天下峰・音羽山
滋賀県
京都府
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,410m
- 下り
- 1,283m
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| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2004年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
下山口：京阪京津線大谷駅 |
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感想
黄檗山萬福寺は江戸時代中国から渡来した隠元禅師が開いた中国風の寺で名高い。広大な寺域の南側を通り、目指す高峰山への登山口を探った。登山道は地形図にも出ていない。体育館を過ぎると地図にない新しい道路がトンネルで潜るところから宇治ゴルフ場のフェンスに沿って登り出した。高峰山を西から南に巻き込む谷筋を奥へ辿り、藪を漕げば何とか尾根へ出られそうだと思い東に進んだ。しかし薮を漕ぐこともなく南東側の稜線に達し左に行けば高峰山、右に行けば日清都ゴルフ場内の五雲峰だ。ゴルフ場内で登れるのかどうか分らないが様子を見に行くことにして踏み跡を辿るとクラブハウス付近の練習場に飛び出した。すぐ右に五雲峰が見える。登山道はなく藪を漕ぎ山頂に達すると小さな私製標識に「五雲峰343m」の表記があり木の間越しの僅かばかりの展望を楽しむことが出来た。
先程の分岐に引き返し高峰山（298m）へはさしたる登りもなく広々とした山頂域に達した。あちこち探すとようやく小さな山頂標識を発見したが展望は全くなかった。北東方面に藪を漕いで下り出すが深い谷に下るのも億劫なので、先程のゴルフ場に戻り取り付け道路を北へ進んだ。ヘアピンカーブを超えると一般道に出て右に曲がり200〜300mも行くと谷を上る登山道を発見した。そのまま天下峰に通じている明瞭な道があった。天下峰(348m)も展望はなく写真を撮っただけで通過した。さらに北へ進むと供水峠（こうすいとうげ）に到った。日野から上炭山に抜ける古の生活道が越えていた。さらに北への尾根道もあったがここは一旦峠を東の志津川へと下り、谷間の上炭山集落に下り立った。
炭山の集落は元々五条坂にあった清水焼の窯元が公害問題から引き移り、開いた登り窯が多数存在する所だ。次に目指す本宮ノ峰への登山口もはっきりせず地元の人2人ほどに聞いたが誰も知る人はなく、山の名前すら知られていないのには少々心細く感じた。志津川の橋を渡り上醍醐准胝堂に行く道路から右手に折れ、登り窯のある谷筋の道に入ると地元の人に声を掛けられ、本宮ノ峰(476m)に登ると言うと、やはり知らないとのことだった。地形図とコンパスを頼りに踏み跡を辿り、谷を詰めると軈て稜線に出て難なく山頂に辿り着くことが出来た。3等三角点「堂ヶ背」があるがやはり展望は得られなかった。
次は上醍醐開山堂を目指す。地図で見ると尾根通しに略北上し西笠取への道と合流して西に向かうと目星を付けて進んだ。“巡礼道”というのが谷に下りて行っているので、どうかとは思ったが尾根をそのまま進んだ。踏み跡が無くなってしまい稜線伝いに斜面を下り500m程も行くと登山道に復帰できてかなり短絡できた模様だ。開山堂に着くと合流予定だった京都比良山岳会のパーティーが順次到着しておりこの後の音羽山縦走にJoinした。パーティーはボッカ訓練を兼ねており、リーダーの荷物は26�圓世箸�。はっきりしない醍醐山(454m)の山頂の東を通り横峰峠に下りるとゴルフ場へ通じる車道に飛び出した。約1�劼亮崙司發�で再び登山道となり縦走路から400m程入り込むと3等三角「高塚」のある高塚山(485m)に達し皆で昼食休憩とした。ここでパーティの一名がそのまま西へ進み醍醐へ下山した。
音羽川の桜ノ馬場までは只管下りで、上流に産廃残土で埋めるダムを建設中で嘗てはハイキングで賑わった音羽川の澄んだ水も安心できなくなっている。ここでも2歳の子供を連れた岩波夫妻が音羽川を下りパーティーを離れた。本隊は音羽川を離れて牛尾観音への階段を登った。牛尾観音に立ち寄り、更に登り続けパノラマ台（牛尾山）分岐を巻いて北に進むと音羽山の送電塔が見えてきた。音羽山(593m)山頂に達すると4台の単車が3等三角点「小山」を取り巻き、ライダーが休憩中。自然を破壊する登山者の敵! 腹立たしく挨拶などする気にもならない。雲が厚くなってきたが蓬莱山まで見渡せ、15分程休止し京都・琵琶湖の展望を楽しんだ。
大谷に向けての下山は10年ぶりの道、まだ小さかった子供と一緒に来たことが懐かしい。国道1号線を鉄橋で渡り京阪大谷駅に到着、パーティは解散した。JR山科駅から見上げる音羽山は以外に大きかった。
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