後方羊蹄山 〜帰ってきたガス男〜
北海道
kenyo
体力度について
- GPS
- 11:26
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,547m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 11:26
今年は幌尻岳〜1967峰縦走を目論んで7月15日も無理やりお休みにしたのですが、台風直撃と言うことで計画を短縮せざるを得なくなったのですが、7月20日〜21日、そして27日〜28日も同様のチャンスがあったのです。
20日〜21日は大雪山系テン泊の予定を立てていたのですが、残念ながらこの週もお天気が悪く、特に大雪山系は両日共に強風＆雨予報。ならば、普段遠くてなかなか行けない山に遠征するのはどうだろう？と考え、大千軒岳、後方羊蹄山、狩場山、暑寒別岳の内、一番お天気が良さそうな山に行こう！と決めたものの、金曜日の時点では道南が良く、土曜日の時点では暑寒別岳が良く、コンパスに全ての山の計画を登録していたのですが、日曜日になると結局どこもダメ。地元道東が一番マシと言う予報に肩透かし。
しかし、「連休に地元の百名山に登るのはワザワザ混む日を選んで行くみたいで気が進まないなぁ」と思ったものの、「そう言えば今年はホテル地の涯が営業しないとかで、羅臼岳のウトロコースの駐車場が例年より広く使えるって話を聞いたな」と、急遽前日からウトロ入りすることに決めました。
ただ、「当日の昼食のおにぎりはどうしようかな？この猛暑だし、出来れば直前に購入したいよな。」と考え、3時にウトロのセブンイレブンでおにぎりでも買えばいいか！と。ココまでは良かったのです。
しかし翌朝、セブンイレブンに行ってビックリ！！！
「午前6時より営業」
えっ？聞いていないぞ？食事抜きで登るか？
考えた末、斜里の街のコンビニまで戻っておにぎりを買いました。
約1時間の出遅れです。
羅臼岳登山口に向かうと、4時の時点で駐車場は満車。
「それなら」と、羅臼側の登山口「ビジターセンター駐車場（下段）」に行ってみると、駐車車両はなんとゼロ！
しかし、車を一歩出て「何この暑さ？」いや、ウトロのセブンイレブン前（3時頃）で既に分かっていたのですが、朝から25℃超えの気温に闘志を失って（他にもいろいろあった影響も否めません）撤退を決めました。
そして今日。
先週の鬱憤を晴らすため！仕事そっちのけで予報とにらめっこの毎日でしたが、残念ながら今週も大雪山系は絶望的。前週同様、遠征しようかと悩みに悩んで、「月曜日は晴れそう」な後方羊蹄山にターゲットを絞って片道6時間の道のりを走ってきました♪
| 天候 | 曇り時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
前日、ニセコ入り前に徳寿ファーム直営店のKANTOで夕食 帰りにニセコビュープラザでメロンやトマトなどを購入 これらを含めると、山行時間よりも移動時間の方が長かった |
| コース状況／ 危険箇所等 |
前日から当日にかけて降った雨の影響でしょうか、土や岩がとても滑りました。よく整備され、基本的に迷うようなところはないと思いますが、登山コースが4本あり、避難小屋や旧避難小屋、御鉢巡りルートなどいくつものルートがあるので、「道間違い」の可能性はあると思います。 ヤマレコさん、重要です。 |
| その他周辺情報 | 白老牛が食べられるお店と、帰りのニセコビュープラザには必ず寄るつもりでした。温泉にも入りたかったのですが、移動時間を考えると仕事に間に合わないリスクも考えられる（眠くなるケース）ので、直帰しました。 |
写真
白老の徳寿ファーム直営店KANTOで夕食を食べることにしました。
1時頃、半月湖野営場に移動して2度寝。さあ、出発です。
土曜日の予報では羊蹄山は28日の日中は晴れることになっていたのですが、日曜日の予報では「9時頃に弱い雨」とやや悪化。でも、日中は晴れ間も覗きそうとのことでした。
4
さあ、出発です。
土曜日の予報では羊蹄山は28日の日中は晴れることになっていたのですが、日曜日の予報では「9時頃に弱い雨」とやや悪化。でも、日中は晴れ間も覗きそうとのことでした。
こんなに大きくなるんだね！
若芽の内は軽く茹でるとウドのような味がする
往路はまだ暗かったためか、1合目標識を見落としてしまった。
葉の形から、ハクサンボウフウではないことは分かる。シラネニンジンなど、○○ニンジンでもなさそう。シャクやドクゼリ、カノツメソウでもない。ヤマゼリが一番近そうな気がする。
2
時々視界が拓けると、思ったより高度を稼いでいることが分かります♪
ピクピクしていたので、やがて回復して飛び去ると思うのだけど・・・
往路でも復路でもとうとう開かなかった
気温が条件なら、咲いて良いハズなのだけど
ウツギ類だと思うのですが、花が落ちると分からない
この辺りから、スマホが雨に濡れてタップもスワイプも正常に反応しなくなってきた
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
携帯トイレ
|
|---|
感想
不安定な天候と、コロコロ変わる予報に翻弄された7月の最後の週に、後方羊蹄山への遠征登山を決めました。
地理的に遠いこと、なんとなく優先順が低かったことで、未踏のまま残っていた後方羊蹄山。それでも、道央道南最高峰でその姿が美しいことから「いつかは」とぼんやり考えていた課題を、やっと実現することが出来ました。
後方羊蹄山は4つのルートがありますが、私は今回、厚岸から最も遠くなる「比羅夫コース」を選択しました。お釜巡りや新旧の避難小屋を見て回るにはこのルートが一番便利なんじゃないか？と考えたからでした。
しかし羊蹄山はさすがに遠い。前日、仕事や自宅の諸々を片付けて、お昼少し前から厚岸を出発しました。
高速道路を白老ICで下りてそのまま内陸に進み、「徳寿ファーム」直営のKANTOと言うレストランで夕食にしました。
「肉寿司」と「焼肉1頭盛り（ハーフ）」
やはり脂っこい肉はビールで中和しないと胃にもたれます。
「ハーフにしてよかったよ」
私らしくない弱音。（笑
食事の後、登山口となる半月湖野営場駐車場を確認し、ニセコビュープラザに向かいました。帰りにココで果物などを購入する予定だったのですが、道の駅には月曜日定休日の店舗もあるので、その確認でした。
ニセコビュープラザはキャンピングカーを始めとした車中泊の方が多く、私もその中に混ざることにしました。夜間でもトイレも自販機も開いているので、便利だったのです。
しかし、『いつもの時刻』1時頃に目が覚めてしまい、登山口まで移動して静寂の中で2度寝することにします。
目を覚まし、登山を開始したのは4時過ぎでした。
先日までの『酷暑』は過ぎましたが、だからと言って涼しくなったわけではありません。普通に夏です。暑い夏です。
後方羊蹄山は、9合目くらいまでずっと林間を歩きます。
陽が射す好天時は直射日光を遮ってくれることでしょう。
そして今日は曇天。
直前に悪化した予報は、それでも「9時頃ちょっとした雨、しかし日中は晴れ間も覗く」だったので、8時過ぎに雨が降り出した時も「まぁ予報の範疇だよね」と気にも留めませんでした。
しかし、8時40分頃から雨脚がやや強くなり、「一応、確認」と天気予報を再確認すると、ソコには雨マークが並んでいました。
「えっ！？マジかっ！？」
「後方羊蹄山は雄阿寒岳を倍くらいに長くした感じだよ」以前、はまちゃんにアドバイスを受けていましたが、なるほど樹林帯が長いこと、それほど急登はないけれど延々と変化に乏しいルートを歩き続けること、稜線に出ると一気に花が増えること、登山道から時折見える下界の景色に高度感がある等、共通点が感じられました。
そして、雄阿寒岳は5合目からがあっと言う間ですが、後方羊蹄山は5合目はまだ中間地点です。（総距離はあまり変わらない）
雨は強くなったり弱くなったり、時には止んだりしましたが、視界は悪く、景色はほとんど見えませんでした。
登頂を果たしたものの、横殴りの雨に長居する気も起きず、反応が悪くなったスマホは充電も出来ず（水漏れ警告のため）、用意していた山頂ポーズをキメることも出来ず、ただただ残念なピークでした。
お釜周りを1周するつもりでしたが、視界が悪い上にこの先は岩場が多く、滑って危なそうなので（北山からピークまでは、火山灰の歩きやすいトレイルでした）、周回せずにピストンで下山することにしました。
また宿題を残しちゃったかな？（笑
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来月、愛知から尾瀬に行くんですが、グーグル先生によるとほぼおんなじ移動距離(@_@)
北海道でかすぎる〜
そして、車中泊明けのup1500mのレコ読んでしびれました😵
北海道もことしは激暑とニュースでみましたが、13度で雨で風速も7m！とか！涼しそうですね（爆）
べろっちとこうしたやり取りするのって、なんだか懐かしいね。
ご主人の事故は衝撃的だったけど、べろっちが山を嫌いにならずに、むしろそれまで以上に精力的に登っていることを嬉しく思います。
私はこの日、山頂の環境くらいがちょうどよく感じました。下山時、5合目から下に降りた時の「むわっ」とした空気に絶望感を抱きました。
そして、本当に大変だったのは実は帰りの運転でした。（笑
コメントやり取り毎日のようにしてましたね〜(๑¯◡¯๑)あのときはお山も登ってなかったのに不思議な縁ですね〜。
主人とのぼったお山の写真見てはあそこよかったな〜って振り返ってます。多分、お山嫌いになって行ってなかったらいまごろ引きこもりになってます（笑）
北海道でも『むわっ』ってなるんですね！湿気はほんと体力奪われるし辛いですよね🥵
車でアクセスした登山のほんとの闘いは帰りの運転ですよね😣
本来の厚岸は、夏日の25℃にすらなかなか届かない冷涼な土地のハズなのですが、今年は現時点で既に真夏日が11回。しかも海沿いで湿度が高いため、毎日不快指数が高くてバテそうです。（しかし、なかなかバテない）
コメントのやり取り、楽しかったし上のコメントの（爆）も懐かしさ満点です。（笑
11時間歩いた後の長時間ドライブは、いつものことですが睡魔との戦いになります。特に私は翌朝1時半から仕事なので、遅れるワケにもいきません。久々に京極温泉に浸かりたかったのですが、渋々断念しました。そしてこれが正解だったとも思います。
今の私は膝が痛んで、なかなか思うようにスピードが上がらなくなりましたが、日本アルプスにも憧れがあります。その内、アドバイスをお願いするかもしれません。
函館遠征、もう1日伸ばせばよかったかな？
でも、4日家を空けると
ポストの新聞がいっぱいになるので
帰ってきました😅
コメントありがとうございます！
まぁ、行き先が一緒でもなかなかお会いできるとも限りませんからね。
新聞は、「お取り置き」も出来ますのでご検討ください。（笑
今回の羊蹄山は、アポイ岳ではまちゃんと会話したからこそ実現したと思います。それまで、優先順が低かった羊蹄山に対する興味が、グンと上がりましたから。ドコでどんな会話が、実際の行動にどう関わってくるのか、分からないモノですね。今度はまた違うおススメを教えて下さい。
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