イブネトライアングル【人影の消えた鈴鹿の奥座敷と上高地を歩く】


- GPS
- 10:02
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,184m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 10:01
天候 | 晴れ 終始風が爽やかでした。 【気温】登山口:24℃ 高昌山:27℃ 根の平峠:27℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
季節を変えて何度も歩いたイブネだが、記憶にない「真夏のイブネ」を
歩いてみる。
雨後だった先週から1週遅らせた効果はあっただろうかと思いながら
伊勢谷の堰堤を越えた最初の徒渉点に到着すると、飛び石伝いの徒渉に
何の問題も無かった。
いつもこの場所で徒渉の難易度を判断しているが、今回はこの先何度も
現れる徒渉に苦労することはなさそうだった。
途中で気になった左膝の違和感のせいか、ペースに乗れないまま根の平峠
に到着するが、起伏のゆるい根の平から上水晶谷、神崎川を徒渉し
小峠出合の荒れた谷に入る時には膝の違和感は消えていた。
荒れた谷に二股が現れると急なV字谷に変わるが、今回は倒木が谷を
埋めたおかげでスタンスが確保でき、比較的楽に小峠(本小峠)まで
登ることが出来た。
涼しい風に恵まれた峠で一息入れた後、南東尾根(北端尾根)で
イブネ北端を目指すが踏み跡が薄く急登が続くマイナールートだ。
慎重に踏み跡、尾根筋を追って行くが、念仏ハゲの展望地を過ぎ傾斜を
増した辺りで現れるはずの尾根下の捲き道を見逃したようだ。
素直に尾根を直登すればいいのに、尾根下にこだわった為きわどい
トラバースになってしまったが予定通り谷に出合うことができた。
足元を流れる水で汗を流しさっぱりした後、山腹のうるさい薮をくぐり
尾根に乗ると、しばらくしてP902の尾根を東から併せた石楠花の繁みが
現れる。ここまでくれば南東尾根も終盤だ。林床の植生が変わり、高昌山との分岐を僅かに登るとイブネ北端に到着し一気に視界が広がる。
鈴鹿の奥座敷と呼ばれる苔の台地に三角を描くようにクラシ、銚子、
イブネと辿るイブネトライアングルを終え南尾根から千種街道へ下ったが
イブネ山頂で食事中の二人以外、誰一人として逢うことはなかった。
そして帰路に立ち寄った鈴鹿の上高地も同様で、文字通り「一人旅」の
一日だった。
灼熱の季節、伊勢谷、タケ谷、上水晶谷、神崎川と水辺を辿るコースで
歩いたが人影同様、ヒルの姿は何処にもなかった。
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