日本百名山! 利尻山 - 最北の百名山🏝️、悪天候は避けれず
北海道
Himitu Eightnote
太郎
体力度について
- GPS
- 08:47
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,573m
- 下り
- 1,763m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 9:04
| 天候 | ガス・強風・曇・雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
段々と岩がゴロゴロした登山道となります。9合目以降、痩せ・ガレた場所あり。鎖場はありませんでした。沓形コースは2025年7月現在、鴛泊コースとの合流路部分が崩落により使用不可、三眺山まで。 |
| その他周辺情報 | 登山口から下ったところに「利尻富士温泉」があります。サウナあり、泉質よし！ |
写真
道路はシトシトに濡れていますが、雨は降っていませんでした。今日はこの3連休の中日かつ、予報では最も（といってもギリギリ）登山に向いている日でしたので、準備をしている人はそれなりに多いようでした。
4号目に到着。登山開始から30分ほど。雨は降っていないですが、強い風は霧になっており、服がどんどん濡れます。途中でザックカバーを装着しました。
目安にしていた6合目に到着しました。登山開始から1時間30分ほど経過しました。ここはある程度の広さがあり、休憩するには適していると事前情報でありました。しかしながら本日は強風のためあまり長居はできませんでした。風がしのげてゆっくり休める場所は、利尻山では限られていますね。
6合目から少し登ると携帯トイレブースがあります。利尻山は携帯トイレブースが多く設置されていることで有名らしい。私は使ったことがありませんが。。。
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ここから少し降ったところに山小屋があります。このあたりは登山道がずぶずぶべちゃべちゃになっていました。ゴアテックスじゃなかったら死んでた。
中は光が届かないようになっていたため薄暗い。ここに宿泊してご来光を見る人も多いと聞きましたが、そのような使用は原則許されていません。個人的に、私はここに宿泊できるほどのバイタリティはないなと思いました。。
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強風ゾーン� �最初の強風に耐えながら歩かなければ行けない箇所です。ここで撤退判断してもよいかも。ここと同様の強風がこの後連続します。
左のワタのような植物はイブキトラノオ、右のもこもこしている植物はエゾノシシウド（Angelica lucida）というそうです。
利尻山登山でよく見る特徴的な登山道へ到着。行きずりの人曰く、昔はここは這いながら進むような登山道だったとのこと。ここを超えると、風向きのためか穏やかな雰囲気になります。
最北の百名山 利尻山へ登頂！登山開始から4時間50分かかりました。結構皆が来ているときは晴れていたのに、私は残念な景色となってしまいました。。。晴れていたら礼文島まで拝める予定だったのに。避難小屋からは1時間10分ほどかかりました。
避難小屋へ降りてきました。譲り合いながら降りるなどして下山も1時間ほどかかりました。岩場もあるので案外速度は出ず。中は除かなかったですがおそらくかなりの人が入っていたのではと思います。
装備
| 個人装備 |
携帯トイレ
防寒着
レインウェア
ザックカバー
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|---|
感想
2週間前は青森で岩木山、八甲田山、ついでに恐山。1週間前は中央アルプス 空木岳。
これらはすべて利尻富士への布石だったのだーーー。
というわけで、最北端の日本百名山である利尻富士（利尻山）へやっと来ることができました。山の感想を述べる前に、アクセスについてメモを。
屋久島は飛行機で行きやすいですが、利尻島へは北海道本島 稚内からのフェリーでのアクセスが多いのではないでしょうか。
利尻島への飛行機は丘珠空港か、新千歳空港を経由する便しかなく、それぞれ1日1便と限られています。それと比較すると、フェリーはアクセスしやすいと思います。さらに、フェリー乗り場と登山口は歩いて移動できるほど近いという大きなメリットもあります。
参考：https://heartlandferry.jp/
今回は13:15羽田発稚内着の便に搭乗し、空港から直接稚内駅・稚内港へ向かうバスへ乗車。
16:40稚内港発のフェリーへ乗り、18時半前に利尻島へ予定通り到着しました。
また宿は「さいとう旅館」さんにて、朝・夜食事付きでお願いしました。
予約は電話のみ、現金にて17000円/泊でしたが、金額は電話にて口頭で伝えられるのみですのでお気をつけください。
登山のために確保していた日程は7/19(土)と7/20(日)の2日間で、もしどちらも天気が良ければ礼文岳のハイキングも計画していました。しかしながらこの7月の3連休は利尻島・礼文島はいずれも天候が悪く、特に風が強い予報となっていました。
特に悪かったのが7/19(土)であったため、土曜日は急遽レンタカーが無事予約できた礼文島へ行き、観光できました。レンタカーは早めに予約しないと全くないようで、今回は運が良かったです。それ以外だと原付きがお得かも。
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日曜日、朝5時に宿へ私を含め登山者4人2パーティーが集合。10分もかからず登山口へ。10分ほどかけて登山を開始しました。利尻山登山のピークは6～8月、特にこの7月の3連休は多いと考えていました。その予想通り、登山口では多くの人が準備をし、歩き始めていました。
我々も10分ほどかけ準備をした後、登山を開始し、まずは6合目を目指して歩きます。雨ではないためレインウェアは着ず、レインカバーを装着して進みました。
6合目あたりから樹林帯を抜け低木がメインとなり、風の影響が大きくなります。
避難小屋へ到着し、少し休憩しましたが汗が冷え体温が奪われました。防寒着は必須でしょう。私もここでゴアテックスジャケットを羽織りました。レインパンツは履きませんでしたが、これより上はさらに風が強く、叩きつけられるガスで全身ずぶ濡れになるので着たほうが良かったあと後悔・・・。
9合目付近から更に風は強まり、痩せている箇所も出現するので緊張を強いられる場合があります。逆に晴れていたほうが怖いかもしれません。
ガレ・土嚢ゾーンをすぎるとだいたい強風に怯えるところは終わり、しばらく登ると山頂に到着します。山頂は思っていたよりは広く、10人強ほど休むスペースがありました。山頂では風は思ったより厳しくないものの、小雨で突風が吹くため写真を撮ったらすぐに下山となりました。
下山は休憩なしでモクモクとおり、ついでにハイキングコースを歩いて海まで降りました。
下山すると青空が広がっており、じわじわと達成感を感じながらペシ岬とただ広く青い海を見て心が穏やかになりました。
言うまでもなく、旅館では濡れた装備・服を乾かすのが大変でした・・・。
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日本百名山 No.1、それが利尻岳です。同じように離島かつ巨大な山を中心に持つ島といえば屋久島が思い浮かびますが、利尻島のサイズはより小さいです。にもかかわらず標高は1721mと非常に高く、「島全体が一つの頂点に引きしぼられて天に向かっている」島は他にないでしょう。
事前リサーチでわかっていた通り、利尻島には熊がいません。おそらく食事に困るからでしょう。深田氏もこれに言及しており、天塩で火事があったときに一時的に住み着いたことがあるらしい、と記しています。
ちなみに博物館では2018年にまだ一頭泳いで訪れたとの情報がありました。珍しいけど偶にある、とのこと。
深田氏は沓形（くつがた）から山頂を目指したようで、登頂には8時間を要したらしい。そのまま鴛泊へ降りたようで、山頂の岩稜帯を通るこの縦走は現在も使われていたのですが、今年6月25日に三眺山付近崩落のため現在通行止めになっています。そのため沓形コース経由の下山・登頂両方できなくなっています。
参考：https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/item/2455.htm
古い登山道として、深田氏が通る予定だった鬼脇コースという鬼脇山を通過するルートが過去ありましたが、以下の方曰く、1991 年時点で既に通行禁止になっていたらしい。通りで情報がほぼないわけですね。
参考：https://note.com/okmatsuo/n/n03619a46054c
私は稚内・宗谷岬に2回訪れており、利尻島および利尻山はこの目で見たことがありました。いずれも厳冬期の時期であり、そのときには真っ白であり、とても人が登れるようには見えませんでした。それがこのように自分の足で訪れ、山頂へたどり着けたことに一つ大きな山を超えたという実感をもたらしてくれました。
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