岡山県浅口市 鉢山〜茶臼山〜寄島竜王山 海霧に浮かぶ島々＆動植物
岡山県
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:11
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 839m
- 下り
- 840m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:11
歩行距離11.5km、歩行時間5時間30分、歩行数22,100歩、消費カロリー1,700Kcal
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ヤブコギはありません。危険箇所は2か所あります。 1つめは鉢山＜写真26,27＞南尾根の標高210m辺りで、かなり崩れやすいです。引き返す方向に道がありますが、最初気づかず直進して連れが30cm程ずり落ちました。 2つ目めは茶臼山東峰頂上＜写真39＞の東、標高160m辺りで、ロープにたどり着くまでのほんの3m程がかなり滑りやすく、二人とも滑りかけながらロープをつかみました。 これ以外は基本、崩れやすい斜面、あるいは滑りやすいザレ場ですが、ロープがあるのでなんとかなります。鉢山＜写真26,27＞南尾根は一部かなり急で滑りやすいので、今回のコースは時計回りで正解でした。 鉢山登山口＜写真24＞から鉢山＜写真26,27＞を経て菅野峠＜写真29＞までは、一部、危険箇所があります。南尾根から登り北に下りたほうが安全です。 鉢山登山口＜写真24＞から竹林の間の道を歩き尾根に入ると、崩れやすい土の上に落ち葉がまだ積もっていましたが、前回の1月12日よりもかなりマシでした。標高150mを過ぎると低いササの間道がしばらく続きますが、足元は見えます。 標高210m辺りは鉢山登山道では唯一の危険箇所で、かなり崩れやすいです。私は無理やり直進しましたが、連れは30cm程ずり落ちてしまい、そこでやっと引き返す方向に道があることに気づいたそうです。正規ルートもやはり同じように崩れやすく、標高225m辺りまでは木を掴みながら登りました。 推奨ルートは北東尾根ですが、今回は北に下りました。滑りながら下りたような跡がありますが、見ためよりもまとまった土質で、すんなり下りられました。 標高210m辺りのT字路は、右折が縦走路のようですが、左折してしまいました。そのまま下れば前回と同じルートですが、すぐに青いビニールテープで右折しました。この道には右折して尾根に上がる道との分岐が2か所ありましたが、どちらも直進し、地形図の破線の道に出合い右折して北東に進むと、縦走路に合流できました。 ここから一部、低い草の間の細道でしたが、前方は十分見えるので夏場も大丈夫でしょう。程なく菅野峠＜写真29＞に着きました。 菅野峠＜写真29＞から両家山＜写真30＞を経て観定峠＜写真36＞までは、両家山から観定峠までが少し歩きにくいです。 菅野峠の分岐には来たほう（東）に1本、進行方向に6本の土道があります。ちょうど直進方向の道に入ってすぐには石仏＜写真29＞があり、備南アルプス縦走路はこのすぐ右側のこんもりを上がります。上がるとすぐに分岐で、左は「備南アルプス縦走路 両家山経由観定峠」ルート、右は「備南アルプス縦走路 トラバース道」です。 両家山＜写真30＞経由の道に入ると、一部、シダが足に当たりますが足元は見えます。 両家山頂上＜写真30＞から木の間の細道を下り始めるとすぐに急で崩れやすくなりましたが、ロープがありました。たまに歩きやすくなりますが、基本は崩れやすい細道です。 標高150m手前、茶臼山（茶臼山南峰）＆茶臼山東峰＜写真31＞撮影地点辺りから今度は滑りやすいザレ場になります。標高140mを過ぎロープ場の下りが終わると次第に緩やかになり、トラバース道よりも少し北で舗装道路に出ました。 ちなみに、トラバース道は緩やかで、竹林に入ると細道はたまに不明瞭になりますがピンクテープがあります。少し歩きにくいと思っていましたが、今回の両家山＜写真30＞経由の道よりもマシでした。 観定峠＜写真36＞から茶臼山（茶臼山南峰）＜写真37＞、茶臼山東峰＜写真39＞を経て茶臼山柴木峠登山口で舗装道路に出るまでは、一部、危険箇所があります。 観定峠の六字名号碑＜写真36＞の左右に土道があり、左の道から茶臼山に向かいました。縦走路は笠岡市と浅口市の境界尾根の西側から南を巻くようですが、歩き始めてすぐに尾根上に青いビニールテープが見えたのでそちらに進んでみました。ササの間から木の間へと続く土道は歩きやすく、稜線に出るとテープはありましたが、こちらからは道の入口がわかりにくいかもしれません。 左折してまずは茶臼山頂上（茶臼山南峰）＜写真37＞へ。地形図などではここが茶臼山頂上になっていますが、山名プレートは茶臼山南峰となっていました。 引き返し、今度は茶臼山城跡のある茶臼山東峰＜写真39＞へ。標高190m辺りは南西側の竪堀＜写真38＞で、正面のロープのあるこんもりを登り切った所から主郭のある茶臼山東峰頂上＜写真39＞に向かって歩きました。 頂上から標高180m近くまで下りると主郭東の曲輪＜写真41＞があり、溝状に掘れて崩れやすい道を下りると標高180m辺りからまた平坦になります。そこから東はしばらく緩やかです。 標高160m辺りは北東端の竪堀で、えげつない傾斜の下りが待っています。ここは危険箇所で、ロープにたどり着くまでのほんの3m程がかなり滑りやすく、二人とも滑りかけながらロープをつかみました。標高145m辺りの竹林に入る手前でロープ場は終わり、竹の間をぬうように下りました。竹林から舗装道路に出て振り返ると茶臼山柴木峠登山口の道標が見えます。 柴木天神山西登山口から柴木天神山＜写真45＞を経て桝池東側の舗装道路までは、上り下りともに一部ザレ場があります。 茶臼山柴木峠登山口の道標から舗装道路を少し北西に進むと、ササの生えた斜面に柴木天神山西登山口の道標がありますが、知らなければスルーしてしまうかもしれません。ササは最初だけで、夏場も大したヤブにはならないでしょう。 標高160〜180mはザレ場ですが、上りは大丈夫です。柴木天神山＜写真45＞を通過し標高150mを過ぎるとしばらくザレ場の下りです。石鎚神社＜写真47＞の前後は竹林で歩きやすく、最後はコンクリート道から舗装道路に入りました。 寄島竜王山桝池登山口＜写真51＞から寄島竜王山＜写真55〜57＞、早崎山（つぶ山）＜写真67＞を経てゴールまでは、鉄塔＜写真52＞直下が特に滑りやすいです。 寄島竜王山桝池登山口＜写真51＞から土道に入ると、刈られたばかりのようなシダが足元に少し残っていました。基本はザレ場で滑りやすく次第に急になります。特に鉄塔＜写真52＞直下は要注意です。ここを過ぎるとしばらく緩やかでした。 標高105m辺りの鞍部からまたザレ場の上りで一部はロープを掴んで歩きました。標高155m辺りの鞍部を過ぎるとやはり急なザレ場の上りがありましたが、標高250mを超えた辺りの分岐で左折の縦走路ではなく直進ルートを選択すると、石埋まりが増え滑りやすさはなくなりました。 寄島竜王山西尾根の岩場＜写真54＞を登ると岩は終わり、北に延びる地形図の破線の道に合流すると程なく寄島竜王山＜写真55〜57＞に到着しました。 下り始めは最初はザレ場にステップが切ってあり、標高280m辺りからロープ場が少しありました。展望岩＜写真60＞からは比較的滑りにくく、たまにあるロープは下りでも使わずにすみました。 標高50mを過ぎるとつぶ山の道標に従い右（西）に上がり、低い草の生えた細道をしばらく歩きました。一部は草地なので、これ以上茂ると道がわかりにくくなるかもしれません。早崎山（つぶ山）頂上＜写真67＞から三角点「早崎」＜写真68＞を過ぎて右折し、最後は金刀比羅神社＜写真69＞へ。境内が黒いシートで覆われており、その上を横断して参拝しました。ここから南南東に下りる参道がありますが、再び黒いシートを横断して西側のコンクリート道に戻り、舗装道路に出ると程なくゴールでした。 |
| その他周辺情報 | 大浦神社＜写真01〜07＞の東、県道47号線沿いによりしま海鮮市場があります。日曜祝日以外の9〜19時営業です。海産物の他、サンドイッチやお弁当などが購入できます。 |
写真
03マツバウンラン…直径1cm足らずの花はリナリアに似ています。細い葉は地面に張り付くように広がり、細い茎がひょろひょろと伸びるので、足元を見ていないと気づきにくいかもしれません。拝殿＜写真06＞から本殿＜写真07＞にかけての西側に特に群生していました。
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04大浦神社神馬像…1559年に三ツ山から現在地に遷座された際、神幸行事として40頭の神馬を参列させたのが10月第一日曜日の秋季例大祭で行われる「競馬神事」の始まりです。神馬2頭による流鏑馬（やぶさめ）で浅口市の無形民俗文化財に指定されています。
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05リキュウバイ…西側の鳥居近くの木をズームしてみました。直径4cm程の花は中心部に穴が開いたように見え、花弁の間に隙間があるのが特徴です。満開のようでした。この辺りから歩きながら動画を撮りました。
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06大浦神社拝殿…997年に陰陽師（おんみょうじ）の安倍晴明が三ツ山を応神天皇・仲哀天皇・神功皇后に見立て、小さい祠を建てたとも伝えられています。1559年に細川氏により現在地に遷座され、1600年以降は鴨方藩池田家に崇敬されました。ちなみに、初代鴨方藩主池田政言（まさこと）は、鴨方町でも人気のお殿様だそうです。
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07大浦神社本殿…拝殿＜写真06＞や祝詞（のりと）殿、幣（へい）殿とともに国登録有形文化財に指定されています。本殿としては岡山県下最大級といわれる大きな建物です。
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08ムラサキサギゴケ…正式名はサギゴケですが、ムラサキサギゴケのほうが通りがいいようです。トキワハゼによく似ていますが、花はより大きく2cm程です。この道の下の草地に群生していました。
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09シバザクラ…直径2cm程の花は葉や茎が見えないほどびっしりとつき、こんもりと広がるのでグランドカバーとして人気があります。我が家の庭のはもう25年程経つので、さすがに勢力が衰えており、あっちこっちの隙間から雑草が生えています。
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10ナヨクサフジ…ヨーロッパ原産の帰化植物です。花柄が萼筒の先端より内側につくことで在来種のクサフジと、萼などに毛がないことでビロードクサフジと見分けられます。長さ2cm程の花は満開でした。
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12バビアナ…道の左側の土地が一段低くなっており、民家の庭のようでした。直径2〜3cmの花は同じくアヤメ科のイキシアやスパラキシス＜写真13＞に似ていますが、茎に毛があります。
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13スパラキシス…花の直径は3cm程で、萼が茶色です。左のほうに少しだけ写っている赤い品種は何度か見たことがあります。白と黄色がいかにも春らしく可愛いです😊
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16荒神社…小さな社殿の手前の鳥居は文久3年（1863年）のものです。ここから南西の舗装道路に出たかったのですが、途中で行き止まりになったので引き返しました。
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19上菰池ハシビロガモ♂…1月12日には群れていましたが、つがい1組だけになっていました。幅の広い大きなくちばしには、根元から半分くらいまで縁に沿ってブラシ状の突起があり、水ごと吸い込んだ動物プランクトンを濾し取ります。また、群れでグルグル回って水流を起こし、巻き上げられた動物プランクトンを食べます。泳いでいるだけでしたが動画を撮りました。
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21キンクロハジロ♂…寝癖のような冠羽がトレードマークです。メスは茶色とこげ茶色の体で短い冠羽があります。見かけたのはこの個体だけでした。動画を撮っていると、すぐに潜ってしまいました。
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22バンつがい…クイナの仲間で、オオバンよりも小柄です。年中見られるはずですが、毎年冬に見るオオバンよりも見かける機会がかなり少なく、これがまだ人生3回目です。動画には仲良く餌を探して食べたり、羽繕いしたりする様子が映っています。
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24タケノコ越しに鉢山登山口…右折し東に折り返すコンクリート道へ、そこからすぐ土道に入るとこの道標があります。舗装道路から少し見上げると見えますが、知らなければ迷うかもしれません。今回は斜面に高さ50cm程のタケノコが😊
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27鉢山頂上より御嶽山＆栂丸山…西側に伐採された木が積み重ねてあるのは相変わらずで、またいで少し下りました。木の葉で遮られつつありますが、南西方面が見えました。左は御嶽山（みたけさん）、右奥に頭だけのぞいているのが栂丸山（つがのまるやま）です。
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28コバノミツバツツジ…県南で見られるミツバツツジの仲間といえばこれです。今回はかなりたくさん見られましたが、満開からほぼ散り終わりまで様々でした。これは見頃だったので動画も撮りました。
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29菅野峠の石仏…この分岐には来たほう（東）に1本、進行方向に6本の土道があります。ちょうど直進方向の道に入ってすぐにある石仏です。乗時十地西国三十三所の25番札所かもしれません。備南アルプス縦走路はこの道のすぐ右側のこんもりを上がる道です。
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30両家山頂上…周辺には大きめの石が3つありました。周辺は休憩するには狭く展望は効きません。前回は東側のトラバース道を歩いたので、ここはお初です。
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32メボソムシクイ？…別の場所でチーヨチーヨビーというセンダイムシクイの鳴き声が聞こえたのでてっきりそうかと思っていましたが、動画を確認すると下くちばしの先端が黒😅脇腹がうっすら色づき、足はおそらく褐色から黄色、この時期に県南にいるなどの特徴から、メボソムシクイではないかと思いました。
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33クサノオウ…舗装道路に出る直前、道の左側に群生していました。めしべがS字型に曲がるのが特徴です。直径2cm程の花がこれほど密集しているのは初めて見ました。
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34ショカツサイ…オオアラセイトウ、ムラサキハナナなどの別名があります。まだたくさん咲いていましたが、妙に色が薄く、そろそろ終わりなのかもしれません。
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36観定峠の六字名号碑…観定峠のプレートはもう少し南にあります。この石碑には「南無阿弥陀佛」の六字名号が彫られています。延享4年（1747年）のものです。シャガ＜写真35＞が手向けられていました。この左右に土道があり、左の道に入りました。
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37茶臼山頂上（茶臼山南峰）…地形図などではここが茶臼山頂上になっていますが、山名プレートは茶臼山南峰となっていました。展望は効かず、通過点のようなピークです。少し西に進んでみましたが、山城跡らしき遺構はなさそうでした。
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38茶臼山城跡南西の竪堀…岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」の縄張り図によれば、南北に2本ある竪堀の南側のほうのようです。正面のロープのあるこんもりを登り切った所から主郭のある茶臼山東峰頂上＜写真39＞に向かって歩きながら動画を撮りました。
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43コバノガマズミ…直径数mmの白い花はもう見頃でした。ガマズミなどに似ていますが、花期は仲間の中では最も早く、長さ数cmの細めの小さな葉はビロードのような手触りが特徴です。何度か見かけましたが、これからもっと花が増えるでしょう。
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45柴木天神山頂上三角点「石槌」…標高183.4mの頂上三角点です。展望は効かず、通過点のようなピークで、これがなければ気づかないかもしれません。
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48ムラサキサギゴケ＆キランソウ＆オオイヌノフグリ＆コメツブツメクサ…コンクリート道の左側がちょっとした花畑でした。左がムラサキサギゴケ＜写真08＞、中央は毛深いのが特徴のキランソウ、上に少しだけオオイヌノフグリ、下のほうの黄色いのはコメツブツメクサのつぼみです。
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50アリアケスミレ…直径3cm程の花はツボスミレよりも大きく、葉は長方形に近い形です。道の左側の草地に群生していました。白花が多いのですが、我が家の庭では紫色のも咲きます。
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52鉄塔より御嶽山＆両家山…西方面少し南寄りです。左奥に頭だけのぞいているのが御嶽山（みたけさん）、中央が両家山＜写真30＞、その右は茶臼山東峰＜写真39＞の東南東尾根、右端は柴木天神山＜写真45＞南のピークです。この東からコバノミツバツツジロードを歩きながら動画を撮りました。
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54寄島竜王山西尾根の岩場…道から少し南に逸れて見に行きました。パックリ割れているのがおもしろかったです。これを登ると岩は終わり、すぐ東の標高280m峰が竜王山城跡の西端の曲輪（くるわ）、その北の鉄塔のある標高260m辺りが北端の曲輪のようです。
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55寄島竜王山頂上三角点「西六條」…この北西からここまで歩きながら動画を撮りました。ここまでに曲輪（くるわ）が2面あったようですが、城跡なのを忘れて注意していなかったためか、気づきませんでした。
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56寄島竜王山頂上より寄島漁港＆寄島＆高見島＆小島＆佐柳島…南方面少し東寄りです。手前は寄島漁港で中央に大きく寄島、奥はかすんで見えにくいですが、左から高見島、小島、佐柳島（さなぎじま）です。
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57寄島竜王山頂上より御嶽山＆栂丸山＆四尋山＆竜王山＆両家山…南西方面です。左端が御嶽山（みたけさん）、その右が四尋山（しびろやま）、その奥は竜王山、右端は奥が栂丸山（つがのまるやま）で手前が両家山＜写真30＞です。
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58寄島竜王山第5展望台より佐柳島＆真鍋島＆青佐山＆鉢山＆御嶽山…このすぐ北東から動画を撮りながら歩き、ここに下りました。南南西方面が見えています。奥は左から小島、佐柳島（さなぎじま）、大島と真鍋島、これらの手前左端は寄島、中央は青佐山（おおさやま）、右手前が鉢山＜写真26,27＞、その右奥は御嶽山（みたけさん）です。
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60展望岩より青佐山＆北木島…このすぐ北東から歩きながら動画を撮りました。この岩の上も展望が効き、南南西方面に青佐山（おおさやま）とその左に北木島（きたぎしま）が見えました。海霧で瀬戸内海が雲海のように見えました。
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62マルバアオダモ…振り返って気づきました。アオダモなどに似ていますが、かなり短い葉柄があり、鋸歯はほぼありません。県南では多いようです。ズームして動画も撮りました。
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63寄島竜王山第3展望台より寄島竜王山東尾根…岩の上に上がって振り返ると、北方面少し東寄りに寄島竜王山東尾根がなんとか見えました。ここはそのうち何も見えなくなるかもしれません。
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64寄島竜王山第2展望台より北木島＆青佐山＆御嶽山＆鉢山…南西方面です。岩の奥のコバノミツバツツジは色あせていました。左端奥が北木島（きたぎしま）、その右が青佐山（おおさやま）、中央にわずかにのぞいているのがむこう山、その右、やはり頭だけこんにちはの御嶽山（みたけさん）、右端は鉢山＜写真26,27＞です。中央から左奥に延びている道のカーブする辺りが出発点の大浦神社＜写真01〜07＞です。
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65寄島竜王山第2展望台より佐柳島＆大島＆真鍋島＆北木島＆青佐山…南方面少し西寄りです。左端が佐柳島（さなぎじま）、中央が大島と真鍋島、その右が北木島（きたぎしま）、右端は青佐山（おおさやま）です。動画も撮りました。
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66ノダフジ…道から逸れて見に行きました。一般的に藤といえばこれです。ヤマフジとは違い、蔓は左肩上がりに巻きます。また、花穂はより長く、上から徐々に咲いていき、一度にすべて開くことはありません。見応えがあったので動画も撮りました。
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67早崎山（つぶ山）頂上…標高50mの頂上は開けており、周辺に石が埋まっています。地元ではつぶ山と呼ばれているようで、道標もそうなっていました。岡山県の埋蔵文化財地図によれば、周辺はつぶ山遺跡といい、旧石器時代のサヌカイトが出土しています。この案内板のQRコードを読み込むと、旧石器時代についてのさらに詳しい解説が読めます。
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70平戸ツツジ…鳥居＜写真69＞の向かいです。咲き始めでした。直径7cm前後の花は路側帯などにもよく植えられており、県南ではGW前に満開になることが多いです。
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【出発点は神功皇后縁の大浦神社】
今回の山行は、当初はGW前のトレーニングも兼ねて県北の山域を検討していました。ところが、特に県北は降水確率が高かったこともあり、とりあえず雨は免れそうな県南西部の備南アルプスを選びました。
出発点にしたのは、浅口市寄島町にある大浦神社＜写真01〜07＞です。仲哀（ちゅうあい）天皇の妻である神功（じんぐう）皇后が三韓征伐の際、寄島に御舟を寄せられて神々を奉祀されたのがはじまりとされています。その後、平安時代中期に活躍した陰陽師（おんみょうじ）の安倍晴明（あべのせいめい）が、997年に三ツ山を応神天皇・仲哀天皇・神功皇后に見立て、小さい祠を建てたとも伝えられています。戦国時代の1559年には、毛利方の武将である細川通薫（みちただ）が青佐山（おおさやま）に城を築城する際、鬼門を封殺するため、城から見て鬼門の方角である現在の鎮座地に三ツ山にあった氏神様を遷座しました。
本殿＜写真07＞は東西5.4m、南北4.8m 、面積26�屬竜�模で、本殿としては県下最大級といわれる大きな建物です。また、鳥居の扁額の「大浦神社」は、岡山市出身で木堂の号をもつ書家としても知られる犬養毅元内閣総理大臣の揮毫によるものです。令和元年（2019年）には「本殿」「祝詞殿、幣殿及び拝殿」「鳥居」が、国有形文化財に登録されました。
あまりにも歴史深い神社であるため、歴史大好物の我々は、なかなかここを離れることができませんでした😅
【春花観賞登山😍累計標高約840mの低山縦走】
今回、前述の大浦神社を起点に、標高243mの鉢山＜写真26,27＞、標高208mの両家山＜写真30＞、標高180mの茶臼山（茶臼山南峰）＜写真37＞、標高190mの茶臼山東峰＜写真39＞、標高183mの柴木天神山＜写真45＞、標高289mの寄島竜王山＜写真55〜57＞と、備南アルプスと呼ばれている低山縦走路の一部を時計回りに歩きましました。
備南アルプスは、東は倉敷市玉島黒崎から西は笠岡市西大島に至る寄島山地を中心に総距離約20km、累計標高約2,000mのトレッキングルートとして人気の山域です。しかし、この日の気温は山の上でも20℃以上もあり、さすがにこの暑さの中で登山者とは誰一人お会いすることはありませんでした。GW山行前のトレーニングと花の観賞を目的としていた我々にとっては、総距離約11.5km、累計標高約840mの低山縦走は耐暑トレーニングも兼ね、とても充実したものとなりました。まるでオリエンテーリングをするかのごとく、ピークからピークへと移動を続けましましたが、この進行に歯止めをかけたのが、道沿いに咲く多種多様な花と展望地から見られる幻想的な景観でした😊
出発点の大浦神社をやっとのことで脱出し、鉢山の登山口＜写真24＞に向かう途中で、シバザクラ＜写真09＞やハナミズキ＜写真17＞などの花々が次から次へと視界に飛び込んできました。おまけに、上菰池（かみこもいけ）ではハシビロガモ＜写真19,20＞やキンクロハジロ＜写真21＞、畔ではバン＜写真22,23＞と、予想外のバードウォッチング。「このままじゃ予定のコースを踏破するのは時間的に無理なのでは？」と、山行計画に暗雲が垂れ込めました😅
鉢山登山口＜写真24＞から竹林の間の道を歩いているとタケノコが何度も現れました。もう高さ数十cmになっていましたが、春を感じられほっこりしました。
尾根に入ると、崩れやすい土の上に落ち葉がまだ積もっていましたが、前回の1月12日よりもかなりマシでした。標高150mを過ぎると低いササの間道がしばらく続きますが、足元は見えます。
標高210m辺りは鉢山登山道では唯一の危険箇所で、かなり崩れやすいです。私は無理やり直進しましたが、連れは30cm程ずり落ちてしまい、そこでやっと引き返す方向に道があることに気づいたそうです。かなり崩してしまったそうで、これで折り返す道に気づきやすくなるかもしれません。ただし、この正規ルートもやはり同じように崩れやすく、標高225m辺りまでは木を掴みながら登りました。標高243mの低山とは思えないほどの急斜面があるので、今回のように南から登り北に下りたほうが安全です。
頂上からは、笠岡市の御嶽山（みたきやま）や栂丸山（つがのまるやま）＜写真27＞が辛うじて見えました。
前回は推奨ルートの北東尾根を下りましたが、今回は北に下りてみました。滑りながら下りたような跡がありますが、見ためよりもまとまった土質で、すんなり下りられました。
標高210m辺りのT字路は、右折が縦走路のようですが、左折してしまいました。そのまま下れば前回と同じルートですが、すぐに青いビニールテープで右折しました。この道には右折して尾根に上がる道との分岐が2か所ありましたが、どちらも直進し、地形図の破線の道に出合い右折して北東に進むと、縦走路に合流できました。
ここから一部、低い草の間の細道でしたが、前方は十分見えるので夏場も大丈夫でしょう。途中からコバノミツバツツジがよく見られるようになり、程なく菅野峠＜写真29＞に着きました。
菅野峠の分岐には来たほう（東）に1本、進行方向に6本の土道があります。ちょうど直進方向の道に入ってすぐには石仏＜写真29＞があり、写真を撮って引き返しました。
備南アルプス縦走路はこの石仏の道のすぐ右側のこんもりを上がります。上がるとすぐに分岐で、左は「備南アルプス縦走路 両家山経由観定峠」ルート、右は「備南アルプス縦走路 トラバース道」です。
前回は右のトラバース道だったので、今回は両家山＜写真30＞経由の道に入りました。一部、シダが足に当たりますが足元は見えます。
両家山頂上＜写真30＞は休憩するには狭く展望は効きません。木の間の細道を下り始めるとすぐに急で崩れやすくなりましたが、ロープがありました。たまに歩きやすくなりますが、基本は崩れやすい細道で、コバノミツバツツジに癒されました。
標高150m手前、茶臼山（茶臼山南峰）＆茶臼山東峰＜写真31＞撮影地点辺りから今度は滑りやすいザレ場になります。標高140mを過ぎロープ場の下りが終わったタイミングでメボソムシクイ？＜写真32＞の姿にほっと一息😊
ここからは次第に緩やかになり、舗装道路に出る直前のプチ花畑で今年お初のシャガなどを観賞。前回のトラバース道を歩いた時よりも少し北で舗装道路に出たので、観定峠のプレートは見ませんでした。
ちなみに、トラバース道は緩やかで、竹林に入ると細道はたまに不明瞭になりますがピンクテープがあります。少し歩きにくいと思っていましたが、今回の両家山＜写真30＞経由の道よりもマシでした。
観定峠の六字名号碑＜写真36＞の左右に土道があり、左の道から茶臼山に向かいました。縦走路は笠岡市と浅口市の境界尾根の西側から南を巻くようですが、歩き始めてすぐに尾根上に青いビニールテープが見えたのでそちらに進んでみました。ササの間から木の間へと続く土道は歩きやすく、稜線に出るとテープはありましたが、こちらからは道の入口がわかりにくいかもしれません。
左折してまずは茶臼山頂上（茶臼山南峰）＜写真37＞へ。地形図などではここが茶臼山頂上になっていますが、山名プレートは茶臼山南峰となっていました。展望は効かず、通過点のようなピークです。少し西に進んでみましたが、山城跡らしき遺構はなさそうでした。
引き返し、今度は茶臼山城跡のある茶臼山東峰＜写真39＞へ。おそらく標高180m辺りが西端の堀切でしょう。東側を見上げると竪堀＜写真38＞が間に入り二段になっているのが見えますが、写真を撮ったら何かよくわかりませんでした😅
標高190m辺りは南西側の竪堀＜写真38＞で、正面のロープのあるこんもりを登り切った所から主郭のある茶臼山東峰頂上＜写真39＞に向かって歩きながら動画を撮りました。右（南側）には土塁があり、その下（南）も曲輪（くるわ）です。
主郭のある茶臼山東峰頂上＜写真39＞は平坦で少し開けていますが、展望は効きません。標高180m近くまで下りると主郭東の曲輪＜写真41＞があり、溝状に掘れて崩れやすい道を下りると標高180m辺りからまた平坦になりますが、岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」の縄張り図によれば、ここは曲輪ではないようです。そこから東は緩やかで微妙な段差なので曲輪だと気づかず通過。
標高160m辺りは北東端の竪堀で、えげつない傾斜の下りが待っています。ここは危険箇所で、ロープにたどり着くまでのほんの3m程がかなり滑りやすく、二人とも滑りかけながらロープをつかみました。標高145m辺りの竹林に入る手前でロープ場は終わり、竹の間をぬうように下り始めるとほっとしました。最後はまさに山城跡ナメんなよコースでした😅
茶臼山城の城主は大内義隆の幕下である大内摂津守と伝えられ、義隆が天文12年（1543年）に尼子氏の本拠地である出雲国の月山富田城を攻めた際に備中国からも出兵したとされていますが、「岡山県中世城館跡総合調査報告書」ではこの縄張りはそれ以降に改修されたのではないかと思われると指摘されています。確かに、我々素人でもわかりやすいほど遺構がはっきりしていました。これほどきれいに残っているのは珍しいと思います。茶臼山東峰は備南アルプス縦走コースの一部にもなっていますが、説明板もなく、この遺構に気がつかずスルーしている方が多いのでは？と思えるくらい自然に溶け込んでいました。
竹林から舗装道路に出て振り返ると茶臼山柴木峠登山口の道標が見えます。ちょうどここで通りかかった近所の方から「暑いですねえ。」と声をかけられました。静かで車もあまり通らないような道だったためか、お互い人を見るとほっとしたようで、一言二言、会話を楽しませていただき、パワー補充できました😊
この舗装道路を少し北西に進むと、ササの生えた斜面に柴木天神山西登山口の道標がありますが、知らなければスルーしてしまうかもしれません。ササは最初だけで、夏場も大したヤブにはならないでしょう。標高160〜180mはザレ場ですが、前後でコバノガマズミ＜写真43＞やヤマツツジ＜写真44＞を見たので登りも苦にはなりませんでした。
柴木天神山＜写真45＞は展望が効かず、通過点のようなピークでした。この北北東の鉄塔のほうが見晴らしはよく、これから登る寄島竜王山西斜面＜写真46＞を確認し、気合を入れました。標高150mを過ぎるとしばらくザレ場の下りです。
竹林に囲まれた石鎚神社＜写真47＞に参拝し、コンクリート道沿いのムラサキサギゴケ、キランソウ、オオイヌノフグリ、コメツブツメクサのコラボ＜写真48＞を楽しみながら、低山縦走に飽きることなく新鮮な気分で山行を続けることができました。これらのお花たちの出迎えがなければ、柴木天神山＜写真45＞を下ったところでエスケープし、そのまま舗装道路を下ってゴールに直進していたかもしれません。次なる目的地の寄島竜王山＜写真55〜57＞ではどんな花に出会えるのか、期待に胸が膨らみました。
低山縦走最後の目的地・標高289mの寄島竜王山＜写真55〜57＞へは、しばらく舗装道路を歩き、アリアケスミレ＜写真50＞などを観賞しました。
寄島竜王山桝池登山口＜写真51＞から土道に入ると、刈られたばかりのようなシダが足元に少し残っており、きちんと整備されているようでした。基本はザレ場で滑りやすく次第に急になります。特に鉄塔＜写真52＞直下は要注意です。鉄塔＜写真52＞から御嶽山（みたけさん）や先程登った両家山＜写真30＞などの展望を楽しみ、そこからは緩やかな道の所々にコバノミツバツツジの群生地がありました。
標高105m辺りの鞍部からまたザレ場の上りで一部はロープを掴んで歩きました。標高155m辺りの鞍部で水分とエネルギーを補給して最後の登りに備え、いざ出発。やはり急なザレ場の上りがありましたが、標高250mを超えた辺りの分岐で左折の縦走路ではなく直進ルートを選択すると、石埋まりが増え滑りやすさはなくなりました。
寄島竜王山西尾根の岩場＜写真54＞を登ると岩は終わり、すぐ東の標高280m峰が竜王山城跡の西端の曲輪（くるわ）、その北の鉄塔のある標高260m辺りが北端の曲輪のようです。西端の曲輪には気づかずスルーし北に延びる地形図の破線の道に合流、程なく寄島竜王山＜写真55〜57＞に到着しました。標高289.2mの頂上三角点のあるピークが竜王山城の主郭になります。ここまでに曲輪（くるわ）が2面あったようですが、城跡なのを忘れて注意していなかったためか、やはり気づきませんでした。細川通薫（みちただ）が青佐（おおさ）山城からここに移り9年間在城したと伝えられています。
主郭である頂上は開けて展望が効き、ベンチからは寄島漁港や佐柳島（さなぎじま）＜写真56＞などが見えます。しかし、あれっ、瀬戸内海が雲海に見える😮この時期の瀬戸内海沿岸は海霧が発生しやすく、湿度が高かったこの日は条件がよかったようです。海霧に浮かぶ島々は雲海から頭を出した山並みのようで、思いがけない景観にテンションが上がりました😊
下り始めは最初はザレ場にステップが切ってあり、標高280m辺りからロープ場が少しありました。岩に満ちた展望地は、目の前に広がる海霧の幻想的な景観と相まって、まるでパワースポットのようでした。特に展望岩＜写真60＞からはズームしたので青佐山の奥に見える海霧がわかりやすかったです。ここからは比較的滑りにくく、たまにあるロープは下りでも使わずにすみました。第2展望台＜写真64,65＞などからも瀬戸内海方面がよく見え、寄島竜王山の下りコースを終盤にもってきたのは大正解でした。
道から逸れて今年お初のノダフジ＜写真66＞を楽しみ、標高50mを過ぎるとつぶ山の道標に従い右（西）に上がり、低い草の生えた細道をしばらく歩きました。一部は草地なので、これ以上茂ると道がわかりにくくなるかもしれません。
早崎山（つぶ山）頂上＜写真67＞からは寄島が大きく見えます。三角点「早崎」＜写真68＞を過ぎて右折し、最後は金刀比羅神社＜写真69＞へ。今回は境内が黒いシートで覆われており、その上を横断して参拝しました。前回は南南東の参道から登ったのですが、今回は再び黒いシートを横断して西側のコンクリート道に戻り、最後にツルニチニチソウ＜写真71＞を観賞し舗装道路に出ると程なくゴール。
山中では満開から散り終わりのコバノミツバツツジや咲き始めのコバノガマズミなどの樹木の花、舗装道路沿いなどではチューリップなどの園芸植物やムラサキサギゴケなどの草花と、結果的には、この日は充実した春花観賞登山となりました。また、崩れやすい、あるいは滑りやすい斜面の下りが多く、いいトレーニングができました。これでGW山行はバッチリ？後は天候次第です😊
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