佐久の秀麗独立峰、大展望の御座山


- GPS
- 05:42
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,214m
- 下り
- 1,191m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩きやすい |
写真
感想
二日目の日曜日も晴れ予報。
金峰山から小川山越しに見えた御座山。
この山がなぜ百名山では無いのか、非常に疑問なくらい山らしい山でした。もし来訪する場合は確実に晴れが狙える日をお勧めしたいです。
もちろん石楠花の時期も大事ですが、この山は何といっても山頂からの大展望。
富士山以外ほとんど見えてしまう山頂からの景色は圧巻で、金峰山ほど周囲をぐるっと見渡せるということはありませんが、場所が違うので浅間山が近かったり両神山の裏側が見えたりと独特の景色を眺められるでしょう。ちなみに富士山は奥秩父主脈に阻まれて見えません。
今回登ったのは1番のロングルート、長者の森コース。
金峰山表参道口からだと栗生コースが近いし山頂までの距離も短いのですが、日曜日の帰りがとても遠くなるので長者の森コースを選択。
天気が良くて大展望の山ですが、登山者は少なめ。気温が高くなるため早めに出発。
登山口付近は低山にありがちなシダやらソテツが生えてる道です。気温も上がるとアブやらハエもブンブン飛び始めるため早めに抜けておきたいところ。飯能や奥多摩と違い、杉林の植林はありませんでした。標高を上げていくとヤマツツジが沢山咲いており大岳山や御前山などの植生ににてるように感じました。九十九折りの道が多いですが、風が全く通らず朝6時でも蒸し暑い。
まるで岩盤浴です。
少し砂利っぽい道であったりして歩くたびに道や景色が変わる山です。
後で感じたことですが、鉄塔までくるとやっと本番です。
ここから御座山が始まるイメージです。始めはヤマツツジと広葉樹の森を歩き、標高を上げていくと石楠花や針葉樹、苔が増えてきて奥秩父の雰囲気に似てきます。亜高山帯に近い証拠でしょう。
あまり平坦な道がなく、一つ一つの登りが九十九折りながら急です。前日のクラシックルートの疲れがそれなりに効いてきます。
前衛峰を登る際も急登でここもダメージを喰らいます。この尾根上に景色がいい場所があるので覚えておきたい。御座山と浅間山、北アルプスなども見えますしこの付近はサラサドウダンも多いので楽しめるでしょう。
ここを過ぎると前衛峰に辿り着き、目の前に見える御座山へのもうひと登りに少しこころがざわつきます。予想通りの急登です。
奥秩父のような雰囲気の登山道を登ります。距離こそ短いものの急登のクオリティは甲武信ヶ岳のようです。
平坦な道に着くと、避難小屋が見えます。横から明るい光が漏れており、そちらに向かうと眼前に広がる大展望。山頂標識からは前日登った金峰山含む奥秩父主脈、南アルプス、南北八ヶ岳、北アルプス、浅間山、北関東の山々、両神山。晴れた日の御座山はため息が出るほどの絶景でした。前日より雲は多いながらも、景色の味となるようなものでした。
思った以上に暑くて水分量を調整しながらだったのが唯一の失敗でした。しかしこれだけの大展望を楽しめたのは本当に幸運としか言いようがありません。5月に行ければよかったのですが、5月の天候不良による無念を見事に打ち消した、そんな二日間でした。
花は咲く時期がズレることによって生き残りをかけているんだと思います。それに伴って我々も時期を変えて楽しめます。ありがたいことです。
無事帰って来れたことに感謝です。
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