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記録ID: 7849906
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ハイキング
金剛山・岩湧山

寺谷〜湧出岳〜伏見峠 (藤原太一の孫の令和七年二月 金剛山登山)

2025年02月27日(木) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 大阪府 奈良県
 - 拍手
GPS
03:01
距離
7.0km
登り
633m
下り
632m

コースタイム

日帰り
山行
2:21
休憩
0:37
合計
2:58
9:45
13
金剛山ロープウェイ前バス停のトイレ
9:58
9:59
48
10:47
10:49
10
10:59
11:01
18
11:19
11:21
7
11:28
11:31
14
第二十一番経塚
12:17
19
伏見峠
12:36
7
12:43
金剛山ロープウェイ前バス停
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
二週間前とは違つて最初から雪道
1
二週間前とは違つて最初から雪道
寺谷分岐 ・初めて寺谷の道を行く
寺谷分岐 ・初めて寺谷の道を行く
水場有り
小瀧有り
枯れ瀧? つららが出来てゐる
枯れ瀧? つららが出来てゐる
期待通りの雪を樂しむ
期待通りの雪を樂しむ
寺谷ベンチ ・水場有り
寺谷ベンチ ・水場有り
急斜面を登る
是を登ると ---
岩屋文殊の傍に登り着く ・岩屋文殊に寄つて手を合はせる
岩屋文殊の傍に登り着く ・岩屋文殊に寄つて手を合はせる
湧出岳を目指し「ロープウェイ」方面へ
湧出岳を目指し「ロープウェイ」方面へ
此処,誤つて下り (細尾谷方面) を取つて仕舞つた
此処,誤つて下り (細尾谷方面) を取つて仕舞つた
間違ひに気づき戻つて来た ・案内板が有つた
間違ひに気づき戻つて来た ・案内板が有つた
一の鳥居に合流
湧出岳山頂の手前には電波塔と,使へない展望塔が建つてをり興を削ぐ
湧出岳山頂の手前には電波塔と,使へない展望塔が建つてをり興を削ぐ
傍に第二十一番経塚
傍に第二十一番経塚
経塚前から湧出岳山頂 (三角點) を望む
・團體さんはすぐには離れさうにないので三角點に行く事は諦めた
経塚前から湧出岳山頂 (三角點) を望む
・團體さんはすぐには離れさうにないので三角點に行く事は諦めた
足元の惡い道を下つて行く
足元の惡い道を下つて行く
均された道に合流 ・寫眞は来た道を振り返つて寫す
均された道に合流 ・寫眞は来た道を振り返つて寫す
ちはや園地着
大屋根廣場で腹拵へ
大屋根廣場で腹拵へ
小さな雪達磨有り
小さな雪達磨有り
雪の積もつた舗装道、早足になる
雪の積もつた舗装道、早足になる
此の後,若い外國人とすれ違ふ
此の後,若い外國人とすれ違ふ
其のうち使はうと思つてゐた細尾谷は通行止か?
其のうち使はうと思つてゐた細尾谷は通行止か?
寺谷分岐に戻つて来た ・この後,走つてバスに間に合はせる
寺谷分岐に戻つて来た ・この後,走つてバスに間に合はせる

感想

 先々週に引き続き、金剛山。地図を見れば歩いたことのない道、歩いたものゝ記憶にない道が少なくない。是迄,金剛山を避けてきた反省と後悔。ヤマレコに記録の有る六回を、今年一年で超える事を目標とした。今回は初めての寺谷で登り、恐らく廿年以上ぶりとなるであらう湧出岳山頂。伏見岳経由の下山路は歩いた事が有るかどうか記憶が定かではない。
 金剛山を避けてきた大きな原因の一つである小深線バスの混みやうだが、バス出発時刻の二十分前にバス停に到着した所、既に多くの登山者がバス待ちで列を成してゐたものゝ難なく座れた。それ程混まないのではないかとも思つたが、出発の時刻には矢張り満員となつた。但し是も季節によつて違ひはあるだらう。

 金剛山ロープウェイ前バス停到着。雪が積もつてをり、先々週とはまるで違う風景。しかも風なく大した寒さはない。雪山を樂しむ絶好の日和といふ安堵と期待と同時に、簡易スパイクしか持つて来てゐないといふ不安も感じた。また先々週,持つて来た方が良いかも知れぬと思つたストツクもすつかり忘れてゐた。
 林道を登つて行く。先々週下りて来た文殊尾は積雪で取付きが分からぬ。雪の怖さを感じた。幸はひ寺谷の取付きは雪に埋もれてゐなかつたが、ヤマレコアプリの地図がいつものやうに表示されず、余計な時間を食ふ。再起動もしてみたが直らず、結局設定したルートが表示されぬまゝ登ることとなつた。

 寺谷はいゝ谷道だ。雪の谷道と云ふと、二〇二〇年三月、比良山系の小女郎谷を下る際、踏み抜き地獄に怖い思ひをした事が思ひ出されるが、此処にはそんな所はない。丁度良い雪踏みを樂んだ。
 水場の有るベンチからは急登。此処を踏ん張つて登ると先々週も手を合はせた岩屋文殊の傍に登り着く。ルートから外れるが,寄つて岩屋文殊に手を合はせる事に。------ 既に還暦間近乍ら頭が良く成りますやうに------
 湧出岳へは道標の「ロープウェイ」方面へ。暫く均された歩き易い道だが、軈て道は細く成る。大木が倒れかけ,道を塞ぎ気味の所,分岐に成つてをり、深く考へず,急な下りを取つたが,どんゝゝ下つて行く。ヤマレコアプリを見てみると矢張り間違ひであつた。此の道は其のうちに使はうと思つてゐた細尾谷だつた。戻つて倒れかけの大木を潜り、巻き道を行く。

 暫く進むと「一の鳥居」前に出た。二十年近く前にならうか,かずう氏と来た事がある。あれは郵便道を下つた時だつただらうか。
 出迎へ不動の先の分岐を過ぎ、少し登れば電波塔と,使へない展望塔に登り着く。此の右手奥が湧出岳の三角點だ。しかし此処で又ヤマレコアプリの具合がをかしい。丁度,経塚前でスマホをいじつてゐたら、伏見峠方面から團體さんがゾロゝゝと登つてきて躊躇なく三角點へ。私は挨拶を交はしながらも内心は「アチャー、エライコツチヤ----」。
 暫く経塚付近をウロゝゝ。堂々たる態度で三角點に行き、團體さんと明るく話をし乍ら寫眞を撮る事も考へたが、矢張り其のやうな勇気が出る筈もない。又,次回来る事にして、ちはや園地に急いだ。

 ちはや園地ピクニツク廣場着、十一時四十五分。湧出岳山頂 (経塚前) 出発は予定から八分遅れだつたが、僅か二分遅れに迄,縮めることが出来た。北端に建つてゐる休憩所付近には人は多いが,南側はさうでもない。人がをらず,ひつそりしてゐる大屋根廣場で腹拵へ。今日は暖かいと云へども大屋根の陰でジツとしてゐると寒さを感じる。缶珈琲を沸かす事も頭を過つたが、どうも面倒臭い。半ば我慢して冷たい珈琲を飲んだ。
 便所を借りた後,出発。キャンプ場前を通過すれば伏見峠は指呼の間。

 此処からの下り道は舗装道。しつかり歩く事がしんどくて早歩きになる。雪は積もつているが、アイスバーンではないので,こけさうになる事はなかつた。
 暫く下りた所で東南亜細亜人と思しき若い五人組 (うち四人は女の子) が登つて来た。「今日は」と満面の笑顔で挨拶をしてきた。留学生だらうか、技能実習生だらうか。しつかりと見てゐないが、軽装で,靴も普通の靴だつたと思ふ。山頂まで登つて,下りてくることが出来るのだらうか。ちやんと服装を見て,登山が難しさうならさう忠告すべきだつたか ----- といふ思ひが頭を巡つてゐた。

 そんな心配をし乍らも相変はらず早歩きでズンゝゝ下つて行く。このペースで行くと,予定の一時間前の十二時四十四分のバスが出た後すぐに着き、一時間近く待たねばならないかも知れぬといふ不安に襲はれてきた。
 寺谷取付に戻つて来たのが一二時三十六分。バス発車まであと約八分。坂の傾斜が落ち着いてくると、早歩きは完全に駆け足になつてゐた。
 林道を出た所であと二分。簡易スパイクはサツと外せるので矢張り便利。バス転回スペースを横切り、バス前方から廻り込むといふ “ショートカット” で何とか間に合つた。ヤレゝゝ ------。バスの中でゲイターを外す。暑い ---。起毛の厚手インナーを脱いだ。

 期待してゐた雪山を樂しんだ。山頂廣場に行かなければ其れ程人も多くない。金剛山の懐の深さを感じた。まだ歩いた事がない道や,長く歩いていない道を行つてみたい所だが、マツバカケ尾根や石寺跡道など、西や西南の道は如何にも交通が不便だ。
 其れにしても気になるのはあの外国人一行のこと。遭難のニュースは見なかつたので無事に帰ることが出来たと思ふが ------。

 ※祖父の白馬登山記のオマージュとして 大正時代風に書ける。

 「藤原太一の大正十二年七月 白馬岳登山」 https://fujiwarataichi.exblog.jp/

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コメント

まいど。金剛山でもこの時期の平日やったらそんなに混んではないんかな。
これ読んで初めて知ったけど、金剛山山頂は奈良県やったんやね。んで、大阪府で一番高い所が金剛山の尾根の1ピークやったとか。ちょっと驚いた🫨
2025/3/1 13:15
いや、多いことは多いけど、よく使われる道や場所 (山頂広場附近) は避けたからね。しかしロープウェイが廃止になったことで昔よりは少ないやろね。
金剛山山頂主要部は奈良やね。大昔から栄えてた奈良 (葛木神社 / 葛城氏) のものであった影響やろかな。大阪府最高地点なんていう地点ができたことでより分かりやすくなった。今回 素通りしてしもたけど。
2025/3/1 13:48
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