赤城山南麓周回 三色ツツジの道を歩く
群馬県
ぐろ
体力度について
- GPS
- 09:50
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,027m
- 下り
- 2,034m
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- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:00
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
🚙自動車：鍋割山南登山口前。5台ほど。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・赤城山南麓八の字周回、順路は以下の通り。 鍋割山南登山口 → 鍋割山 → 荒山 → 前浅間山 → 軽井沢峠 → 牛国峠 → 銚子の伽藍 → 横引峰 → つつじが峰通り → 不動大滝 → 関東ふれあいの道 → ツツジのみち → 荒山高原 → 姫百合第二駐車場（ここから自転車で林道5.5km）→ 鍋割山南登山口。 ・鍋割山南登山口〜鍋割高原：登山口にサラサドウダンの群生。足場が狭い道から岩場の急坂歩き。一部崩れているので注意。鍋割高原のヤマツツジは終わり。関東平野の眺望。 ・鍋割高原〜鍋割山：滑りやすい道から岩場の急登が続く。ロープ二か所あり。コルに上がると満開のヤマツツジ。トンネルになっており素晴らしい。山頂までは木留め階段。満開のヤマツツジと関東平野を眼下に素晴らしい景色。 ・鍋割山〜竈山〜火起山：小さなアップダウンを繰り返す。泥濘で滑りやすい。ズミ、ヤマツツジが満開。トウゴクミツバツツジが落ち始め。竈山、火起山は草地で開けており、武尊山〜八ヶ岳までの眺望。 ・火起山〜荒山高原：九十九折れの下り。泥濘で滑りやすい。小さな石などにつまずきやすい。満開のヤマツツジが連なる。 ・荒山高原〜荒山：洗堀の道は泥濘で滑りやすい。ヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオの三色のつつじが現る。眺望の広場からは富士山などの眺望。山頂手前のニセピークにロープ二か所。尾根の北西斜面にシロヤシオの群生。 ・荒山〜前浅間山：クラシックルート。高度感のあるヤセオネ状の急坂。木の根と岩で足場が悪いので転落注意。西斜面に満開のシロヤシオの群生。クサタチバナ開花。 ・前浅間山〜軽井沢峠：踏み跡明瞭の道。登山道合流手前付近から三色のツツジの群生。素晴らしい色彩のスクリーン。 ・軽井沢峠〜牛国峠：舗装路歩き。駐車場手前のところに三色ツツジの群生。 ・牛国峠〜銚子の伽藍：牛国峠から三色ツツジの群生。尾根の空間すべてツツジ色に染められている。特にシロヤシオがここ20年で一番の花量。圧巻の三色ツツジはここが一番すごかった。 ・銚子の伽藍〜横引尾根出合：登山道の分岐を上流側（左手）へ。そちらの方が渡渉しやすい。当日は雨後で増水していた。横引尾根へは急坂の泥濘でロープがある。ここも圧巻の三色ツツジ。尾根満開に咲いてすごかった。 ・横引尾根出合〜つつじが峰西登山口：泥濘の急坂。さねすり岩付近に満開のヤマツツジとトウゴクミツバツツジ。つつじが峰通りにシロヤシオは無い。ヤセオネが三か所、全て崩壊しており巻道へ。 ・つつじが峰西登山口〜不動大滝〜赤城温泉：舗装路歩き。橋から約10分で不動大滝へ。水量が多くて見事だった。舗装路から関東ふれあいの道で赤城温泉へ。登山口が不明瞭なので迷いやすい。 ・赤城温泉〜荒山高原：ふれあい橋を渡って「ツツジのみち」を5.4km歩く。緩い登りが続く。下はほぼ終わりだったが、途中からは圧巻のヤマツツジ街道。荒山南尾根すべてがツツジの群生地で17種約70万株の大群落。 ・荒山高原〜姫百合第二駐車場：ゴーロ帯。ヤマツツジはほぼ終盤。登山口の湿地にクリンソウ開花。 ・姫百合第二駐車場〜鍋割山南登山口：林道鍋割相吉線を5.5km20分サイクリング。 |
| その他周辺情報 | ・群馬県による「ツツジのみち」の紹介。 https://www.pref.gunma.jp/page/1196.html |
写真
20年ほど前に、PDFでダウンロードした前橋市作成と思われる地図。荒山から前浅間山のルートが載っている。「ガキボッタ」が標記。シロヤシオも「ミヤヤシオツツジ」と古い言い方で書いてある
2
auの前身であるIDO。1997年4月発売、TOSHIBA製「501G」。当時の価格で44000円。オリジナル着信音作成機能付は懐かしい。
2
感想
前日の野反湖ではシラネアオイとサンカヨウ、志賀高原ではツバメオモトとサンカヨウを見ることが出来た。次ぐ日も谷川岳山麓の清水街道を、再び訪ねる予定だったが、予想外に天気が良いので、裏山へツツジ散策することにした。
奥さんは所要があり行けないので、ソロならと自転車を駆使した南麓周回することにした。いろいろと考えて、数年前にやった逆八の字コースにしてみた。谷川主脈縦走も近いので練習も兼ねての山行きにした。
自宅を5時に出発。姫百合第二駐車場に自転車をデポ。時間があるので、白樺牧場と見晴山までレンゲツツジの様子を見に行った。ちょうど咲き始めで6月上旬には満開になると思う。この辺りは寒く9℃だった。
来た道を戻って鍋割山南登山口へ。二台停まっていた。薄曇りで肌寒い。登山口にあるサラサドウダンの群生を観賞。散り始めで下に花柄の絨毯になっていた。狭く足場の悪い急坂を歩いていく。鍋割高原のヤマツツジは終了していた。
岩場の急登を過ぎるとコルになる。そこからは真っ赤なヤマツツジ隧道。山頂への急階段を上がる。笹原にある満開のヤマツツジと関東平野を一望できる景色を背にビクトリーロードを駆け上がる。山頂には二人しかいなかった。記念撮影して荒山へ。
鍋割山から竈山を経て火起山の稜線歩きは、ヤマツツジのトンネル、ズミ、トウゴクミツバツツジなど色彩鮮やかな道。開けた場所では武尊山から八ヶ岳までの眺望。荒山高原へ下って荒山へ登り返す。展望に広場からは、富士山や甲斐駒ヶ岳も見えていたが、東京スカイツリーは霞んで良く見えなかった。
その先からはシロヤシオ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジの三色ツツジ。ヤブに入ったりして足が進まなくなった。ニセピークの北側からシロヤシオの群生。ロープのある岩場を上がると荒山山頂。石祠はあるが眺望はない。
トウゴクミツバツツジの脇を抜けてクラシックルートへ。20年ほど前の地図には表記されていたが、廃道されたようで、現在の地図には徒歩道の点線があるのみ。テープもあり踏み跡明瞭だが、急坂で足場が悪い。高度感もあるので転落に注意した。
ややなだらかになると、オオカメノキ、シロヤシオが現る。その先の尾根の西側はシロヤシオの群生。斜面の下まで連なって咲いていた。巨木が多く稜線歩きしても木の上から見られる。シロヤシオで真っ白になった景色は素晴らしかった。薄曇りで白飛びせず撮影もできた。
クサタチバナ咲く前浅間山から東へ下る。軽井沢峠の道と合流する辺りから、三色ツツジの群生。ここも素晴らしかった。舗装路に出て路肩の辺りから緩い斜面に入ると、そこも三色ツツジの群生。密集しており色彩が濃かった。
再び舗装路を歩いて牛国峠へ。ここから三色ツツジが連なる。道を挟んで北斜面にはシロヤシオが主体でトウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ。南斜面はヤマツツジが主体でトウゴクミツバツツジ、シロヤシオ。銚子の伽藍の下り込みまで圧巻の三色ツツジカ街道。特にシロヤシオが素晴らしく、ここ20年で一番花量が多いと思う。
下る急坂でも満開のシロヤシオが景色を白に染める。オオルリの捕食を偶然撮影することが出来た。三途川は増水していて渡渉は石飛して渡ったが濡れた。ここで3人の登山者と会ったのが最後となり、下山まで人と会うことはなかった。
崖にある三色のつつじを見上げて横引尾根へ。オノエランはまだ無かった。尾根では満開のシロヤシオ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジが出迎える。これはすごい花量。おとぎの森や小滝の周辺もトウゴクミツバツツジが見えていたが、今日は行けない。横引尾根出合のところで昼食。うどんと田舎巻きなどを食べた。
ツツジが峰通りは急下り。ここからシロヤシオは無くなり、ヤマツツジとトウゴクミツバツツジだけとなる。それでも素晴らしい景色。尾根にトンネル状になって咲いていた。ヤセオネの崩壊が三か所あり巻道を歩く。標高を下げるとヤマツツジは終わっており、スギ林の中を歩いて西登山口へ。
舗装路歩いて橋を渡って滝沢の不動大滝に立ち寄る。マイナスイオンを浴びてヒーリング。舗装路に戻って、関東ふれあいの道へ。登山口が分かりにくく、整備もされていないので、足場が悪い。赤城温泉に到着し「ツツジのみち」へ向かう。
巨木のミズキの花を足下に見て、ふれあい橋を渡る。木留階段の九十九折れを歩いてヒノキ林内へ。下の方はヤマツツジは終り、紅い絨毯になっていた。標高を上げると満開のヤマツツジ、トウゴクミツバツツジは散り始めていた。
真っ赤なトンネルはまだ残っており、その先の群生も棚上十字路まで続いて素晴らしかった。誰もいない東屋や芝生広場の十字路を過ぎて荒山高原へ。7時間ぶりに戻ってきたが誰もいない。そのまま下って姫百合第二駐車場へ。尾根をまっすぐ行き過ぎて途中から下った。
湿地のクリンソウを撮影。咲き始めはきれい。デポした自転車を回収して装備を換装。林道をサイクリングして駐車場へ戻った。駐車場には一台だけ。自転車を積み込み帰路へ。自宅に戻ると奥さんが帰ってきていて、今日の様子などを話した。俄然行く気になり、今この感想を書いている時間に行っている。
関東では日光方面や奥武蔵など、ツツジが有名なところはたくさんあるが、やはり我が故郷前橋市が誇る赤城山のツツジは素晴らしいと思った。
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