長尾丸・棒ノ折・岩茸石山・高水山
埼玉県
東京都
くっちゃん
体力度について
- GPS
- 08:11
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,413m
- 下り
- 1,544m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:11
| 天候 | 晴のち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
特に危険なところは無し。 |
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感想
年明けてから体調が優れないこともあり、体力維持とリハビリ目的で近所の山を歩いていた。少しずつ奥多摩方面の山へ足を向けてはいたが、無理はしないと決めていた。決めてはいたが、少しずつ体調が回復してきたのか、久しぶりに距離が15kmを越えたので記録に上げることにした。とは言え、最初は棒ノ折だけで帰る予定だったのだけれど。
川井駅で奥多摩駅からのバスを待った。待っているのは私一人。バスの中も私一人。バス停から歩きだしたのも私一人だった。続くキャンプ場はすべて冬季休業中。静かな山歩きの始まりだ。奥茶屋キャンプ場の橋を渡り登山道へ。しばらくすると奥多摩名物わさび田が続いた。今も奥茶屋キャンプ場が管理しているのだろうか、などと考えながら歩いた。
沢筋を離れる祠で一息を入れて歩き出した。何度も下ってきた道。すごい急な下り坂だと思ってた道。それもあって棒ノ折の往復だけの予定だった。今年の自分ルールは、�，罎辰�り歩く �△気蕕砲罎辰�り歩く ��もっとゆっくり歩く、の3つ。汗をかかない程度に足を進めた。
キツイ、キツイ、と思っていたからか、あっという間に棒ノ折に着いて拍子抜けした。棒ノ折山頂には誰もおらず、風もなく、鳥のさえずりもなく、実に静かなもの。少しずつ元気になって来ているのか、このまま下山せず、もう少し歩いてみたくなった。そう思うと、おいでおいでと手招きする長尾丸の方向へ自然に足が向かってしまった。棒(平坦な場所)ノ折というだけある、静かで、とても歩きやすい道だった。仙岳尾根を分けて、いくつかの小さなピークを越えて長尾丸まで。「丸」と名前の付く山は女性性だと昔先輩に聞いたことがあったが、そもそも山の神は女性なのにどういうことだろうと思ったことを思い出した。長尾丸も実にやわらかな印象の山頂だった。緩やかな山頂だったので、少し先まで進んでから折り返した。
帰って来た棒ノ折山頂は数人の登山客がいたが、それほど騒がしくもない。東屋の中で先客の70代くらいだろうか、男性お二人と話をしながら休憩。お一人がもう一人を指し、「80にもなろうというのにスピードを求めるんだよ」と苦笑。「運動なんだからスピード求めないと」ともう一人が返す。なんとお元気な。会釈して先に立つとうしろから「若いっていいねぇ」と話すのが聞こえた。いえいえ、ゆっくり歩くと決めた軟弱な若造ですと一人苦笑しながら、ついついそんな言葉に乗せられてしまい黒山方面に足を進めてしまった。
歩きながら、これはシマッたと思い始めた。膝の痛みがどうにもならなくなってきたのだ。どうしたものかと考えながら歩いているうちに黒山に到着。小沢峠に下るより名坂峠から下った方が便利だと考え名坂峠を目指した。黒山を過ぎると膝の痛みはますますどうにもならなくなり、すでに反省モードの山行になった。
名坂峠に着くと反省モードはどこかへ行き、岩茸石山に上がりたい気持ちにあっさり負けて岩茸石山まで進んでしまった。山頂でお昼を取りながらもう一度反省会。下山路をどうするか考えたが名坂峠に戻る選択肢は全く検討に当たらず、結局、高水山からの方が楽だなと判断し、軍畑駅へ下山した。道が平らになると膝の痛みも薄くなり、山頂以外はほとんど人に会わない静かな山歩きを思い出し、久々にたくさん歩けて楽しかったなと自然に笑顔が出た。少しずつ奥多摩へ進んでいるということは次は川苔か大岳かなと反省会の結論とは違うことを考えながら電車に乗り込んだ。
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