩れてしまい、屋根づくりで難航。厚さ20cmくらいなら折れず、安定した屋根を作ることができた。
予報では最低気温-4度、風速3m程度と温かい夜という事もあったが、イグルーの中は非常に暖かく、静かで快適に眠ることができた。
■中道登山口~御在所岳
中道は裏道分岐辺りから雪が現れ始め、キレットを過ぎた辺りから雪がつながる程度の積雪。踏み固められているので滑りやすい。が、そんな中、アイゼンの類を装着せずに登ってくる人の多いことに驚いた。7合目の岩場より上ですれ違った5名全員、である。いずれも初心者風ないし軽装外国人で、滑ったりおぼつかない足取りにこちらがヒヤヒヤ。事故が起きないことを祈るばかりだ。
■御在所岳西尾根
にぎやかな御在所岳を後にして西尾根へ。先行者はなく、積雪があるところはツボ足で膝下くらい。その一方で、尾根の細いところは雪が飛ばされ地面がむき出しのところも多い。
■コクイ谷出合い~七人山
スノーシューのトレースが2名分あり、七人山の手前で雨乞岳まで行ってきた先行者とすれ違う。ここもツボ足だと膝下くらいの積雪でラッセルを楽しむ。
■東雨乞岳の東側1100mでイグルー泊
林に入る手前でビバーグすることにした。西風を林が防ぎ、東を見れば御在所岳と鎌ヶ岳を望み、四日市の街並みも見下ろせる好立地。
七人山の登りはモナカ雪で、10㎝程度の固い層の下はサラサラの粉雪で絶望していたが、ここは踏み抜いた下まで固い雪だったことが決め手だった。
■雨乞岳~群界尾根
翌朝の雨乞岳は予報通りのガス。一方で東の空は晴れており、きれいな朝焼けと日の出を迎えることができた。
吹き曝しの東雨乞岳はまあまあの強風。神々しい天使の階段が下りる鎌ヶ岳を横目で見ながら雨乞岳を往復。
群界尾根も雪深い。登りは大変そうだが、下りはお構いなしで新雪に飛び込んで存分に楽しんだ。2名分のトレースがあり、3名の方とすれ違った。
■大権現ルート
トレースなし。1か所灌木と深い雪に阻まれ苦労したが、他は特筆する箇所なし。快適でした。
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