積雪期限定 酸ケ湯から八甲田大岳西斜面直登と硫黄岳の真西直下降

- GPS
- 06:26
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 767m
- 下り
- 770m
コースタイム
| 天候 | 朝から下山までほぼガスで覆われましたが、山頂は雲海上 南東の風つよし、山頂での風速はだいたい16〜7mくらいかな? 山頂での気温は−14〜5℃ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
酸ケ湯公共駐車場の公衆トイレはまだ冬季閉鎖中でした。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはありませんので、各自それなりの対応が必要となります。 今回のルートは通常と異なりますので、ルートファインディング力が必要になります。 傾斜も急な所がありますので、風が強い場合は特に注意が必要です。 |
| その他周辺情報 | 今回は先日八甲田ゴールドラインの雪の回廊が開通したばかりで、酸ケ湯は激混みのようだったので、黒石方面に降りて「大川原温泉」を利用しました。 大人 200円! シャンプー等の備付けはありません。 その後、そのまま弘前まで行き、市役所隣のスタバでお茶をして帰りました(笑) 文化財の建物を利用した店舗で、うまく雰囲気を出していて良かったです。 |
写真
装備
| 個人装備 |
今回の山行は冬靴+輪カン
その他の装備は一般的な冬山日帰り装備
|
|---|
感想
今日も夫婦で休みが噛み合ったので「山」(笑)
先週の山行の疲れと言うか、痛み(筋肉・節々・顔面・ヘルペスなどなど(笑))がまだ残っているので、とりあえず八甲田!
そういえば今期はまだ大岳の山頂には行ってないな〜・・・・・
じゃあ、ちょっと気になっていた西斜面の直登で行ってみよう!
山頂付近は雪が少ないだろうから、今回は冬靴に輪カンの足元装備で行くことにしました。
まずは準備中に・・・本当にザックの中はコレでいいんだっけかな?
ザックを持ってみて・・・あら!? ザックが軽い!
これらは二人揃って基準が先週のままで起きた、一般的には普通の事でした。
そしていざ当日
駐車場では二組の登山者が準備をしていましたが、天気はガスガス。
ま、気にしないで行ってみよ〜
登山口から早々にいつものルートを外れ、今日は沢沿いに歩いていきます。
徐々にガスも濃くなり、風も結構な感じになってきました。
本来は沢を登って行き、鬼面岩を見物していこうと思っていましたが、
風が強くてそれどころではありません。
たぶん一人だったら山頂はパスして仙人岱小屋に一直線だったでしょう(笑)
でも今回は二人なのでそう簡単には諦めません。
風を少しでも避けるため、尾根の北側に少し回り込んでジワジワと高度を上げていきます。
樹林も薄くなり森林限界が近づくと、もう風を避ける物ががないので、その辺りからは根性あるのみ!
ひさびさの厳しい環境の中を黙々と登っていくと、気分は若干アルピニスト気分(笑)
ハイマツ帯は踏み後を歩かない方が歩きやすいので、二人バラバラに登っていきました。
後ろの様子を時折確認すると、チラッと下界が見え隠れ。
見えるときれいなんですが、なんせ風が強いので、すぐに次の雲がやって来てそれを隠してしまいます。
そんな状況なので長くも立ち止まっているのも厳しいので、すぐに歩きだして山頂を目指しました。
何度かあった「あれを越えれば山頂か?」の騙しに耐え、急激に傾斜が緩んだ所が山頂広場の延長でした。
夏場はロープで囲われているため、その広さをなかなか実感できませんが、山頂広場はだいぶ広いものだと実感しました。
こうやってようやく今期初の大岳山頂を夫婦揃って踏むことができました。
悪天候の中、付き合ってくれてありがとうございました♪
さて、あと気になるのは岩木山かな?今期は一回も行ってないしな〜(^^ゞ
いつ行けるかな?・・・・・
酸ケ湯から冬に見える時もある大岳、いつか直登で行ってみたいね、と話していた
先週末の縦走から顔の日焼けもおさまらず、でも山に行かれるのは今週末でしばらくお預け(明日は暴風の予報だし)なので、八甲田にいきたいと思っていた
今シーズンは大岳山頂に行かれず、心残りであったし、仙人岱の小屋までではなんだか物足りなかった
直登ルートで登ろうか?の言葉に、即答して今日の山行が決定した
私の書いた予定線は1195ピークの尾根を主にたどるライン
一方、shunの書いた線は沢沿いライン
現地での判断、ということで登り始める
下手に他の登山者が迷い込むことのないように、スタート早々に仙人岱小屋へのトレースと分かれる。わずかだが、スキーの滑走跡があり、しばしこれを使いながらツボ足の沈み込みを抑えた
酸ケ湯の湯源地を見下ろして右又沢を登ると徐々に踏み抜きが多くなってきた
ワカンをつけて進む
1195ピークへの登りは急坂、少し南に回って、ウサギの足跡を参考にしながら坂をクリアする
登りきるとガスがひどくなり、風も強まってきた
今日は南からの強風で予報よりもかなり強い
沢沿いのルートは風がひどくて近寄り難いので尾根のルートでやや北寄りに風を躱す作戦
鬼面岩を見たかったが、今日は風とガスで断念
多少の雪面のうねりは我慢して、風をやり過ごす
ひたすら樹木がたどれるところまでたどる
ついに森林限界へと到着すると、雪が薄くなり、ハイマツを踏み抜きながらの登り
かなり堪える…
風も強いので、私は北側に回り込んで登り切った
山頂広場はすべてがエビのしっぽで覆われていた
山頂看板もエビにどいてもらって今シーズン分の記念撮影
帰りは南風が強いので、東面を可能なら下降しようと外輪山を回る
しかし、雪が上部までのびていない
結局は南面近くの雪面を下降した
雪は下降するたびにどんどん湿っていく
雪の階段を作りながらの下降
大岳環状ルートの竹竿と合流し、仙人岱小屋へ
ゆっくり風のないところで暖かくご飯を食べられる幸せ
帰りは硫黄岳からの直下降
冬しか行かれない(行く気になれない)硫黄岳、好きなルートどりできる今だからこその下降路
思わぬパノラマに出くわして、感動を一緒に味わう
温泉の香りがする雪原から雪の回廊へ
今年は小ぶりで、早い夏山はじめになりそうだね、と話しながら帰路を終えた
しゅん
こまどり













いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する