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Yamareco

記録ID: 8469889
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳~戸蔦別岳周回(額平川コース)

2025年07月25日(金) 〜 2025年07月26日(土)
 - 拍手
yamatsugu その他1人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:14
距離
30.3km
登り
2,129m
下り
2,130m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:45
休憩
0:45
合計
9:30
距離 20.0km 登り 2,018m 下り 1,546m
5:01
29
8:11
8:17
53
9:10
9:22
77
10:38
10:39
11
10:50
11:07
26
11:33
62
12:35
12:43
20
13:02
13:05
65
14:10
14:11
22
14:33
2日目
山行
2:36
休憩
0:06
合計
2:42
距離 10.3km 登り 112m 下り 584m
5:46
67
6:53
6:59
61
8:27
1
8:28
ゴール地点
天候 1日目:午前快晴、午後から雲が湧き薄曇り。全日通して高湿度
2日目:早朝から雨、9時頃には小雨に。
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ぬかびら山荘に宿泊しなくとも、車両駐車料300円かかります。
その他必要経費はシャトルバス往復8000円、幌尻山荘宿泊料6000円、トイレ使用料1000円。
ぬかびら山荘から第二ゲートまではシャトルバスで1時間弱林道を走ります
コース状況/
危険箇所等
額平川コースはピンクテープ、ハシゴ、ロープ、鎖と整備が整っています。渡渉を繰り返すので一部ピンクテープが見つけにくいところもありますが、冷静に周りを見渡せばすぐ見つかるはずです。日中、最初の林道は大量のアブが襲いかかって来ます。スプレーだけでは弱く、蚊取線香があった方がだいぶマシになります。
 戸蔦別→幌尻山荘への降りは、1-2人/日の利用と聞きましたが、ハイマツと笹が刈られ整備がされています。未整備の場合はかなり厳しい山行を強いられるので、幌尻山荘の管理人等に事前に確認すると良いと思います。また、このルートを登りで使う想定をしてる人はあまりいないでしょうが、登り利用はお勧めしません。
その他周辺情報 ぬかびら山荘から20キロほどで平取温泉があります。日帰り入浴500円ですが、内湯3種、サウナ、露天風呂があり、更に平取牛を食べれる食堂も併設されているのでとてもお得です。
ここまでシャトルバスに乗車して来ます。簡易トイレがあるので出発前も安心。
山荘とバス会社で乗車者情報を共有しているので、帰りの便は予定乗車者が揃い次第出発することもあるようです。
2025年07月25日 04:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 4:59
ここまでシャトルバスに乗車して来ます。簡易トイレがあるので出発前も安心。
山荘とバス会社で乗車者情報を共有しているので、帰りの便は予定乗車者が揃い次第出発することもあるようです。
林道の約3キロ地点、山荘まではまだまだ。この辺りから朝日が差し込みだしアブの猛攻が始まる。
2025年07月25日 05:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 5:54
林道の約3キロ地点、山荘まではまだまだ。この辺りから朝日が差し込みだしアブの猛攻が始まる。
スタートから約8キロ。渡渉の準備はまだ先で十分です。
2025年07月25日 06:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 6:32
スタートから約8キロ。渡渉の準備はまだ先で十分です。
木漏れ日の朝日が気持ち良い、所々鎖場もあります。この手前の河原で、皆渡渉の準備をします。
2025年07月25日 06:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 6:36
木漏れ日の朝日が気持ち良い、所々鎖場もあります。この手前の河原で、皆渡渉の準備をします。
渡渉は一番深くても膝上くらいでした。林道でアブにやられた脚をアイシングします。
2025年07月25日 06:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
7/25 6:51
渡渉は一番深くても膝上くらいでした。林道でアブにやられた脚をアイシングします。
過去、事故のあった現場は橋があり安全安心。
2025年07月25日 07:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 7:04
過去、事故のあった現場は橋があり安全安心。
2年振りに来ましたが、バイオトイレが水力発電で24H利用できるようになっててとても便利!WiFiも有料で使えます。
2025年07月25日 08:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 8:14
2年振りに来ましたが、バイオトイレが水力発電で24H利用できるようになっててとても便利!WiFiも有料で使えます。
山荘から急登約1時間
2025年07月25日 09:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 9:17
山荘から急登約1時間
命の水は看板から20mほど下った先ですが、キンキンに冷えてて体に染み渡ります。
2025年07月25日 09:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 9:16
命の水は看板から20mほど下った先ですが、キンキンに冷えてて体に染み渡ります。
稜線に出ると正面右に戸蔦別岳、左奥は北戸蔦別。北戸蔦別の右下をよく見ると、本日の下山ルートのトレースが見えます。
2025年07月25日 09:26撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 9:26
稜線に出ると正面右に戸蔦別岳、左奥は北戸蔦別。北戸蔦別の右下をよく見ると、本日の下山ルートのトレースが見えます。
尾根沿いをぐるっと回って山頂へ。ここからまだまだ登ります。
2025年07月25日 09:40撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 9:40
尾根沿いをぐるっと回って山頂へ。ここからまだまだ登ります。
尾根はお花が咲き乱れ、風も弱くて様々な蝶々が飛び交ってました。
2025年07月25日 09:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 9:55
尾根はお花が咲き乱れ、風も弱くて様々な蝶々が飛び交ってました。
カムエク方面から幌尻湖までよく見えます。
2025年07月25日 10:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 10:20
カムエク方面から幌尻湖までよく見えます。
ここからもう4(ピーク)頑張り!
2025年07月25日 10:27撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 10:27
ここからもう4(ピーク)頑張り!
途中、新冠コースの分岐点がありましたが、下山側から見ると岩に✖️マークが。降りで使う人は少ない?
2025年07月25日 10:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 10:39
途中、新冠コースの分岐点がありましたが、下山側から見ると岩に✖️マークが。降りで使う人は少ない?
2年振りに登頂!
2025年07月25日 10:45撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 10:45
2年振りに登頂!
裏側も絶景
2025年07月25日 10:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 10:59
裏側も絶景
山頂から、幌尻の肩と戸蔦別を目指します。ひたすら稜線を進む。
2025年07月25日 11:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 11:08
山頂から、幌尻の肩と戸蔦別を目指します。ひたすら稜線を進む。
七つ沼もしっかり見えています、降るルートはいくつかある模様。
2025年07月25日 11:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 11:33
七つ沼もしっかり見えています、降るルートはいくつかある模様。
幌尻山頂からの200mほど降り、戸蔦別岳に向けて尾根沿いを登り返します。途中隙間から絶壁が覗き少し脚が竦みます。
2025年07月25日 11:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 11:50
幌尻山頂からの200mほど降り、戸蔦別岳に向けて尾根沿いを登り返します。途中隙間から絶壁が覗き少し脚が竦みます。
どんどん七つ沼が近づきカールの様子がよく見えます。写真中央の沼に鹿がいたのですが、何かに追われるように左上に猛ダッシュして行きました。
2025年07月25日 11:58撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 11:58
どんどん七つ沼が近づきカールの様子がよく見えます。写真中央の沼に鹿がいたのですが、何かに追われるように左上に猛ダッシュして行きました。
振り返り見た幌尻岳、こちらからの方がカッコ良い!けど、奥がピークなのでここから幌尻へ向かうのはまだ先が長いので、この稜線を登り返したくはない…チロロから来た方、尊敬します。
2025年07月25日 12:13撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 12:13
振り返り見た幌尻岳、こちらからの方がカッコ良い!けど、奥がピークなのでここから幌尻へ向かうのはまだ先が長いので、この稜線を登り返したくはない…チロロから来た方、尊敬します。
戸蔦別の登り返しも急勾配をひたすら登る。
2025年07月25日 12:25撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 12:25
戸蔦別の登り返しも急勾配をひたすら登る。
キツネがここまで付き纏って来ました、高所の水場でもエキノコックス要注意かも…。午後から雲が出て来て幌尻岳山頂は雲に覆われてます。
2025年07月25日 12:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 12:37
キツネがここまで付き纏って来ました、高所の水場でもエキノコックス要注意かも…。午後から雲が出て来て幌尻岳山頂は雲に覆われてます。
戸蔦別岳からの東方面。野村さんはこの分水嶺を歩いたのかと思いを馳せます。
2025年07月25日 12:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 12:38
戸蔦別岳からの東方面。野村さんはこの分水嶺を歩いたのかと思いを馳せます。
山頂からの北戸蔦別方面に向かいます、正面ピーク付近が幌尻山荘への分岐点、北戸蔦別は見切れてます。
2025年07月25日 12:48撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 12:48
山頂からの北戸蔦別方面に向かいます、正面ピーク付近が幌尻山荘への分岐点、北戸蔦別は見切れてます。
途中、北戸蔦別岳方面の雪渓でクマが遊んでました(雪渓右下の黒点)。
2025年07月25日 12:53撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 12:53
途中、北戸蔦別岳方面の雪渓でクマが遊んでました(雪渓右下の黒点)。
この岩が見えたら分岐まですぐそこ、麓までもう少し登ります。
2025年07月25日 13:00撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 13:00
この岩が見えたら分岐まですぐそこ、麓までもう少し登ります。
目視では分かりにくいですが北戸蔦別側から来ると細い降り道があるので分岐はすぐわかります。あまり気付きにくいですが、左下のオレンジテープには山荘との分岐であることが記載されています。ここから一気に900mを降って行きます。
2025年07月25日 13:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 13:04
目視では分かりにくいですが北戸蔦別側から来ると細い降り道があるので分岐はすぐわかります。あまり気付きにくいですが、左下のオレンジテープには山荘との分岐であることが記載されています。ここから一気に900mを降って行きます。
下るとの記載はあるが、登るとの記載はない(結果、登りは相当キツイだろうことが後ほどわかりました)
2025年07月25日 13:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 13:04
下るとの記載はあるが、登るとの記載はない(結果、登りは相当キツイだろうことが後ほどわかりました)
幌尻山荘分岐点のすぐ上の看板。この看板まで来たら分岐過ぎてるので要注意、数メートル後ろです。
2025年07月25日 13:03撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 13:03
幌尻山荘分岐点のすぐ上の看板。この看板まで来たら分岐過ぎてるので要注意、数メートル後ろです。
分岐序盤はハイマツと高低差のある岩の組み合わせによる300mほどの大降り。ハイマツはだいぶ刈られて整備されてますが、切り口がところどころ飛び出ているので、素足だと擦り傷だらけになります。
2025年07月25日 13:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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7/25 13:11
分岐序盤はハイマツと高低差のある岩の組み合わせによる300mほどの大降り。ハイマツはだいぶ刈られて整備されてますが、切り口がところどころ飛び出ているので、素足だと擦り傷だらけになります。
後半は笹の急勾配。刈ってくれてはいるものの、枯れ笹が積もり足元が悪く滑る。見えにくい岩もあり要注意。降り切ると笹平原を進んで行き渡渉ポイントへ。ここの整備が入ってないと掻き分け進むのは怖いしキツイ、整備してくれてる方ありがとうございます。
2025年07月25日 13:53撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 13:53
後半は笹の急勾配。刈ってくれてはいるものの、枯れ笹が積もり足元が悪く滑る。見えにくい岩もあり要注意。降り切ると笹平原を進んで行き渡渉ポイントへ。ここの整備が入ってないと掻き分け進むのは怖いしキツイ、整備してくれてる方ありがとうございます。
ここからは最後の渡渉、降りで疲れた脚へのアイシングに最適。ただ第二ゲートの渡渉に比べると渡る回数は全然少なく、少し物足りない。山荘に渡る最後の箇所のみ若干深めなのでご注意を。
2025年07月25日 14:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
7/25 14:05
ここからは最後の渡渉、降りで疲れた脚へのアイシングに最適。ただ第二ゲートの渡渉に比べると渡る回数は全然少なく、少し物足りない。山荘に渡る最後の箇所のみ若干深めなのでご注意を。

装備

個人装備
ザック キルト ヘッデン ストーブ レインウェア ストック 行動食 化繊ダウン 500mlペットボトル3本 渡渉用サンダル 熊鈴 熊スプレー 携帯トイレ モバイルバッテリー
共同装備
浄水器 蚊取り線香
備考 ビール3本
ザック重量はスタート10.35kg、ゴール5.55kg

感想

 安全登山部長より急な縦走のお誘いがあり、大雪山、十勝岳方面と検討した結果、2年前にガスガスで見れなかった七つ沼を見るために幌尻岳に行くことに。出発前日、微笑軍曹も加わり3名となったのも束の間、当日、安全登山部長がまさかの体調不良で欠席(結果腸炎)となり微笑軍曹と二週連続の行軍となりました。
 当初案では幌尻の肩までのピストン予定でしたが、だいぶ時間を巻いたため腹案の戸蔦別岳経由の周遊プランに変更。戸蔦別から幌尻山荘までのルートは思っていたよりも整備されていましたが、急斜面に枯笹で足元が悪く、下りもだいぶ気を遣いましたが登りに使うには相当キツイです。
 また、戸蔦別岳付近にキツネが居着いているようです。だいぶ人慣れしており誰か餌付けしたような形跡があるので、休憩中の荷物等にも注意してください。
 山頂からの360度の大パノラマに加え、特に戸蔦別方面からの幌尻岳の佇まいは壮観で大満足の山行でした。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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