経ヶ岳《日本二百名山》
長野県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,636m
- 下り
- 1,668m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2007年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
下山口：帯無川林道ゲートから自転車で登山口に戻る |
| その他周辺情報 | みはらしの湯羽広荘\600 |
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経ヶ岳八合目より
黒沢山山頂より
感想
明るくなりだした5:45仲仙寺・羽広観音に登山の無事を祈願し歩き始めた。なだらかな斜面にジグザグに登山道が付けられているが短絡してもさして急ではなく踏み跡がしっかりしている。杉の植林帯を淡々と進むと1時間足らずで四合目の標識が現れた。その後九合目までしっかり合目表示があり登山の目安になる。登山道は稜線を少し外れトラバース気味に付いている。展望がないまま七合目（1,918m）に達すると4等三角点「蔵鹿山」があり南東側の展望が僅かに開け、南アルプスが顔を覗かせてくれた。
更に30分登ると八合目蔵鹿の頭(約2,150m)で経ヶ岳を望む最高の展望地だった。快晴の空の下、南アルプスは北から南まで一望でき、更に八ヶ岳、蓼科、霧ヶ峰、浅間山、美ヶ原が連なり、この角度から見て初めて美ヶ原、霧ヶ峰の大きさを知った。そして南西方向には、木曽駒ヶ岳、宝剣岳から始まる中央アルプスの山並み。経ヶ岳は権兵衛峠(1,523m)を挟んで木曽駒ヶ岳に連なる中央アルプスの外れにある日本二百名山なのだ。ズームアップすると天狗荘と宝剣山荘も見ることができた。
十分展望を楽しみ稜線を進んだ。2,182mの4等三角点「雪梛」がある筈で探すが発見できなかった。暫く行くと侵入を阻むかのようなテープが張られている箇所を過ぎるとすぐにピークに達し、そこに九合目の表示があった。大泉山(2,252m)を越えると経ヶ岳(2,296m)の山頂に達した。樹林帯の山頂は南と南西に木立の僅かな隙間があり、木曽駒ヶ岳と仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳を望むことができた。山頂には2等三角点「経ヶ岳」と小さな祠があった。
経ヶ岳の現状はこのルートをピストンするしかない。昭文社地図には北の黒沢谷から黒沢山を経由してのルートが赤実線で記されているが、数年前の災害で相当荒れているようで通行困難らしい。単純ピストンは性に合わないし何とかバリエーションルートはないかとホームページを調べていると「等高線の狭間から」というページに帯無川から黒沢山に行った記録を発見。これを頂いて下山路は黒沢山経由帯無川とした。
九合目まで戻り北東に下る尾根の取付きを探すが、これが大変だった。来るときも明確な分岐は分からず、また昭文社地図と他のガイドブックの九合目の位置が食い違っており混乱してしまい徘徊すること35分、諦めかけたころ微かな踏み跡を発見した。結局4等三角点「雪梛」と九合目の間にあった進入を阻むテープが黒沢山への道だったのだ。
この道は凄い藪で最早登山道としては機能していないような状況だった。笹藪を泳ぐように進み、九合目から下り切ってP2045に登り返すとき、経ヶ岳八合目のピークが見え登山者が2〜3人動いていた。人だ、しかしこっちに来ることは100%ないだろう。足元には辛うじて踏み跡が残っているようだが笹・笹・笹の連続でついつい見失いがちになる。藪漕ぎ2�劼嚢�沢山直下の登りに掛かり黒川谷との分岐の手前まで登ると展望箇所に出た。南アルプス、御嶽山の展望がよく暫し写真撮影に勤しんだ。
黒沢山の西肩で黒川谷への道を分け東に進むと踏み跡はかなり怪しくなった。400m進み黒沢山(2,127m)山頂に達した。最高所を少し過ぎた展望のある地点に小さな山頂標識があった。そしてここは3等三角点「大泉所山」がある筈だが笹が覆いつくし発見できなかった。南アルプスの展望が良く暫し休憩。
藪漕ぎはまだまだ続く北西に1.3��P1952まで進んだ。黒沢山の先は踏み跡も全くなく笹を分け黙々と進んだ。樹林帯で分かり難い地形を読み尾根の分かれ目を見逃さず40分掛かってそれらしいピークに辿り着いた。その少し先にホームページで見た「木下区25番」のプラスチック看板、これはこの辺りの山林が木下区の区有林でその境界を示しているものらしい。
この看板で90度右に曲がり東南東に続く尾根を下った。勿論笹藪は続く。26番、27番・・・境界標の番号が加算され29番まで来たとき藪が薄れ林業の作業道であろう道が現れた。これで一安心だ、踏み跡を辿り帯無川へと下って行った。だんだん傾斜が強まりとても直降できるような斜面ではなくなった。踏み跡は巧妙に右に左にと振りながら下っている。
標高1,220mで帯無川に達し右岸に渡渉した。川沿いに下り渡渉を5回ほど繰り返すと堰堤が現れ、右か左かどちらを巻くか分からず右に突っ込むと下はとても行けそうにない。左に回ると何とすぐそこから林道が始まっていた。しかしここからの林道は最早その機能を失い、林道跡となっていた。現在の林道終点はこの先1.1�劼嚢�場になっていた。更に1.2�卻發�とゲートがあり帯無川の南北に林道が分かれ南側に自転車をデポしたが北側のゲートはすぐ近くで、選択を間違ったようだ。
自転車で7�卅�って羽広観音へと戻った。ほぼ平坦道だが、折りたたみ自転車では登りがきつかった。30分掛かって登山口に戻った。立ち寄り湯は登山口近くにある“みはらしの湯”羽広荘で汗を流した（入浴料\600）。ここは名の如く見晴らしは最高で露天風呂からは南アルプスが一望できた。入浴後は明日登る奥茶臼山の登山口へ65�勸榮阿靴拭�今日も疲れて19時に就寝した。
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