剱岳↑↓早月尾根


- GPS
- 13:15
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 2,356m
- 下り
- 2,306m
コースタイム
- 山行
- 12:11
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 13:16
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口からいきなり急登だが、標高1400mまではフラットな道を時折挟むが、それ以降はほぼ急登。 標高2200mの早月小屋からは、ハイマツなどの低木となり、ザレ場、岩場の続く登山道となる。 チェーン・ロープが整備されているが、気は抜けない。 とにかく長く水場がないので注意。 下り、早月小屋からの樹林帯は木の根や岩が滑りやすいので注意。 |
その他周辺情報 | 登山口の馬場島キャンプ場トイレは外見と違ってキレイです。 早月小屋のトイレは「義援金」とあり金額は決められていません。 |
写真
コーヒーを買おうと思ったけれど、ついついコーラを買ってしまった。
ゲップが出そうになったが後ろに座っていたレディに配慮し、サイレントゲップを放った。
反射で見えないが、おやつは・・・
感想
剱岳って他の山から見えてもさほど印象に残らない。
それが最近までの私の感想だったが、白馬からの劔はめちゃくちゃカッコいいじゃないか。
そう思っていきなり早月尾根からの剱岳を計画。
(立山からは乗り物などが多いし、日数を要するのでハードルが高い)
昨日は早々に仕事を終え、北陸道の流松PAで1:30まで仮眠。
2:30に少し下の駐車場に到着し、すぐに登山開始。
最初、樹林帯歩きを黙々とこなしていく。
さすが三連休たった一日の晴れ予報日、登山客も多く暗くても寂しくないw
標高1000mあたりで、横に工事で使うバルーンライトがあって驚くが、いつの間にか尾根に出ていて、バルーンライトと勘違いしたものは沈んでいく一日前の満月だった。
標高1000m付近でほぼ平坦な登山道を進むが、一服杉という巨木を超えると、本格的な急登に転じる。
長丁場なので、休憩は多めに確保した。
少し予習をしてきたが、鋼製のハシゴが出てきたら、早月小屋が近い証拠だ。
早月小屋ではおにぎりを一個食べて休憩し、剱岳に向けて再スタート。
さほど急ではない道を登り下りと進み、これだと後半にひたすら登らされるんだろうなーと思いつつ歩く。
ペースの速い猛者が多いので、道中は先に人を進ませながら、ゆっくりしっかり歩いている人を見つけ、勝手にペースメーカーにして少し距離をとって歩く。
まぁまぁ人が多いので、写真もあまり撮らずに落ち着いて歩いた。
2400mでメット装着。
岩場は結構浮石が多く、ザレている所も多いので落石に注意しながら進む。
気になっていた難所は、まぁ落ちたらお亡くなりにはなるだろうけど、それほど難しいところはなく、ただ距離があるのでちょっと疲れを感じながら別山尾根ルートとの合流地点に到着した。
一気に人が増え、人気のお山であることを再認識しながら山頂を踏んだ。
手前で写真行列すごいよと言われたが、タイミングよく三組目で記念撮影が出来た。
山頂からは、先日登った白馬岳〜朝日岳がくっきり見え、今回使わなかった別山尾根ルート越しの立山もとても綺麗に見えた。
そこらじゅうで好天を喜ぶ声が聞こえる。
そんな私は、剱岳登頂の喜びをコーヒーでも入れながら・・と思いきや、インスタントコーヒーを忘れたことに気付きガックリする。
ウーロン茶と羊羹は絶妙に合わないが、背に腹は代えられない。
山頂付近を徘徊して、苦手な下山が2300m残っている事を思い出し、山頂を辞した。
岩場の下りはさほど難しくはないし、危険個所にはしっかりチェーンが設置されている。
嫌なのは、高度感があってザレた下り。
どこまでも落ちていきそうな嫌な場所が何か所もある。
おまけに上から石を落としまくって降りてくる初心者っぽいお兄ちゃんがw
チェーンをがっしり両手でつかんで、ぐるっと一回転したりしている・・・
本人が言わないのでキレがちに「ラクっ!!!」と叫んでいる人もいた。
(自分の怪我が)怖いので先に行かせたが、見ていると本当にヒヤヒヤした。
スライドする人も多かったが時間は充分にあるので、休みつつ丁寧に下山を続け無事に早月小屋に帰着した。
早月小屋ではコーヒーを飲もうと思っていたが、両手にコーラを持っている人を見かけ、気付けばコーラ(600円)を購入していた。
そのコーラは美味しかったが、おやつの羊羹との相性は食い合わせレベルで最悪だった。
下山は退屈だろうなーーと思っていたら、ほぼ地元の方と、丁度100名山達成と言う東北の方と出会い、雨が降らなかったら進次郎が給水車でいじられるから降ってあげてほしいっすね、といった無駄話ばかりを続け、あっというまに標高1600m・・・って、まだ1600mかよ。
馬場島は標高750m、愕然とする。
登りは涼しくてスルスル上がれたが、下山は滅茶苦茶暑い。
おまけに根が張っていて滑りやすく、漫然と降り続ける事もできない。
とにかくこういう時は雑談だ、という事で、さらに無駄話を重ねる。
効果があったのかはわからないが、標高1200mからは早かった・・・気がする。
馬場島では100名山達成の方より先行してしまったので、「試練と憧れ」の石碑前でその方を待ち伏せ、記念写真のカメラマンを迷惑も考えずに頼まれもせず買って出て、ポーズまで取らせるという暴挙に出ました。
北アルプス三大急登に名を連ねる早月尾根に住む魔物の仕業だったのでしょう。
素晴らしいお山でした。
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