紅葉の番屋山から八十里越え
新潟県
iidesan
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 549m
- 下り
- 549m
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山行：7時間00分／休憩：1時間00分／合計：8時間00分
| 天候 | 曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
秋の紅葉狩り日和、吉ヶ平から番屋山に登りました。雨生ヶ池あたりまではゆるやかな道でしたが、そこからはロープが張ってあるかなりの急登がありましたが、それほど長くは続きませんでした。途中のブナ林が黄色く紅葉して、見事でした。
山頂は、あまり展望がきかず、粟ヶ岳や河内の山々、御神楽岳は望むことができました。守門は山頂が雲に隠れたり、時折姿を現したりでした。
下りは、八十里越えを通る道を行くことにしました。山頂直下は、ロープが連続する激下りで、慎重に足を運びました。途中道の脇の倒木に、ブナハリタケが少しだが生えていたので、それを採ったりしながら下りました。。
急な下りが終わると、八十里越の天保古道に出ました。八十里越は新潟県と福島県を結ぶ古くからの街道で、実際の距離は8里（31�辧砲任垢�、余りに険阻な山道のため、1里が10里に匹敵することから、この名前が付けられたともいわれています。かつて、明治維新の頃の戊辰戦争で、長岡藩が官軍に破れ、会津に逃れる際、この道を通りました。家老の河合継之助は負傷した体を戸板にのせられて、ここを越えたそうです。「八十里腰抜け武士の越す峠」という俳句を残したとか。そんな歴史ある道です。
むろん私たちは、椿尾根分岐からは、鞍掛峠には向かわず、吉ヶ平を目指します。道は緩やかな下りとなり、昔の人々の往来を想像しながら歩きます。椿尾根の石の標識があるところから10分ほど下ったところの道の左脇にかなりの太さの倒木があり、そこにナメコがびっしり生えているのを発見しました。まだ少し小粒でしたが、かなりの量を取ることができました。思わぬ収穫に顔もほころびつつ吉が平に帰り着きました。登山者は我々のほか誰もいませんでした。
帰りの細い道で、対向車とすれ違う際、左前輪が側溝に脱輪してしまい慌てたましたが、すれ違った車の運転手さんたちが脱出を手伝ってくれたので、無事に復帰できました。
帰途、加茂の美人の湯に入って、帰宅しました。古い街道の歴史に思いをはせることの出来た、いい秋日和の山行でした。
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