山の鼻〜至仏山〜笠ヶ岳〜鳩待峠


- GPS
- 10:02
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,212m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
鳩待峠までシャトルバス利用、片道 1300円。終バスに間に合わない場合は,実費でのタクシー利用になるらしい。 |
その他周辺情報 | 尾瀬戸倉温泉:600円。 https://www.tepco.co.jp/rp/oze/iku/purari/index-j.html 片品基地:コスパが良いと思う。 https://www.katashina-base.com/katashina-base |
写真
感想
30年以上前にファミリー登山で登った至仏山の再訪を考えた。序に,未訪の笠ヶ岳にも足を延ばす計画とした。鳩待峠への5時半のバス始発に間に合うように,自宅を1時過ぎに出発する。高崎SAでラーメンの朝食を摂り,駐車場に4時35分に到着する。大きな駐車場が,既に3〜4割埋まっている。早々に支度してバス乗り場で並ぶ。マイクロバス2台ではとても間に合わないので,乗り合いタクシーが次々と集まっている。定刻よりも早い5時20分頃にバスが出発し,20分余りで鳩待峠に到着。再度,身支度を確認して出発。
山の鼻までは,5,6月に歩いたのでもう勝手が分かっている。50分足らずで到着し,研究見本園前のベンチでおにぎりを食べながら小休止。この日に関東地方の梅雨も明けたとかで,雲量は多いものの,雲に厚みが無いので日差しは結構なものだった。研究見本園を通過して至仏山への登りにかかる。最初は樹林帯の日陰だったが,森林限界を超えると日差しがきつく汗が流れる。しかし眺めは素晴らしく,尾瀬ヶ原の向こうに燧ヶ岳が構える様は,本当に絵のようである。様々な高山植物も眺めながら,殆ど休憩なしで登り続ける。余り疲れも感じずに着いた山頂には,10人以上の人が寛いでおり,その後も続々と登ってくる。多くのトンボが飛び交い,周囲は360°のパノラマ。日光方面,武尊山,谷川岳,妙高山,巻機山,八海山等々が。特に最近,通っている日光方面はこちら側から眺めることは少なかったので,興味深かった。
20分ほど休んだ後に,次の目標である笠ヶ岳に向けて歩き出す。稜線歩きが続くが,移動するにつれて変わる景色が面白いし,高山植物にも目を引かれるので,自ずと歩みは遅くなる。悪沢岳に着いた時には予定時刻を少しオーバーしていた。最終バスに間に合わないのは拙いので,ここからは少し速度を速めた。積りだったのだが,思ったほどではない。先週からの疲れが溜まっているのか,暑さが効いているのか分からないが,思うほどにはスピードが出ない。
悪沢岳辺りからの路は整備はされているものの,結構な泥濘の個所が多く,出来るだけ石や木の根を使うものの時に踝近くまで潜ってしまった。天気が良いので直ぐに乾くのは助かったが・・。笠ヶ岳と湯の小屋との分岐点からは少し強い傾斜の50m余りの登りで,大きな岩の間を縫ったり,ザレ場を通ったりで10分以上を要した。ここも山頂からの眺めは格別で,至仏山や燧ヶ岳は勿論のこと,ならまた湖なども見えて楽しめた。何時か湯の小屋までも歩いてみたいものだ。
この時点で予定より50分ほどの遅れで,15時半のバスには間に合いそうもなく,最終の16時半に間に合うように降り始める。しかし,両太腿の調子が今一つで調子が出ない。小笠の少し手前では,本格的に攣ってしまい,歩けなくなる。常に持ち歩いる攣り止めの薬を急いで服用すると少しマシになり,暫く休んだ後にゆっくりと歩き始める。しかし,膝を曲げると再び攣りそうになるので,出来るだけ脚を延ばしたままの歩行となり,歩き辛い。時計を睨みながら歩き続け,悪沢岳に着いた時点で14時半ごろだったので少し安心した。そこからもゆっくりと降り続け,結局16時前には鳩待峠に辿り着けた。
バスの定刻まで時間があったが,発車場で待っていると10人ほど揃ったところで乗り合いタクシーを出してくれたので,16時半前には駐車場に戻ってこられた。その後,温泉に浸かり,前回と同じく片品基地で早い夕飯を食べた後,日光経由の帰途についた。途中の運転中に再び足が攣りそうになり,休憩を取ったりしながらも,21時半過ぎ無事に帰宅できた。
今回は景観といい,高山植物といい,人が多いのを別にすれば,最高のルートだった。訪れる人は少ないと思っていた笠ヶ岳だったが,全部で10数人とすれ違ったので,それなりに訪れる人が多い山のようではある。後半になって足が攣ったのには参った。それ程ハードな行程でもなかったので,水分が足りなかったのだろうか? いつもより多めの2.5ℓを補給したが,日射が強くてかなりの汗が出たのは確かだが・・。次の山行は距離を少し控えめにして様子を見よう。
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