早池峰山(小田越往復)公共交通機関利用:東京から日帰り


- GPS
- 03:23
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 678m
- 下り
- 681m
コースタイム
- 山行
- 2:49
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 4:25
天候 | 晴時々曇。1合目(御門口)より上は樹林帯から出るため、晴天であれば直射日光をモロに浴びると思います。当日は、幸いに適度に曇と風があったことから、熱中症を心配する程の天候ではありませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東京駅発 6:04 新花巻駅着 9:05(やまびこ1号) 新花巻駅発 9:35 小田越着 10:54(早池峰山環境保全バス、片道1,800円) https://familykanko.co.jp/yama/ (復路) 小田越発 17:10 新花巻駅着 18:30(早池峰山環境保全バス、片道1,800円) 新花巻駅発 18:43 盛岡着 18:54(やまびこ67号) 盛岡発19:14 東京着 21:23(はやぶさ38号) ※復路では、新花巻から一度盛岡まで北上し、盛岡からはやぶさで東京に戻りました。新花巻駅発18:53のやまびこ66号を利用しても直通で帰れますが、東京着は22時になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一本道であり、余程の濃霧等でない限り、道迷い等の可能性は低いと考えられます。注意すべきと感じた点は次のとおりです。 (1)最初約30分の樹林帯及び山頂直下の木道部分以外は、岩又は砂利のガレ場です。また、蛇紋岩という滑り易い岩が多くあります。こうしたコースを歩き慣れていないと、標高差や標準コースタイムの印象以上にしんどく感じられるかもしれません(上り下り共に)。 (2)8合目手前には、やや長めの垂直の梯子があります。特に危険ではないと思いますが、不安な方は予め先人の動画等で様子を把握しておくと良いかもしれません。(あくまで個人の直感に過ぎませんが、南八ヶ岳の権現岳にあるゲンジー梯子の3分の1〜半分程度の長さと感じました。) (3)コース内に水場、トイレはありません(山頂の避難小屋に携帯トイレ専用の施設はありました)。 (4)山頂では、ドコモの電波は良く入りました(登山口は駄目でした)。 |
その他周辺情報 | 新花巻駅内のそば屋及び土産物屋は18時には閉店していました(2025/08/09現在)。帰りに登山バスで18時30分に新花巻駅に到着して新幹線に乗る場合、駅構内で食料等を調達することはできませんので、要注意です。更に、新花巻から「やまびこ」に乗車する場合、やまびこ号には車内販売はありません。したがって、東京着まで食事にありつけない可能性もあります。 |
写真
感想
なるべく公共交通機関を利用しながら関東地方より日本百名山に挑んでいます。今回は日帰りで岩手県の早池峰山に行ってきました。コースは、小田越登山口からのピストンでした。ややガス気味ではありましたが、ガスが晴れた時間帯には素晴しい展望を楽しむことができました。また、花も多く見ることができ癒されました。
小田越コースは、起点から山頂までの標高差は約700メートル弱、標準コースタイムは往復で約4時間であり、一般的には必ずしも体力的・技術的な難易度の高い山ではないと考えられているかもしれません。ただし、コースの大半は岩あるいは砂利のガレ場であり、事前に考えていた以上に体力を消耗したとの印象です。
(公共交通機関を利用した早池峰山登山)
自動車運転をしない登山者にとって、早池峰山へのアクセスの難易度は高いと考えられます。
早池峰山の一般的な登山ルートは、小田越登山口から山頂のピストンです(今回のルート)。多くの方は、小田越の手前の「河原の坊」あるいは更に手前の「岳」の駐車場に車を停めて、徒歩あるいはシャトルバスで小田越に至ります。しかし、小田越、河原の坊、岳に至る路線バス等は現在は運行されていません。(更に手前の大迫という場所までは花巻駅、新花巻駅からバスある模様です。また、2025年8月初旬に新花巻駅から岳までタクシーを利用された方のブログでは、片道のタクシー代は約12,000円だった旨が記載されていました。)
例外として、夏山登山シーズンの6月〜9月の間、ファミリー観光岩手が、花巻駅·新花巻駅-小田越間に「早池峰山環境保全バス」という登山者向けの直行バスを運行しています(片道 1,800円)。現状では、自動車運転をしない登山者が公共交通機関を利用して早池峰山に登るには、同バスの利用が最も合理的と考えられます。今回自分が往復で利用したのもこのバスです。
※ファミリー観光岩手の関係ホームページ
https://familykanko.co.jp/yama/
ただし、この早池峰山環境保全バスは、運行日が限られています(2025年の場合は、6 〜9月の3ヶ月間の特定の土日祭日の13日)。また、乗車には事前予約が必要です。ちなみに、自分が利用した2025年8月9日の便は、約1ヶ月前には予約満席だったと記憶しています。
早池峰山環境保全バスの運行は1日1往復です。2025年のダイヤは次のとおりでした。現地滞在時間は約6時間15分です。
新花巻駅発 9:35 小田越着 10:54
小田越発 17:10 新花巻駅着 18:30
往復の標準コースタイムが約4時間なので、事故等がない限り復路便に乗り遅れる可能性は低いと考えられます。むしろ、早く下山してしまい、登山口で1時間〜1時間30分程バスを待つことになる可能性の方が高いかもしれません。他方、小田越の登山口付近には雨風をしのげる施設等はないので、悪天候の場合は予めの対策が必要と考えられます。
(以上)
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