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Yamareco

記録ID: 7697076
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

鳴子周回

2025年01月13日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:09
距離
8.5km
登り
538m
下り
537m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:22
休憩
0:47
合計
4:09
距離 8.5km 登り 538m 下り 537m
10:17
73
鳴子温泉駅
11:30
11:39
18
11:57
12:09
26
12:35
12:44
20
13:04
13:09
32
13:41
13:53
33
14:26
鳴子温泉駅
天候 晴 時々 雪/雨
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
JR東北新幹線 5720円
 07:24 郡山
 08:12 古川
JR陸羽東線 IC682円
 09:19 古川
 10:06 鳴子温泉

滝の湯 300円
 14:50-15:20

JR陸羽東線 IC682円
 15:40 鳴子温泉
 16:26 古川
JR東北新幹線 6150円
 17:08 古川
 17:21 仙台
  :
 17:25 仙台
 18:05 郡山
その他周辺情報 鳴子温泉
@JR古川駅
仙台駅までの定期利用が多いことしか知らない古川駅で下車。乗り換えまで1時間あるので駅を出て街を散策しに行く。大きな銀色のアーチが気になり、西側に向かって歩いた。途中の案内板に「緒絶」という聞き馴染みのない単語に惹かれてより遠くへ行く。
2025年01月13日 08:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 8:15
@JR古川駅
仙台駅までの定期利用が多いことしか知らない古川駅で下車。乗り換えまで1時間あるので駅を出て街を散策しに行く。大きな銀色のアーチが気になり、西側に向かって歩いた。途中の案内板に「緒絶」という聞き馴染みのない単語に惹かれてより遠くへ行く。
@緒絶橋
その昔、荒雄川(江合川)は、玉造川と呼ばれていたが、この河道は現在の市街地の北部から南へ流れ、鳴瀬川と合流していた。この玉造川の流路は、七世紀頃から東へ流れを変え、現在の地形が形成されたと推定される。
玉造川の流路を変えた後には、川筋が残り、玉の緒(いのち)の絶えた川、即ち緒絶川と呼ばれ、この川の上に架けられた橋が緒絶の橋と呼ばれ現在に至った。
古川の地名は、この流れの絶えた川床の上に発達した名称によるものである。
緒絶の橋は初期万葉の時代から、「白玉之緒絶者信」(「しらたまのをだえのはし」・訓読は鎌倉時代初期成立の「万葉集佳詞」による)と詠まれ、源氏物語・藤待の巻では悲恋の心情を表現している。
(看板記載の内容を書き起こし)
2025年01月13日 08:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 8:44
@緒絶橋
その昔、荒雄川(江合川)は、玉造川と呼ばれていたが、この河道は現在の市街地の北部から南へ流れ、鳴瀬川と合流していた。この玉造川の流路は、七世紀頃から東へ流れを変え、現在の地形が形成されたと推定される。
玉造川の流路を変えた後には、川筋が残り、玉の緒(いのち)の絶えた川、即ち緒絶川と呼ばれ、この川の上に架けられた橋が緒絶の橋と呼ばれ現在に至った。
古川の地名は、この流れの絶えた川床の上に発達した名称によるものである。
緒絶の橋は初期万葉の時代から、「白玉之緒絶者信」(「しらたまのをだえのはし」・訓読は鎌倉時代初期成立の「万葉集佳詞」による)と詠まれ、源氏物語・藤待の巻では悲恋の心情を表現している。
(看板記載の内容を書き起こし)
@JR鳴子温泉駅
列車に揺られながら、鳴子温泉北部にある特別天然記念物「鬼首の雌釜および雄釜間歇温泉」に関する論文を読む。長らく活動が停止し調査もなされておらず謎多き特別天然記念物であったが、2023年の現地調査により熱水活動は一切認められない[1]と記載がある。
古川観光と鬼首の情報収集で満足感があるのだが、当初の予定である活火山・鳴子を登りに行く。
2025年01月13日 10:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
1/13 10:06
@JR鳴子温泉駅
列車に揺られながら、鳴子温泉北部にある特別天然記念物「鬼首の雌釜および雄釜間歇温泉」に関する論文を読む。長らく活動が停止し調査もなされておらず謎多き特別天然記念物であったが、2023年の現地調査により熱水活動は一切認められない[1]と記載がある。
古川観光と鬼首の情報収集で満足感があるのだが、当初の予定である活火山・鳴子を登りに行く。
@JR鳴子温泉駅
街は硫黄の匂いが混合されている。地名に湯元と付けるだけある。
駅舎、駅前ともに「こけし」をモチーフにした構造物が多い。
2025年01月13日 10:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 10:18
@JR鳴子温泉駅
街は硫黄の匂いが混合されている。地名に湯元と付けるだけある。
駅舎、駅前ともに「こけし」をモチーフにした構造物が多い。
@鳴子郵便局
ポストも「こけし」。
2025年01月13日 10:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
1/13 10:21
@鳴子郵便局
ポストも「こけし」。
@鳴子温泉湯元→胡桃ヶ岳登山口
除雪はここのカーブまでされている。自動車2台程度の駐車スペースがある。
雪山の端を通り、つぼ足のトレースに従って行く。途中でスノーシューのトレースになったので、合わせて私も装着した。
2025年01月13日 10:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 10:29
@鳴子温泉湯元→胡桃ヶ岳登山口
除雪はここのカーブまでされている。自動車2台程度の駐車スペースがある。
雪山の端を通り、つぼ足のトレースに従って行く。途中でスノーシューのトレースになったので、合わせて私も装着した。
@鳴子温泉湯元→胡桃ヶ岳登山口
日当たりのせいか、様々な雪質を味わう。重い雪質で歩き難いと思えば、サラサラなパウダースノーであったり一貫しない。
登山口までの道が意外と長い。
2025年01月13日 10:47撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 10:47
@鳴子温泉湯元→胡桃ヶ岳登山口
日当たりのせいか、様々な雪質を味わう。重い雪質で歩き難いと思えば、サラサラなパウダースノーであったり一貫しない。
登山口までの道が意外と長い。
@胡桃ヶ岳登山口
幹に立てかけられた登山口の看板は、木と色が同化していて見落としそうになる。トレースやピンクテープ等は無いので、地形と方角とGPSを頼りに歩いてみる。
2025年01月13日 10:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 10:59
@胡桃ヶ岳登山口
幹に立てかけられた登山口の看板は、木と色が同化していて見落としそうになる。トレースやピンクテープ等は無いので、地形と方角とGPSを頼りに歩いてみる。
@胡桃ヶ岳登山口→胡桃ヶ岳
人工物発見。登山口からここまでのルートが全く判然としなかった。
ここからは道が見えるので安心ではあるが、スノーシューを履いていても斜面は膝下が埋まるラッセルを強いられる。辛かった。
2025年01月13日 11:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 11:07
@胡桃ヶ岳登山口→胡桃ヶ岳
人工物発見。登山口からここまでのルートが全く判然としなかった。
ここからは道が見えるので安心ではあるが、スノーシューを履いていても斜面は膝下が埋まるラッセルを強いられる。辛かった。
@胡桃ヶ岳
ラッセルからの解放。
山頂標識の近くに雪に埋もれそうな三角点が見えた。山頂からの下りの道はよくわからず、急な斜面を不安になりながらもジクザクに下りる。
2025年01月13日 11:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 11:33
@胡桃ヶ岳
ラッセルからの解放。
山頂標識の近くに雪に埋もれそうな三角点が見えた。山頂からの下りの道はよくわからず、急な斜面を不安になりながらもジクザクに下りる。
@中ノ岳・胡桃ヶ岳分岐
なんとなく尾根を歩いていると、小さな案内板とトレースに合流。トレースの有無で歩きやすさが全く異なる。
2025年01月13日 11:47撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 11:47
@中ノ岳・胡桃ヶ岳分岐
なんとなく尾根を歩いていると、小さな案内板とトレースに合流。トレースの有無で歩きやすさが全く異なる。
@中ノ岳
潟沼方面は曇り気味。反対の鉄路・河川沿いは快晴で対照的。尾ヶ岳方面へもトレースがあるので有り難く利用する。
2025年01月13日 12:03撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 12:03
@中ノ岳
潟沼方面は曇り気味。反対の鉄路・河川沿いは快晴で対照的。尾ヶ岳方面へもトレースがあるので有り難く利用する。
@中ノ岳→尾ヶ岳
殆どの笹は雪に埋もれていても藪があるので歩き難い。トレースのお陰で藪をうまく回避できているが、独力では尾ヶ岳へ訪れたいとは思えない。
2025年01月13日 12:13撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 12:13
@中ノ岳→尾ヶ岳
殆どの笹は雪に埋もれていても藪があるので歩き難い。トレースのお陰で藪をうまく回避できているが、独力では尾ヶ岳へ訪れたいとは思えない。
@中ノ岳→尾ヶ岳
尾ヶ岳と中ノ岳の間にあるピークを境に、藪がなくなり木々の間が広く歩きやすい空間になる。
2025年01月13日 12:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 12:26
@中ノ岳→尾ヶ岳
尾ヶ岳と中ノ岳の間にあるピークを境に、藪がなくなり木々の間が広く歩きやすい空間になる。
@尾ヶ岳
光がさし雪が煌めく中、尾ヶ岳に到着。
ヤマレコでログが残っているのは僅か3件。マイナーではあるが、大抵の奥羽山脈にある活火山を登っていて、ここだけ登らない訳にはいかなかった。
2025年01月13日 12:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
1/13 12:36
@尾ヶ岳
光がさし雪が煌めく中、尾ヶ岳に到着。
ヤマレコでログが残っているのは僅か3件。マイナーではあるが、大抵の奥羽山脈にある活火山を登っていて、ここだけ登らない訳にはいかなかった。
@尾ヶ岳→中ノ岳
潜っては掻き分ける。これの繰り返し。
2025年01月13日 12:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 12:55
@尾ヶ岳→中ノ岳
潜っては掻き分ける。これの繰り返し。
@中ノ岳
再び中ノ岳に戻ると、先ほどの曇り空から晴れ間が覗き、潟沼周辺の景色もよく見える様になった。
2025年01月13日 13:06撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 13:06
@中ノ岳
再び中ノ岳に戻ると、先ほどの曇り空から晴れ間が覗き、潟沼周辺の景色もよく見える様になった。
@登山口
2025年01月13日 13:30撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 13:30
@登山口
@潟沼
2025年01月13日 13:40撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 13:40
@潟沼
@潟沼
2025年01月13日 13:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1/13 13:45
@潟沼
@滝の湯
小雨降る中、傘をささずアウターの防水性能を信じ歩くものの手先が冷たい。冷たい体を温めたく、坂道であっても歩みを早める。入浴料は300円。入浴は30分を目安に上がる様にと言われる。人数制限の関係なのかなと思っていたが、風呂場に入ると濃い湯けむりが充満していた。温度は約45℃、熱すぎる。奥にあるお風呂はぬるめ(熱い風呂に浸かったせいで普段の感覚がわからない)。これまで入った温泉の中で2番目に熱い。1番は青森の恐山温泉。
2025年01月13日 15:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
1/13 15:19
@滝の湯
小雨降る中、傘をささずアウターの防水性能を信じ歩くものの手先が冷たい。冷たい体を温めたく、坂道であっても歩みを早める。入浴料は300円。入浴は30分を目安に上がる様にと言われる。人数制限の関係なのかなと思っていたが、風呂場に入ると濃い湯けむりが充満していた。温度は約45℃、熱すぎる。奥にあるお風呂はぬるめ(熱い風呂に浸かったせいで普段の感覚がわからない)。これまで入った温泉の中で2番目に熱い。1番は青森の恐山温泉。

装備

個人装備
インナー(シャツ・Tシャツ・スウェット・タイツ) アウター(ジャケット・ミッドジャケット) ボトムス 長靴 スノーシュー ゲイター 帽子 手袋 鞄(リュックサック) 熊よけ アクエリアス(500ml)×2 ゼリー飲料×2 スマホ(iPhone SE 3rd) モバイルバッテリー 財布

感想

論文にある座標を基に、山の地名「鬼首の雌釜および雄釜間歇温泉」を作成しました。訪れようとする奇特な方は、是非ログと写真と体験談を記して特別天然記念物の解除の可能性があるこの地の現状を発信して欲しいです。
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=77578

[1] 吉田靖志, 国指定特別天然記念物としての「雌釜・雄釜間欠泉」の現状評価, (2023), 温泉科学(J. Hot Spring Sci.),72,200-207
http://www.j-hss.org/journal/back_number/vol72_pdf/vol72no4_200_207.pdf

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