大無間山〜大根沢山周回(白樺荘起点)


- GPS
- 10:04
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 3,062m
- 下り
- 3,060m
コースタイム
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:04
(他の記録見るに、1〜2割増くらいの数値になっているかと思われます…)
・車道、林道は走っています。
天候 | 晴れ 風がやや強い一日でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝4時前の到着で建物側はほぼ満車、道路向かいの大駐車場はほぼ空きでした。 (宿泊客で埋まっていたものと思われます) 【赤石温泉白樺荘】 https://ikawa-shinko.wixsite.com/shirakabasou |
コース状況/ 危険箇所等 |
※5/5時点の状況です ・全体に破線ルート、バリエーションルートで崩壊箇所、不明瞭箇所が所々にあります。 ・行先を示すような看板等はほぼありません。 ・基本尾根上で踏み跡あり、区間によっては各色テープが要所に着いています。 ・上部は2,100m上くらいから残雪あり。チェーンスパイク携行しましたが、必要を感じない程度でした。 ○明神橋〜小無間山 取り付きが急なザレ場で難所となっています。 ロープ箇所の沢を渡渉後は沢すぐ右手の急登をジグザグに上がり尾根へ取り付きます。 基本尾根上で踏み跡もあり、迷うようなところはありませんでした。 尾根上後は基本単調な登りで、外山沢の頭からは緩やかな下り、小無間山直下は長い急登になります。 ○小無間山〜大無間山 (今回の行程の中では)比較的歩きやすい区間です。 アップダウンは緩やかで距離が進みます。 上部は残雪ですがトレース複数あり。 ○大無間山〜大根沢山 三隅池までは急下り、その後三方嶺まで丈の低いササ帯の登りで不明瞭箇所あり。 三方嶺の西側斜面は崩壊しており、その後も西〜北側斜面は崩壊した箇所を複数回通過します。 また、鞍部は崩壊したヤセ尾根となっていることが多く通行注意。 岩場を避け、東側のブッシュを巻くところが何か所かあります。 小根沢山から大きく下り、アザミ沢のコルからさらに大根沢山まで標高差400m弱の長い登り返しです。 ○大根沢山〜白樺荘 下り斜面は広い尾根で残雪もあり進行方向注意です。 基本尾根上の下りですが、小刻みなアップダウン多く、支尾根への入り込みにも注意です。 途中、1,737mピークから先で間違いやすい箇所(踏み跡明瞭なため)があります。 (真っすぐ進まずに左折が正解、見事に騙されました・・・) 所々に赤、ピンク、青、黄色テープがあり、時折確認しながら進みます。 作業道との合流後は再び尾根上の登山道を下りますが、傾斜は緩やかになります。 鉄塔を越えると林道に降り、下り切れば白樺荘が見えてきます。 |
その他周辺情報 | 下山後に、起点とした白樺荘(日帰り入浴600円)で入浴しました。 降りてすぐ温泉に入れるのは非常に有難いです。 |
写真
感想
5/5月曜日は南アルプス深南部、オクシズこと奥静岡の大無間山へ。
ここは以前から気になっていましたが、アクセスが遠いことやオンシーズン中のヒルの情報もあるので敬遠しておりました。
昨年春に安倍奥の峰々を歩いたことを契機に、次はお隣の深南部に行ってみるかと翌日が休み(+悪天予報)なこのタイミングを狙って歩いてきました。
また、白樺荘を起点に大根沢山と併せて周回もできそうなので、この機会にガッツリ歩いてみることにしました。
前日は新東名の駿河湾沼津SAで仮眠。連休中日で到着時は激混みでした。
GW期間中は休日割引適用外とのことなので、日付変わるまで寝ようと思って目が覚めたらAM1時。
思ったよりぐっすり寝てしまっていたようです。
新静岡ICを降り、下道で2時間超の行程を経て、駐車場が利用できる白樺荘へ。
準備して4時出発します。
登山口の明神橋は白樺荘から2kmほど南に下った場所にあります。
尾根への取り付きまでが難所となっていることは他の方の記録で確認済み。
最悪十分明るくなるのを待ってから、と思っていましたがロープや踏み跡もあり問題無く尾根を上がることができました。
なお、一部不明瞭であったため、歩きやすそうな斜面を登った箇所はありました。
核心部の急登を過ぎると単調な尾根歩きが続きます。
踏み跡も多くは明瞭で、基本尾根上なので迷う心配は無し。
小無間山山頂で2人パーティーに行き会います。
この日一日で会ったのは、ここと三隅池付近の縦走ソロの方と計3人のみ。
GW期間中とはいえ、非常に静かな山歩きでした。
(混雑を避け、それを狙っていたのもありますが・・・)
小無間山で田代ルートと合流し、大無間山へのルートはより明瞭になり体感歩きやすくなりました。
白樺荘から大無間山までは破線ルートで、らくルートの行程では難路・11時間超となっていましたが、実際に4時間で登り切れ後半に大きな貯金ができました。
大無間山は一等三角点の山ですが、樹林帯で展望のご褒美は無し。
ここが二百名山でなければ、訪れる人はさらに少なくなるでしょうね。。
大無間山から先は一応バリエーションルート。
バリルートとなってはいるものの、基本踏み跡あり、赤・ピンク・青・黄色テープは要所にあり、尾根上は危険箇所無し、身構えていたよりは楽に歩けました。
ただし、行程が長くエスケープは無いこと、急登・急下りに足場が悪いガレ場、ヤセ尾根箇所が多いことなどなど全体を通して油断はできない内容です。
後半は小刻みなアップダウンが連続し、進行方向左手(西〜北斜面)が崩壊した箇所を何度も通過します。
特に三方嶺からの下りや小根沢山への登り返し、さらに大根沢山への長い登りと消耗する区間が続きます。
また、ルートは明瞭とは言え、樹林帯で見通しが悪く残雪多い上部では、踏み抜き跡が所々にあるものの、赤テープを追うだけでは迷わずに歩くには困難でした。
特に大根沢山からの下り斜面は緩やかで尾根も広く、スマホGPSで時折位置と進行方向を答え合わせしながら夏道が出るまで下りました。
残雪のある樹林帯は難しいな、と思いつつまだまだ経験不足なのを痛感します。
大根沢山以降は楽な下りになるかと思いきや、等高線に表れないような小さな登りが所々にあります。
小刻みなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を下げていきます。
よく写真で見る廃ブルドーザーの残置された旧作業道と合流すればほっと一安心。
三角点へ緩やかに登り返してから、さらに標高差600m超の長い下りとなりますが、気持ち的には楽になります。
鉄塔すぐ下の林道まで降り、走り下ればゴールの白樺荘。
歩き終わってすぐ、車に乗らずとも温泉に入れるのは良いですね。
アルカリ性でトロトロの温泉にゆったり浸かり、眠気を堪えながらに下道を走ります。
新静岡IC手前で休憩したら眠気が飛んだので、新静岡ICー六郷IC区間のみ高速道路利用し、高速代節約で残りは下道で帰宅しました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人