八ヶ岳 河原奥の氷瀑

過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
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その他周辺情報 | ⚫︎県連救助隊5人での訓練山行 |
写真
感想
訓練山行3日目
当初の予定は、赤岳鉱泉からジョウゴ沢に入り、F1, F2, ナイアガラの氷瀑を登って、稜線に抜ける計画でした。しかし車で美濃戸口に到着すると、この先の駐車場が満車のため、通行止めになっていた。。毎日日帰り下山方式が裏目に出てしまいましたが、ゲートをどかして車を進入させ、そこからすぐの河原奥の氷瀑という所で、アイスクライミングの訓練へと変更しました。この臨機応変さは、さすが経験豊富なKさんならではだと、感心しきりでした。
河原奥の氷瀑は左右2つあり、右側の氷瀑はそこそこ高さや幅もあって、初級者のリードの練習にもってこいな感じでした。左側の氷瀑は沁みだし氷と言うそうで、普段は水が染み出す程度で沢のようには流れていないので、カーテン状につららの塊が下がっているバーティカルな滝。滝の上は、土付きの崖が連なっていて、終了点が取れないので、左側斜面を歩いて登って回り込み、上にある木からTRを垂らして登られる滝。今回の訓練山行の卒業試験的な位置づけとなりました。
先ずは右側の氷瀑を2本ほどリード練習。リードで登るのは初めてなので、1本目は最初にリードしていただいたふくふくさん(ありがとうございます)のスクリューをそのまま残置してもらい、それに先にかけてから、その近くにスクリューを打って登るやり方で練習。3本のスクリュー(氷が立ってくるところで1本打ち忘れ)を差してTO。2本目は、残置スクリュー+傾斜が立っている所だけ、スクリューを1本自分で足し打ちしてTOし、ロープは連結無しの1本のみ使用だったため、懸垂で降りて回収もやらせていただきました。
回収は、まだまだぎこちなくて時間もかかり、ミスもあったので、もっと練習していきたいと思います。それでもTRなしでの初リード練習と、回収が出来たのは、今後につながる良い経験となりました。
左の滝は先客(我々より後に団体さんが来て、先に帰られました)がまだいたので、右の滝の端の方でアバラコフ作成の練習。その後空いた左の滝へ。TRで、スタンス、ホールドもよく、見た目ほどは難しいとは感じずにノーテンTOできました。普段からのフリークライミング練習の成果であることを強く実感しました。Kさんからも上手くなったと言われて嬉しかったです。今後もクライミングは続けていきたいと思います。
この日ジョウゴ沢には行けませんでしたが、3日間充実した訓練山行となり、学ぶこと、楽しかったことがたくさんあり、Kさんには感謝してもしきれません。またよろしくお願いいたします。
備忘録・課題
・懸垂下降での回収の習熟度、精度を上げる。
・傾斜が立っている所の、スクリュー打ちの安定感を上げる。
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