北岳・間ノ岳 広河原前泊日帰りピストン


- GPS
- 11:38
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,270m
- 下り
- 2,267m
コースタイム
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 11:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原−白根御池小屋−草すべりは暗い中を進んだが、危険個所は無く、標識も充実しており、明るいヘッドランプがあれば問題ない。北岳−間ノ岳往復は3連休で、すれ違い待ちが多く時間を要した。下りの八本歯コル手前は大岩のゴロゴロしたエリアでルート表示が不明瞭で少し戸惑った、慎重に下りたい。左俣ルートは木製のハシゴ階段の連続で緊張を強いられる。手すりにつかまり前向きで降りるか、ハシゴのセオリーで後ろ向きに降りるか、状況で臨機応変に対応したい。ハシゴ区間が終わると今度はザレた急斜面、何度か滑って尻もちをついた。雪渓は残っているが、雪渓上を歩けるような場所は皆無。 |
その他周辺情報 | 芦安第2駐車場前の温泉を利用、750円。下界なら500円レベルの内容だが、とにかく早く汗を流したい人には、十分ではないだろうか。食事も出来る。広河原山荘で時間を持て余している人は、シャワーを利用できる。10分800円、食券を買うと鍵を貸してくれるシステム。新しくてきれいなシャワールーム。シャンプー、ボディーソープも備え付け。 |
写真
装備
個人装備 |
寝袋
エアマット
ザック
サブザック
クッカー
マグカップ
ヘッドランプ
予備電池
長袖シャツ
Tシャツ
下着
靴下
雨具
靴
昼ご飯
行動食
PETボトル飲料
保険証
時計
サングラス
カメラ(携帯)
日焼け止め
地図
ロールペーパー
ポケットティッシュ
タオル
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共同装備 |
テント一式
ストーブ
クッカー
|
感想
北岳には2回登っていたが、間ノ岳は取りこぼしていた。今回は広河原前泊(テント)の日帰りピストンで計画した。8月に赤石周遊ルートへ行く予行演習のつもりでもあった。海の日3連休は早い段階で天気に恵まれそうだったので、早々に広河原のテント場を予約したが、北沢峠や薬師峠と違って、そこまでテント場は混んでいなかった。特にソロキャンパーが多かった。予約制がハードルになっているのだろう、それはそれでなんだかもったいない。間ノ岳ピストンは12時間を想定していたので、2時30分発の早出を選択。自分以外にも同じ時間帯に出発準備の人がいて心強かった。最近の早出で一番怖いのはクマさんだが、この山域では出没情報を目にすることが無かったので、少ないのだろう。予定通り気温の上昇する前に北岳に到着できた。しかしそれ以降は気温の上昇と高山病によるパフォーマンスの低下でお散歩登山になってしまった。天気は最高に良く、山の展望は日本中の山が見えるんじゃないかと思うぐらいだった。また好天にもかかわらず、ライチョウに3回も遭遇できてうれしかった。下界は35度超えだが、3000mの天空散歩道は15〜20度と快適な気温。しかし北岳−間ノ岳間は想像していたより遠くてきつかった。以前北岳を登った時に「あれが間ノ岳か近いな」と思っていた山は、中間点の中白根山だということがわかった。間ノ岳の手前にはニセ間ノ岳もあって地味に削られる。ガイドブックなどには「間ノ岳の山頂は広く荒天時には迷いやすい」などと書いてあるので、なだらかな登山道を歩いての登頂をイメージしていたが、それは幻想だった、さすが日本3位の高峰だ。北岳山荘までお散歩ピストンして、そこから先は北岳のトラバース道に入る。ここもトラバース道という名前から想像する水平な道ではなく、結構登り返す。でも岸壁に取り付けられた桟道は水平歩道のようで、フォトジェニックで楽しい。しかも周辺はお花畑でこれもまた良い。トラバース道から八本歯のコルへ降りる道は大岩ゴロゴロの岩場だ、どこがルートなのか不明瞭で不安になるが、逆にどこでも歩けるので、行く方向さえ失わなければ、楽しいかもしれない(悪天候で見通しの悪い時や夜間は厳しい)。八本歯のコルに着くとハシゴ階段の連発で急激に標高を下げる。バットレスを登るクライマーが見え、掛け声も聞こえ、緊張感をあおる。バットレスからの落石に注意して歩けとの事前情報を目にしたが、そのような場所はあまり無かった。ハシゴ階段が終わると私の苦手なザレた急斜面の下りが延々と続く、当然何度も滑って尻もちをついた。この時期にして雪渓は風前の灯、地球温暖化の影響を感じざるを得ない。大樺沢二俣からは森の中のトラバース道を進む、以前はそのまま大樺沢を下れたのだが、もうこのルートが復活することは無さそうな気配だ。おしゃれな白根御池小屋で少し給水させてもらい、すぐに出発。この辺まで来るとバスと乗合タクシーの最終時間4時40分が気になりだしてきて、時間的には余裕あるのだが、テントの撤収もしなきゃいけないし、バス待ちの行列もすごそうだし、周囲の人も皆飛ばしているので、こちらも自然とペースが上がる。あっという間に広河原へ到着。テントを撤収するのが非常にかったるい、休む間もなく吊り橋を渡って広河原山荘前のバス停へ向かい、14時のバスに間に合わなかったので乗合タクシーを30分ほど待ち乗車。今回も無事間ノ岳まで日帰りで行って来れましたが、そろそろこんなスピードハイクも厳しくなってきたし、お散歩登山に切り替えようと、毎回思うんですけどね。
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