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Yamareco

記録ID: 8338218
全員に公開
講習/トレーニング
八ヶ岳・蓼科

雨と霧の、赤岳鉱泉から硫黄岳

2025年06月26日(木) 〜 2025年06月27日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:19
距離
17.7km
登り
1,309m
下り
1,290m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:40
休憩
0:20
合計
4:00
距離 6.7km 登り 732m 下り 4m
10:54
13
11:08
45
11:52
11:53
8
12:01
12:20
3
12:23
12:24
66
13:30
13:31
85
14:56
2日目
山行
8:15
休憩
0:59
合計
9:14
距離 11.1km 登り 577m 下り 1,286m
5:13
8
5:36
5:37
97
7:14
7:15
50
8:05
8:22
33
8:54
8:55
89
10:24
8
10:38
11:11
79
12:29
12:36
43
13:18
13:20
12
13:32
6
13:38
31
14:09
18
14:27
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
マタタビの葉先が白くなってます。
よく見たら花もありました。
登りだしはまあまあ順調だけど、空は不穏…
2025年06月26日 11:47撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/26 11:47
マタタビの葉先が白くなってます。
よく見たら花もありました。
登りだしはまあまあ順調だけど、空は不穏…
印象派絵画を思わせる、赤いクリンソウの花が咲く水辺。
2025年06月26日 11:54撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/26 11:54
印象派絵画を思わせる、赤いクリンソウの花が咲く水辺。
せせらぎも涼やかに…
など言ってられたのは最初だけでした。

この後、Iガイドさんも「そうない」と言うほどの強雨に。
2025年06月26日 11:56撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/26 11:56
せせらぎも涼やかに…
など言ってられたのは最初だけでした。

この後、Iガイドさんも「そうない」と言うほどの強雨に。
ハリブキ。
Iガイドさんから聞いた別名「ヨメノザブトン」のインパクトよ
:((; ´-`;)):

この後は雨が激しくなってきて、また慣れない高度チャレンジに呼吸を合わせるのが忙しく、写真どころじゃなくなりました。
そしてレインウェア着ているのに、背中あたりから浸水の感触が…
靴も紐のあたりか、靴下に少し浸みた感じがありました。
2025年06月26日 12:26撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/26 12:26
ハリブキ。
Iガイドさんから聞いた別名「ヨメノザブトン」のインパクトよ
:((; ´-`;)):

この後は雨が激しくなってきて、また慣れない高度チャレンジに呼吸を合わせるのが忙しく、写真どころじゃなくなりました。
そしてレインウェア着ているのに、背中あたりから浸水の感触が…
靴も紐のあたりか、靴下に少し浸みた感じがありました。
やっと着いた赤岳鉱泉の山小屋で乾燥部屋にレインウェアを吊るし、各部屋へ。

残念ながらお風呂は工事中で利用不可期間なので、持ってきた汗拭きなどで少しさっぱりしてシャツや靴下を替えました。

夕食はステーキでした。
2025年06月26日 18:05撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/26 18:05
やっと着いた赤岳鉱泉の山小屋で乾燥部屋にレインウェアを吊るし、各部屋へ。

残念ながらお風呂は工事中で利用不可期間なので、持ってきた汗拭きなどで少しさっぱりしてシャツや靴下を替えました。

夕食はステーキでした。
夕陽に照らされる山を見ながら、
「明日は少し晴れますように…( -人- )」

1部屋を4人でゆとりをもって使えて、温風ヒーターも消灯時間までは使えたし、
Wi-Fiもあり、お布団と毛布で寒くもなく、お宿としては快適でした。
部屋にハンガーもあったので、濡れたTシャツなどインナーも乾かせました。
2025年06月26日 18:45撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/26 18:45
夕陽に照らされる山を見ながら、
「明日は少し晴れますように…( -人- )」

1部屋を4人でゆとりをもって使えて、温風ヒーターも消灯時間までは使えたし、
Wi-Fiもあり、お布団と毛布で寒くもなく、お宿としては快適でした。
部屋にハンガーもあったので、濡れたTシャツなどインナーも乾かせました。
願いが半端に叶ったのか、霧の出発。
服装目安は「冬の東京」と言われて、レインウェアのジャケットの中に夏パーカーとTシャツ2枚重ねてみたら、自分には充分でした。
山頂の冷え対策に、夏物トレーナー1枚(ダウンやフリースを持って来なかったので叱られました)とレインウェアの下も持って行きます。

練習に持ってきたヘルメットは、小屋を出る時に落石対策にはまだ早いけど、ほとんどの人が装着してました。
被り方の説明を受けやすいのとザック軽量化?
2025年06月27日 05:20撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 5:20
願いが半端に叶ったのか、霧の出発。
服装目安は「冬の東京」と言われて、レインウェアのジャケットの中に夏パーカーとTシャツ2枚重ねてみたら、自分には充分でした。
山頂の冷え対策に、夏物トレーナー1枚(ダウンやフリースを持って来なかったので叱られました)とレインウェアの下も持って行きます。

練習に持ってきたヘルメットは、小屋を出る時に落石対策にはまだ早いけど、ほとんどの人が装着してました。
被り方の説明を受けやすいのとザック軽量化?
ミヤマハタザオ?

雨は降ってないものの、木々が風で揺れてばらばらと朝露だか昨日の雨粒だかがヘルメットに落ちてきます。

昨日より傾斜はキツめなので、最初からずっとひたすらフーッフーッと息を吐きながら足を運びますが、数時間は眠れたためか一晩で少し慣れたのか、昨日ほど呼吸がツラくはありません。
2025年06月27日 05:31撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 5:31
ミヤマハタザオ?

雨は降ってないものの、木々が風で揺れてばらばらと朝露だか昨日の雨粒だかがヘルメットに落ちてきます。

昨日より傾斜はキツめなので、最初からずっとひたすらフーッフーッと息を吐きながら足を運びますが、数時間は眠れたためか一晩で少し慣れたのか、昨日ほど呼吸がツラくはありません。
霧で山が見えません。
途中、少し明るくなるもまた暗くなったり。

小鳥がとても賑やかだけど、シルエットを見つけても色もわからない状態で、聴き分けもできない…
ウグイスだけやたら耳につきました。
2025年06月27日 05:32撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 5:32
霧で山が見えません。
途中、少し明るくなるもまた暗くなったり。

小鳥がとても賑やかだけど、シルエットを見つけても色もわからない状態で、聴き分けもできない…
ウグイスだけやたら耳につきました。
イワカガミの花。
触れるとピンクの花びらがポロッと落ちるので、時期は花の終盤かな?
2025年06月27日 07:11撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 7:11
イワカガミの花。
触れるとピンクの花びらがポロッと落ちるので、時期は花の終盤かな?
上に上がっても見晴らしも無し。
赤岩の頭から硫黄岳への岩が出っ張る道も霧の中、周り真っ白でした。

自分の利き足の逆になるのか疲れもあるのか、硫黄岳への道は下りのほうが落ちそうで怖かったです。
岩の所は横向きでしか進めず、重心とり方間違えたら、かなり下まで落ちるのは決定してます。
背中のザックの軽量化はこの時の為かと思いながら、いっそザックを置いて来たかったと思ったり。
もちろん写真なんて撮れません。
皆様、よくぞこんな道をクリアしてらっしゃる。
…よくぞ生還できた、ワタシ…

Iガイドさんによると風速5mくらい、体感温度は1桁くらいだろうとのこと。
2025年06月27日 07:32撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 7:32
上に上がっても見晴らしも無し。
赤岩の頭から硫黄岳への岩が出っ張る道も霧の中、周り真っ白でした。

自分の利き足の逆になるのか疲れもあるのか、硫黄岳への道は下りのほうが落ちそうで怖かったです。
岩の所は横向きでしか進めず、重心とり方間違えたら、かなり下まで落ちるのは決定してます。
背中のザックの軽量化はこの時の為かと思いながら、いっそザックを置いて来たかったと思ったり。
もちろん写真なんて撮れません。
皆様、よくぞこんな道をクリアしてらっしゃる。
…よくぞ生還できた、ワタシ…

Iガイドさんによると風速5mくらい、体感温度は1桁くらいだろうとのこと。
遠景ダメでも花々は魅力的。
上がツガザクラ?
左がイワカガミ?
下が、ヨツバシオガマと聞いたけど、この写真だとミヤマシオガマ?

イワヒゲも露で白い小花がたくさんキラキラしていたけど、この写真はツガザクラみたい。
2025年06月27日 08:27撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 8:27
遠景ダメでも花々は魅力的。
上がツガザクラ?
左がイワカガミ?
下が、ヨツバシオガマと聞いたけど、この写真だとミヤマシオガマ?

イワヒゲも露で白い小花がたくさんキラキラしていたけど、この写真はツガザクラみたい。
マルバキスミレ、との話もあったけど、キバナノコマノツメっぽい?
他にヤツガタケキスミレも咲くらしいから、スミレって同定がホント難しい…
2025年06月27日 09:08撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 9:08
マルバキスミレ、との話もあったけど、キバナノコマノツメっぽい?
他にヤツガタケキスミレも咲くらしいから、スミレって同定がホント難しい…
中央の白花がオサバグサ、
やや左寄り下がマイヅルソウ?

マイヅルソウはJALロゴマークの図案のモトだと言われたけど、いや鳥から直接デザイン起こしたというほうが自分にはわかりやすいような?
2025年06月27日 09:34撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 9:34
中央の白花がオサバグサ、
やや左寄り下がマイヅルソウ?

マイヅルソウはJALロゴマークの図案のモトだと言われたけど、いや鳥から直接デザイン起こしたというほうが自分にはわかりやすいような?
中央の薄緑色のふわっとしたの、富士山5合目行った時に見たサルオガセかと思ったけど、どこの枝にも下がってる様子がなくて。
種類は近いけど、こちらは地上で育つミヤマハナゴケというのみたい。
2025年06月27日 09:40撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 9:40
中央の薄緑色のふわっとしたの、富士山5合目行った時に見たサルオガセかと思ったけど、どこの枝にも下がってる様子がなくて。
種類は近いけど、こちらは地上で育つミヤマハナゴケというのみたい。
ゴゼンタチバナ。
御前橘と書くと平安時代っぽいと思ったら、花言葉が「古風」だとか。
小さいけどミズキ科ミズキ属で、葉っぱが町で見かけるハナミズキに似てる。
2025年06月27日 10:00撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 10:00
ゴゼンタチバナ。
御前橘と書くと平安時代っぽいと思ったら、花言葉が「古風」だとか。
小さいけどミズキ科ミズキ属で、葉っぱが町で見かけるハナミズキに似てる。
ズダヤクシュ(喘息薬種)…
喘息の民間薬だったそうで、花言葉が「活力」。
2025年06月27日 10:23撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 10:23
ズダヤクシュ(喘息薬種)…
喘息の民間薬だったそうで、花言葉が「活力」。
たまごボーロに大きさも色形もそっくりなキノコが。
ヒメコガネツルタケというのかな?
キノコの安易な決めつけは危険だけど…

雨後の林道のこと、登りでは気づかなかったキノコがいろいろ目につきました。
2025年06月27日 10:26撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 10:26
たまごボーロに大きさも色形もそっくりなキノコが。
ヒメコガネツルタケというのかな?
キノコの安易な決めつけは危険だけど…

雨後の林道のこと、登りでは気づかなかったキノコがいろいろ目につきました。
雨と霧ばかりの登山でも、苔やキノコはとてもみずみずしくなるから素人植物観察は忙しめ。
下り方向だと呼吸も楽になるので、足もとの石車に気をつけながら
(・・*)(*・・)キョロキョロ
「はい、写真撮る時は一歩ずれて立ち止まってね! 歩きながら撮らない!」
…毎度うっかりへのご注意を、ありがとうございます…
2025年06月27日 10:34撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 10:34
雨と霧ばかりの登山でも、苔やキノコはとてもみずみずしくなるから素人植物観察は忙しめ。
下り方向だと呼吸も楽になるので、足もとの石車に気をつけながら
(・・*)(*・・)キョロキョロ
「はい、写真撮る時は一歩ずれて立ち止まってね! 歩きながら撮らない!」
…毎度うっかりへのご注意を、ありがとうございます…
苔林がいい感じ。
やっと霧が晴れてきた?
2025年06月27日 10:34撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 10:34
苔林がいい感じ。
やっと霧が晴れてきた?
赤岳鉱泉の山小屋で預けていた荷物を受け取って。
ここで青空かよっ
思わず文句を言ってしまいました。
今から頂上行ってたら、眺めいいんだろなあ。
2025年06月27日 11:07撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 11:07
赤岳鉱泉の山小屋で預けていた荷物を受け取って。
ここで青空かよっ
思わず文句を言ってしまいました。
今から頂上行ってたら、眺めいいんだろなあ。
赤岳鉱泉の山小屋から下はシロバナノヘビイチゴがいっぱい。
2025年06月27日 11:07撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 11:07
赤岳鉱泉の山小屋から下はシロバナノヘビイチゴがいっぱい。
金曜日ということで、週末アタックめざす人達と何度もすれ違いました。
自分たちのツアーは真っ白な霧ばかりだったのに今はこの青空…ちょっと悔しいけど、よき山旅を!
2025年06月27日 11:07撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 11:07
金曜日ということで、週末アタックめざす人達と何度もすれ違いました。
自分たちのツアーは真っ白な霧ばかりだったのに今はこの青空…ちょっと悔しいけど、よき山旅を!
アイスキャンディって、美味しそうな名前だけど冬の雪壁登りの修練場みたいな場所なんですね。
今は鉄パイプのホネだけ。
2025年06月27日 11:09撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 11:09
アイスキャンディって、美味しそうな名前だけど冬の雪壁登りの修練場みたいな場所なんですね。
今は鉄パイプのホネだけ。
昨日は茶色い濁流だった沢が、既に落ち着いて透けてます。
2025年06月27日 11:23撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 11:23
昨日は茶色い濁流だった沢が、既に落ち着いて透けてます。
鉄分多そう…
2025年06月27日 11:35撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 11:35
鉄分多そう…
ミヤマハンショウヅル?
一輪だけ咲いてました。
2025年06月27日 12:01撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 12:01
ミヤマハンショウヅル?
一輪だけ咲いてました。
こちらは鶏アタマ…ぢゃなくて有名毒草なトリカブトだとか。
葉っぱだけでは気づけそうにないです。
毒は知るのも怖いけど知らないのも怖い。
2025年06月27日 12:25撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 12:25
こちらは鶏アタマ…ぢゃなくて有名毒草なトリカブトだとか。
葉っぱだけでは気づけそうにないです。
毒は知るのも怖いけど知らないのも怖い。
これから登る人の元気が出そうな青い空。
2025年06月27日 12:34撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 12:34
これから登る人の元気が出そうな青い空。
イブキジャコウソウ?
和のハーブ、タイムの原種だろうと聞いたけど、自分の鼻が鈍ってるのか匂いがよくわからなかったのが残念。
2025年06月27日 12:45撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 12:45
イブキジャコウソウ?
和のハーブ、タイムの原種だろうと聞いたけど、自分の鼻が鈍ってるのか匂いがよくわからなかったのが残念。
ギンリョウソウ。
直に見たいとずっと思っていたけど、ここで出会えるとは。
抜けるような輝くような白さ、自分の目で実物を見れてラッキー♫
2025年06月27日 13:11撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 13:11
ギンリョウソウ。
直に見たいとずっと思っていたけど、ここで出会えるとは。
抜けるような輝くような白さ、自分の目で実物を見れてラッキー♫
ナワシロイチゴ。
2025年06月27日 14:14撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 14:14
ナワシロイチゴ。
こちらはオオベニウツギ?

ここから「最後の登りーっ」と言われて気合い入れて、ひとつ坂を越えたら小屋でゴハンが待っている…
水出しコーヒーと手打ち蕎麦が、さっぱりして美味しかったです。
2025年06月27日 14:15撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
6/27 14:15
こちらはオオベニウツギ?

ここから「最後の登りーっ」と言われて気合い入れて、ひとつ坂を越えたら小屋でゴハンが待っている…
水出しコーヒーと手打ち蕎麦が、さっぱりして美味しかったです。
撮影機器:

感想

富士山を目指す講習のツアーでの本番前最終ステップ、美濃戸口から八ヶ岳の赤岳鉱泉の山小屋に一泊して硫黄岳のピストン。

スタートの駐車場で既に標高は1,400m超え、低山中心2年めな自分にはじゅうぶん高地です。
朝10時過ぎにツアーバスを降りて、美濃戸山荘の水補給&トイレ休憩までは曇空で歩けていましたが。
しばらくして大粒の激しい雨になりました。

レインウェア装着も、すぐに息がツラくなり遅れかけ、慣れない呼吸に疲れて、唾を飲み込むだけでも即座に酸欠な感覚に。
足もとは泥水溜まりで底が見えなくなり、少しだけど靴下もTシャツも浸水。
ザックは中袋防水だけど、ベルトポケットに入れていた行動食やサプリ、ハンカチティッシュ薄手袋などはびしょ濡れ。
なるほど、自分のザックのポケットと雨の関係がよーくわかりました。

赤岳鉱泉の山小屋では乾燥部屋があってレインウェアを吊るせました。アリガタヤ..
部屋のハンガーでTシャツなど干して着替えられたのもよかったです。
消灯時間と同時に暖房も切れたけど、部屋自体が寒いというほどにはなりませんでした。
夜中に目覚めると、心配していた高山病的頭痛が少しあったけど、深呼吸を繰り返すと治りました。

翌朝は4時起床5時出発。
山小屋で昨夜のうちに配られていたチマキ2個は、自分はひとつを朝食に食べてひとつを行動食に持っていきました。
美味しかったし、固形の行動食を初日でほぼ食べちゃったのでありがたかったです。

雨は止んだけど、かなり深い霧の中でのスタート。
高山植物の話を時々挟んでもらいながら、水蒸気を吸うような呼吸に鼻水啜りつ、なんとか赤岩の頭に到着。
でも霧が晴れる気配はなくて風もあり、動かないとカラダがどんどん冷えます。
霧の中でレインウェアのズボンも装着、水分とチマキを摂り、硫黄岳へ。

歩きながらうっすら硫黄臭は感じるけど、硫黄岳との名前を思ってなければ気づかない程度。
白っぽいエリア、黒い小石の散らばるエリア、そして岩の迫り出している崖っぷち…
正直、崖道は恐怖でした。
自分のザックの背負い方か筋力にまだ問題あるのかもしれません。
登頂はしたけど、真っ白な霧の中で展望はなく風もあり、早々に引き上げることになりました。
帰路の方が崖を落ちそうで、足の位置を何度か修正してやっと迫り出した岩の横を抜けました。

赤岳鉱泉に戻って、預けてあった荷物を受け取りレインウェアを脱ぐと、やっと霧が晴れて青空が。

下り道は呼吸が楽になる一方。
雨の中で前日には見る余裕もなかった林の苔やキノコが生き生きとしていて。
ギンリョウソウにも初対面。

長いと感じた下りだったけど、Iガイドさんからいろいろ高山植物を教えてもらえて、退屈はしませんでした。



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