武奈ヶ岳ー軟雪の踏み抜き地獄ー


- GPS
- 11:07
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,371m
コースタイム
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 11:01
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
公共交通機関を用いて冬の武奈ヶ岳登山となると、比良駅からの往復しかない。京都バスの朽木線、江若交通の堅田からの路線も冬場は運航していない。比良駅からイン谷口までは徒歩約1時間、往復で2時間近くかかる。冬場は日が短く残念である。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コースルート> 比良駅→イン谷口→大山口→(正面谷)→金糞峠→(ヨキトウゲ谷)→中峠→ワサビ峠→(西南陵)→武奈ヶ岳→コヤマノ分岐→イブルキノコバ→北比良峠→(ダケ道)→大山口→イン谷口→比良駅 <コース状況> 寒波後の晴天高温の日のせいか、積雪多いが無風。渓谷、樹林帯は、軟雪で踏み抜き多し。 <危険個所等> 金糞峠からヨキトウゲ谷沿いの中峠までの徒渉絡みの道、中峠からワサビ峠への道、コヤマノ分岐からイブルキノコバへの道は踏み抜き多く注意。 スノーシューまたはワカンは必須だと思う。 |
写真
武奈ヶ岳に行く人たちは、アイゼン、ピッケル、ワカンまたはスノーシューを携帯している。(数年前までは、武奈ヶ岳でピッケルを持った人あまりいなかったのに。)
感想
こんなに、疲れた雪山は初めてだ。今回の武奈ヶ岳登山、数年ぶりの最強の寒波到来、積雪期待大。日曜日ということで、若い登山者が多く、その装備は、アイゼンは勿論、スノーシュー、ワカン、それとピッケルを持った登山者が多いのが印象的だった。 数日来の寒波から一夜明けて、天気は良いが、温度が高く、無風。金糞峠からヨキトウゲ谷を遡り中峠に向かう。川中の岩の上の積雪、渓谷斜面の積雪を踏み抜きに注意しながら徒渉を繰り返し中峠に向かう。中峠に着いた時、アイゼンを外してワカンを履こうかと迷ったが、ここ数年、ワカンを触っておらず、履き替えるのも面倒なのでアイゼンで押すことに・・。ワサビ峠に向かうコヤマノ岳の斜面を巻き気味に降りる登山道、口ノ深谷の支流を越え、源流を峠へと詰める沢道?では踏み抜きの連続。ひどいときには1m程踏み抜き、足が抜けない、ストックで踏み抜きまわりの雪を崩し、ようやくに足が抜ける次第、しかしまた何メートルも行かぬ間にまた踏み抜き。無理してでも、ワカンに履き替えておくべきだった。踏み抜きの連続。ワサビ峠に着いた時は、もうヘトヘトだった。当初予定していた北稜経由で細川越えからの下山プランは放棄。でも、少し歩いて、西南稜から武奈ヶ岳を臨んだ時は、最高の画面、疲れも、この一瞬だけは吹っ飛んだ。武奈ヶ岳登頂、下山はイブルキノコバから帰ることにした。足は結局アイゼンスタイルのまま通す。案の定、こちらも踏み抜き連続。八雲ヶ原に着いた時はもう薄暗くなっていた。拙いことに、ヤマレコのアイフォンがバッテリ低下するので、モバイルバッテリで充電しようとすると、接面が濡れているとのエラーのため充電できない(多分、不覚にもスマホが溶けた雪に接して濡れたと思われる)。 ヤマレコの地図が使えない。最近はヤマレコに頼り切りだったので少し心細い。八雲ヶ原から北比良峠へのルート位簡単にわかると思っていたが、雪のため道が見えず。少し頭を冷やして冷静に探すと、ダケ道は見つかり、ことなきを得た。ダケ道の下山は積雪のおかげで非常に歩きやすかった。とにかく、面倒くさいからワカン、スノーシューへの履き替えは止めてそのまま行こう、とか、道が怪しく感じても地形図、コンパスで確認はせずに進むとかは、止めなければ・・・、こんな油断が登山では致命傷になる可能性がある。まず、次回雪山までには、ワカン、スノーシューのすばやい操作に習熟しておかう。
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