三本杭

- GPS
- 04:46
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 977m
- 下り
- 983m
コースタイム
| 天候 | 晴れ 風が冷たかった |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
一車線のところあるのですれ違い大変 |
写真
感想
GW四国旅行は三日目
ある様で無い様な旅の目的である
目黒村の木型模型を見に行く。
なのでそのそばにある山ということで三本杭にした。
木型模型とも関わりがあり、ここに領地を分ける杭を打ったとか打たなかったとか。
手前の道の駅て仮眠取り、3時に登山口のある滑床渓谷の駐車場に着いた。 駐車場には誰もいなかった。
今回のルートは周遊出来て、御祝山から回るか、渓谷から回る。
暗い中渓谷歩いてもしょうがないので、御祝山から回る
御祝山山頂までダラダラと中急登。
ひたすら登るので飽きる。
でも暗いから登ることに集中できていい。
昨日知ったが、四国には熊いるらしい。
九州と一緒でいないと思って気を抜いていた。
無駄に独り言が増える…いつもと同じかな?
御祝山山頂近くになると岩がちになる。
薄っすら明るくなる頃山頂。
御祝山からはシャクナゲが咲いていた。
ここから緩やかに下って登る。
シャクナゲが見頃のようで大きな花がたくさんあった。シャクナゲっていつも藪化していて邪魔なやつだ。何度殴られたか…
なので、花が咲いているのを見ると、イメージが変わる。これは見応えあるな。
木々の向こうに2つのこんもりが見える。
多分右が三本杭なんだろうな。
右のこんもりに取り付くと、細い木がみっしりはえていて、道がトンネルのようになっている。
どこまで続くのかなぁと、薄暗い木のトンネルを通ると、ぱっと視界がひらけて日の出が目に飛び込んでくる。
今日はとってもよく山々が見える。
山頂分岐の手前で、横の森なる案内があり、
景色綺麗かと期待して登ったが何も見えなかった。
戻って鹿避け柵ゲートを通って駆け上がると
開けた山頂。日の出もまだ見ごろ。
登りたくなった、三本杭の山名標識。
なんか格好いい。
俺も杭打っとくか!パイルバンカー!
山頂からは石鎚や四国山地の山々、海も見えて爽快。
昨日は全然だったから、やっぱり景色見えたら嬉しいな。
おにぎりタイムしたら下山開始。
熊のコルまで一気に下ったら、トラバース気味に沢まで。
滑床渓谷っていうほどあって、支沢でも滑床している。
本沢とぶつかると滑床が本気モード。
どこをとっても絵になるところばかりで、なかなか先に進めない。
登山道は旧林鉄の跡のようで、石垣で平坦な道作られている。
途中本流とクロスするところもあって、楽しい。
てか、林鉄ってとんでもないところ通すよなぁ。
それだけ良い木があるのか、(途中炭焼き窯跡あったし。)木で生計を立てるのがメインだったのか。
先ほど登った三本杭も山の領地を分ける杭が打たれたのが名の由来という。
この後行くつもりの目黒ふるさと館には江戸時代にあった領地争いのために作られた山の模型がある。
当時の人にとって山の資源は何ものにも代えがたいものだったのだろう。
登山道は本流に沿って行く。
途中崩壊してるところもあったが、概ね歩きやすい。(と思っていると大きな浮き石にビビる。)
さらに本流に流れ込む沢のほとんどが斜瀑になっている。
沢登したら楽しそうだな。
そろそろ滑床に飽きた頃に千畳敷、心が動かなくなってくる頃に百名瀑の雪輪の滝。スライダーしたら楽しそうな広々とした滑り台に波紋を作りながら流れていく。
観光客は心が動かされるのだろうが、すでに心が死にかかってるので、さっと確認。
先ほどまでのなめーって感じから、滝を境に本流が様変わりして、大きな岩がゴロゴロボコボコしだす。
ダイナミックな渓谷を下って、駐車場に到着。
なかなかに疲れた。
その後目黒ふるさと館に行き、木型を見学。
伊能忠敬が日本地図作る前にこんな精巧な模型を作って、江戸まで運ぶんだから、当時の人の思いの強さに圧倒された。
帰り際に館を管理されてる人と話したが、
ここは鹿の害が酷いとのこと。山の中に集落を囲むようにフェンスがあるらしく、鹿から集落を守っているのだそうだ。
檻の中に生活しているようだよと笑っておられた。
三本杭の山頂も木々が無く視界がひらけて良い!
と思ってたが、ここも鹿の食害の影響みたいだ。
鹿が山の木を食べ尽くして、食べ物がなくなると鹿が減るのは自然の摂理なきもするが、そこに住む人たちにとっては被害もある。
そこにあるものと人とのうまいバランスをとれると良いのだろうと思う。
東京からパッと来て山や景色を楽しむだけの人にはなかなか分からないことなんだろう。そういう場所はたくさんあるよなぁ。
隣町の鬼は怖えし、聖地を夢見た山岳遺跡のこれからなど、いろいろ考えさせられる一日だった。
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黒菱









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