赤岳


- GPS
- 27:06
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,334m
- 下り
- 1,340m
コースタイム
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 3:50
天候 | 12月29日:曇り、12月30日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
緊張するのは地蔵尾根の上部数メートルと赤岳山頂から文三郎尾根に向かう山頂直下数メートル。 |
写真
感想
真冬の赤岳に日帰り登頂計画を立てて挑戦した。
赤岳山荘駐車場で車中泊。朝6時に起床して外気温を確認すると-7℃。サーモスに入れる紅茶を作りながら準備をして7時に駐車場を出発するもピッケルを忘れて駐車場に後戻り。40分程度のロス。
気を取り直して南沢を経由で行者小屋へ向かう。雪は駐車場からうっすらと積もっている。沢沿いを歩きながらゆっくりと高度を上げると徐々に雪が増えてきた。急な斜面もほとんど無く、樹林帯の歩行のため風も無くアイゼンをつける必要のないまま2時間ほどで行者小屋に到着。小屋前のベンチでは大勢の登山客が休憩や準備をしていた。気温は−10℃ほど。山頂の方の空を見ると厳しい天候が予想された。
頂上から降りてきた小屋発の登山者だろうか?ジャケットが真っ白な女性に声をかけると小屋発の地蔵尾根経由で既に山頂を往復したと言う。しかもピッケルはリュックのホルダーに固定したままストックだけで。
この先、地蔵尾根経由で稜線に出るとかなりの強風が予想されたがこの話を聞いて少し安心して行者を出発した。ちなみに8割程度の登山者は文三郎尾根を目指していたと思う。
地蔵尾根に向かうため急騰の樹林帯をゆっくり進む。文三郎尾根より人は少ないと言え、前後に登山者が見え隠れすので気持ち的に安心する。斜度がさらに急になると階段が始まる。階段は8割程度雪に埋まっている状態で何とか一段一段登れそう。その後、斜度はさらに急になり、先行者もいなくなる。わずか数メートルでもトレースのない急斜面のトラバースを横切るのは経験の少ない自分には緊張した。稜線に出ると予想通りの強風。赤岳天望荘までのわずかな距離も何度となく暴風体勢で足を止めた。
強風と全く展望の無い山頂方向を見て、赤岳天望荘到着時には登頂を諦めて下山の気持ちでいたが、同行の若者が赤岳天望荘に泊まると言うので中で休憩した。その後予約無しでも泊まれることと明日は天気が回復すると聞き急遽宿泊することにした。
当日は天候悪化のために多くのキャンセルが出たと聞いている。談話室で数名の登山客と会話をしたが、ベテランの登山者ばかりでとても興味深い話がたくさん聞けた。
翌朝は6時の朝食を済ませライトがいらなくなる7時前ぐらいに小屋を出た。予想以上の快晴と赤岳、横岳、阿弥陀岳の美しい景色に一気に気分が高揚する。山頂へ向かう急騰を登っていると、ご来光とその右側に富士山が浮かび上がる絶景のご褒美に感動した。山頂で数枚の写真を撮り早々に文三郎尾根を経由して行者小屋へ下山を始めた。
文三郎からは多くの登山客が山頂を目指していた。山頂直下に少々厄介な急騰があるもののゆっくり進めば問題ないレベル。その後、行者小屋で小休憩をして赤岳山荘の駐車場までゆっくり下山した。
脱初心者を目指してこの時期の赤岳に挑戦したが、色々なバリエーションの雪面を体験出来でピッケルやアイゼンの使い方の勉強になったと思う。ただ尋常じゃない寒さで末端(足と手の指先)対策は必要と感じた。雪が解ける前に硫黄岳への縦走や阿弥陀岳の登頂に是非挑戦したい。
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する