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Yamareco

記録ID: 8552158
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

知床連山【羅臼岳→知床硫黄山】

2025年08月13日(水) 〜 2025年08月14日(木)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
17:06
距離
23.6km
登り
2,462m
下り
2,436m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:43
休憩
1:58
合計
10:41
距離 13.1km 登り 1,898m 下り 795m
5:03
3
5:06
88
6:34
8
6:42
14
6:56
7:11
34
7:45
7:46
18
8:04
8:05
33
8:38
16
8:54
44
9:38
10:48
28
11:16
11:17
13
11:30
62
12:32
12:33
43
13:16
13:45
119
2日目
山行
6:35
休憩
0:32
合計
7:07
距離 10.5km 登り 564m 下り 1,641m
5:58
50
6:48
6:56
72
8:08
97
9:45
10:01
124
12:05
12:10
30
12:40
4
12:44
12:45
16
13:01
13:03
2
13:05
ゴール地点
天候 8/13 午前羅臼岳山頂曇り、午後ほど晴れ。8/14 朝から晴れ。晴れたら山頂でも暑い。
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
知床自然センターの職員から「おやめ下さい」という助言に従って前夜入りはしなかった。当朝到着すれば前乗り車中泊と思しき車多数、駐車可能台数の3〜4倍は車があった。お盆休みの大入り。路肩に縦列駐車する車列が続く。自分のような縦走計画での駐車は5%以下、ほとんどが日帰り登山者。
コース状況/
危険箇所等
【ヒグマ】

入山から1時間後。600m付近に3人の関係職員が立っていた。
10日の大沢地点でのヒグマ目撃事例、前日にこの地点付近でヒグマ出没、スプレーをしても付き纏われた事例をこの時の職員たちとの会話によって知る。

登山ルートだけでなく知床全域がヒグマの「高密度生息地」だから、どこでも危険。
ヒグマは常に近くに潜んでいると思うべき。
だが、しっかり装備をしてきた自分のような人間だけではない。
軽装すぎて違和感しかない衆もいた。

【道迷い、藪漕ぎ、その他一般的な危険】

羅臼平から縦走ルートへ、百名山ルートから外れれば「道無き道を進む」感じだった。
目印はほぼないが、それでも迷わないで済むのはなんとなく踏み跡が道を作っているから。
縦走装備で重たいため、羅臼岳と硫黄山の山頂付近の岩場の傾斜はきつかった。
何度も荷物をデポしたい衝動に駆られたが、ここは「知床ヒグマ銀座」、デボは絶対にしてはいけないと自戒した。

この自戒が何のためになるのか。
人間の食べ物に味をしめたクマちゃんは、その味を求めて人に近づく。そして人身事故を起こして、殺されてしまう。クマちゃんたちには、そうなってほしくない。

羅臼平分岐後から南岳過ぎ辺りまでの道中8割は身長以上のハイマツのエグい藪漕ぎ。
ハイマツの枝が体や目に刺さる。押し返されるようで進まない。疲れているのに余計に体力を持ってゆかれる。

硫黄山が近くなってくると道は一変した。
薮はなくなったが、瓦礫が滑る。
御鉢周りは転落したら生きて帰れるか。
危険は常に隣にあった。
その他周辺情報 三段の湯。一番熱い湯は熱すぎて無理だった。
岩尾別へ向かう、この日の連山の様子。悪くない。分岐後の道はひたすら続く。明日徒歩で車まで戻るのに距離が長いことを憂う。
2025年08月13日 04:17撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 4:17
岩尾別へ向かう、この日の連山の様子。悪くない。分岐後の道はひたすら続く。明日徒歩で車まで戻るのに距離が長いことを憂う。
登山開始、木下小屋を通過。
2025年08月13日 05:04撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 5:04
登山開始、木下小屋を通過。
この辺りに3人の職員が居て、登山者へ注意喚起をしてくれていた。このうちの1人とは下山後車を回収しに戻った時に、車から声を掛けられることになる。
2025年08月13日 06:09撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 6:09
この辺りに3人の職員が居て、登山者へ注意喚起をしてくれていた。このうちの1人とは下山後車を回収しに戻った時に、車から声を掛けられることになる。
後続にどんどん追い抜かれてゆく焦燥感。それもそう、みなさん軽装、自分は縦走装備で重たい。ヒートアップしすぎてバテまくり。3Lポカリの半分以上をここで消費。とにかく夏山だから知床だろうが暑い、水分枯渇の不安でも焦る。
2025年08月13日 06:41撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 6:41
後続にどんどん追い抜かれてゆく焦燥感。それもそう、みなさん軽装、自分は縦走装備で重たい。ヒートアップしすぎてバテまくり。3Lポカリの半分以上をここで消費。とにかく夏山だから知床だろうが暑い、水分枯渇の不安でも焦る。
銀冷水、掬う手が痛いほど冷たい。控えめに言って最高。
ここでクールダウン休憩。500ml程度しか補水しなかったが、以後後悔しまくることになる。翌日は水不足が死活問題となる。
2025年08月13日 07:40撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 7:40
銀冷水、掬う手が痛いほど冷たい。控えめに言って最高。
ここでクールダウン休憩。500ml程度しか補水しなかったが、以後後悔しまくることになる。翌日は水不足が死活問題となる。
銀冷水。濾過しなくても飲めたが心配なら濾過すればいい。
2025年08月13日 07:40撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 7:40
銀冷水。濾過しなくても飲めたが心配なら濾過すればいい。
大沢に出る。相変わらずオーバーヒート状態。ここから見通しが良くなり、風通しも良くなって少し助かる。
2025年08月13日 07:59撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 7:59
大沢に出る。相変わらずオーバーヒート状態。ここから見通しが良くなり、風通しも良くなって少し助かる。
大沢から羅臼岳方面を見上げる。
2025年08月13日 08:00撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 8:00
大沢から羅臼岳方面を見上げる。
この時期の知床の花といえば、これ。
2025年08月13日 08:16撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 8:16
この時期の知床の花といえば、これ。
大沢から登山口方面、オホーツク海方面を見下ろす。
2025年08月13日 08:19撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 8:19
大沢から登山口方面、オホーツク海方面を見下ろす。
あちこちで群生。
2025年08月13日 08:25撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 8:25
あちこちで群生。
羅臼平分岐到着。とりあえず他の登山者と同様右へ、羅臼岳山頂へ。左をゆけば連山縦走ルート。羅臼岳から戻ってきたら左をゆく。
2025年08月13日 08:35撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 8:35
羅臼平分岐到着。とりあえず他の登山者と同様右へ、羅臼岳山頂へ。左をゆけば連山縦走ルート。羅臼岳から戻ってきたら左をゆく。
羅臼岳中腹から見下ろす羅臼平、その先に三ッ峰。
2025年08月13日 09:05撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 9:05
羅臼岳中腹から見下ろす羅臼平、その先に三ッ峰。
羅臼岳山頂着。
この縦走ザックが重い。
ガスが去っては現れ、なかなか視野が開けない。
2025年08月13日 09:38撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 9:38
羅臼岳山頂着。
この縦走ザックが重い。
ガスが去っては現れ、なかなか視野が開けない。
羅臼岳山頂。視界が晴れるのを待つ人々。「どうせあとは下山するだけだから、のんびり晴れるのを待ちましょう」との声多数聞かれる。自分はそうはいかない。
2025年08月13日 09:44撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 9:44
羅臼岳山頂。視界が晴れるのを待つ人々。「どうせあとは下山するだけだから、のんびり晴れるのを待ちましょう」との声多数聞かれる。自分はそうはいかない。
羅臼岳山頂、なんだかんだ1時間も滞在したが景色は得られず。
時々青空が見えることもあるが、すぐに雲に飲まれる。
山頂にもツバメが数羽飛び交っていて、羽音がすごい。3コイン分の重さしかないツバメの凄さに驚く。クールダウンできて満足。
2025年08月13日 10:34撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 10:34
羅臼岳山頂、なんだかんだ1時間も滞在したが景色は得られず。
時々青空が見えることもあるが、すぐに雲に飲まれる。
山頂にもツバメが数羽飛び交っていて、羽音がすごい。3コイン分の重さしかないツバメの凄さに驚く。クールダウンできて満足。
ひとまず羅臼平へ戻る。
2025年08月13日 11:29撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 11:29
ひとまず羅臼平へ戻る。
羅臼平分岐から縦走路へ。道が見えないしテープやら目印もない藪漕ぎが始まる。面食らったが、これはまだせいぜい胸元程度しかないし、視界もある。まだ序奏程度にすぎなかった。
2025年08月13日 11:35撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 11:35
羅臼平分岐から縦走路へ。道が見えないしテープやら目印もない藪漕ぎが始まる。面食らったが、これはまだせいぜい胸元程度しかないし、視界もある。まだ序奏程度にすぎなかった。
羅臼岳。少し三ッ峰に登りかけてから振り返る。この日山頂がはっきり見えたのはこの時間から。
2025年08月13日 11:39撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 11:39
羅臼岳。少し三ッ峰に登りかけてから振り返る。この日山頂がはっきり見えたのはこの時間から。
クマちゃんのうんち。わざわざ、肩幅しかない人間の通り道にこれみよがしにウンチをするクマちゃんの気持ちを考えてみよう。
2025年08月13日 12:20撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 12:20
クマちゃんのうんち。わざわざ、肩幅しかない人間の通り道にこれみよがしにウンチをするクマちゃんの気持ちを考えてみよう。
クマちゃん2頭が薮のない草原に見えた。自分とその前をゆく2人を見つけるや、一目散に逃げた。クマがいるのは当然のこと。
クマちゃん2頭が薮のない草原に見えた。自分とその前をゆく2人を見つけるや、一目散に逃げた。クマがいるのは当然のこと。
前方にサシルイ岳。中央に赤い点、先行する登山者たちのザック。
2025年08月13日 12:21撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 12:21
前方にサシルイ岳。中央に赤い点、先行する登山者たちのザック。
先行する2人がいるあたりの草むらに先ほどクマちゃんたちがいた。
2025年08月13日 12:21撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 12:21
先行する2人がいるあたりの草むらに先ほどクマちゃんたちがいた。
この縦走路は藪漕ぎだけでなくアップダウンもエグい。
巻道とか考えてくれていない。暑くて水分消費が早い。3Lのポカリが底を尽きた。想定外というか知床とはいえやはり夏山、水分の重要性を舐めすぎた。
2025年08月13日 12:28撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 12:28
この縦走路は藪漕ぎだけでなくアップダウンもエグい。
巻道とか考えてくれていない。暑くて水分消費が早い。3Lのポカリが底を尽きた。想定外というか知床とはいえやはり夏山、水分の重要性を舐めすぎた。
三ッ峰野営地。「ヒグマの高密度生息地」。以下書いてあること全て納得。
2025年08月13日 12:30撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 12:30
三ッ峰野営地。「ヒグマの高密度生息地」。以下書いてあること全て納得。
三ッ峰野営地。他所よりも広め。
2025年08月13日 12:31撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 12:31
三ッ峰野営地。他所よりも広め。
サシルイを登っている。登山道はまっすぐ伸びているが見えない。ひたすら漕ぎ進む。ぬるい水を飲んでいるが全然浸透しない。
2025年08月13日 12:36撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 12:36
サシルイを登っている。登山道はまっすぐ伸びているが見えない。ひたすら漕ぎ進む。ぬるい水を飲んでいるが全然浸透しない。
サシルイ岳西峰頂点。ここは景色がとても良い。初めて硫黄山の山容が見えた。
2025年08月13日 13:31撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 13:31
サシルイ岳西峰頂点。ここは景色がとても良い。初めて硫黄山の山容が見えた。
サシルイ岳西峰頂点。オホーツク海側を見渡す。この時間はガスがまだ残っているが、このあと晴れてゆく傾向。
2025年08月13日 13:31撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 13:31
サシルイ岳西峰頂点。オホーツク海側を見渡す。この時間はガスがまだ残っているが、このあと晴れてゆく傾向。
サシルイ岳西峰頂点。ここから振り返って見る三ッ峰とその背後の羅臼岳は壮大で圧巻。羅臼岳を仰ぎ見る絶景ポイントかと。写真や動画ではその凄みは伝わらない。迫り来る感じ。
サシルイ岳西峰頂点。ここから振り返って見る三ッ峰とその背後の羅臼岳は壮大で圧巻。羅臼岳を仰ぎ見る絶景ポイントかと。写真や動画ではその凄みは伝わらない。迫り来る感じ。
同じくサシルイ岳西峰頂点から振り返ってみる三つ峰と羅臼岳。
2025年08月13日 13:31撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 13:31
同じくサシルイ岳西峰頂点から振り返ってみる三つ峰と羅臼岳。
おそらくクマちゃんのオアシス。水には近寄らなかった。
2025年08月13日 14:25撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 14:25
おそらくクマちゃんのオアシス。水には近寄らなかった。
サシルイ岳を振り返る。右側に見きれているのは羅臼岳。
2025年08月13日 14:52撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 14:52
サシルイ岳を振り返る。右側に見きれているのは羅臼岳。
また一山登っている最中。オホーツク海側が綺麗に見渡せる。太陽は太平洋側羅臼側から登って、オホーツク海の斜里側に沈む。なんか違和感。
2025年08月13日 14:52撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 14:52
また一山登っている最中。オホーツク海側が綺麗に見渡せる。太陽は太平洋側羅臼側から登って、オホーツク海の斜里側に沈む。なんか違和感。
この日の野営地である二ツ池はまだ見えない。
2025年08月13日 15:10撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 15:10
この日の野営地である二ツ池はまだ見えない。
二ツ池。
ここまで何回ピークを越えてきただろうか。疲れ果てた。早く野営地に着きたいと思ったらようやく見えてきて安堵。地の池は水がある。天の池は枯れている様子。硫黄山も壮観。
2025年08月13日 15:17撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 15:17
二ツ池。
ここまで何回ピークを越えてきただろうか。疲れ果てた。早く野営地に着きたいと思ったらようやく見えてきて安堵。地の池は水がある。天の池は枯れている様子。硫黄山も壮観。
二ッ池(地の池)。野営地は見えているのになかなか降りづらかった。
赤いザックの先行2名が先に到着してテントを設営し終えていた。
三ッ峰野営地よりも豊富な水源だったが、補水しなかったのを翌日後悔する。濾過フィルター付きのボトルを持っていたのに。
翌日2日目のために、残した水は2L。足りるだろうと思ってしまったが、全然足りなかった。
2025年08月13日 15:41撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 15:41
二ッ池(地の池)。野営地は見えているのになかなか降りづらかった。
赤いザックの先行2名が先に到着してテントを設営し終えていた。
三ッ峰野営地よりも豊富な水源だったが、補水しなかったのを翌日後悔する。濾過フィルター付きのボトルを持っていたのに。
翌日2日目のために、残した水は2L。足りるだろうと思ってしまったが、全然足りなかった。
上から見ていた野営地かと思った場所は、フードロッカーの場所だった。
2025年08月13日 17:13撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 17:13
上から見ていた野営地かと思った場所は、フードロッカーの場所だった。
フードロッカーは2箇所。野営地よりも広い。
2025年08月13日 17:13撮影 by  moto g(100), motorola
8/13 17:13
フードロッカーは2箇所。野営地よりも広い。
緑ステラ。テント張り終える。先行の2人とはなるべく離れたかった。野営地スペースは狭い。食事は匂いの出ないものをにした。アルファ化米を水で戻し、魚肉ソーセージ、ナッツ、など簡素なもので済ます。食後はテント内を蚊取り線香の匂いで充満させて、食べ物の匂いを一切消した。
2025年08月14日 04:19撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 4:19
緑ステラ。テント張り終える。先行の2人とはなるべく離れたかった。野営地スペースは狭い。食事は匂いの出ないものをにした。アルファ化米を水で戻し、魚肉ソーセージ、ナッツ、など簡素なもので済ます。食後はテント内を蚊取り線香の匂いで充満させて、食べ物の匂いを一切消した。
夜明け。夜はやっぱり寒かった。テントは夜露でびっしょり。他の2人のテントの1つが見えている、青ステラ。
2025年08月14日 04:20撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 4:20
夜明け。夜はやっぱり寒かった。テントは夜露でびっしょり。他の2人のテントの1つが見えている、青ステラ。
6時ちょうどに二の池を出発した。
夜露で藪漕ぎして全身がびしょびしょに。朝、服を着替えなかったのは正解だった。
高台に登って硫黄山が近くなってくる。振り返ると二の池が見えるが、まだ先行者(今日は自分より後行者)のテントが見えた。
2025年08月14日 06:22撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 6:22
6時ちょうどに二の池を出発した。
夜露で藪漕ぎして全身がびしょびしょに。朝、服を着替えなかったのは正解だった。
高台に登って硫黄山が近くなってくる。振り返ると二の池が見えるが、まだ先行者(今日は自分より後行者)のテントが見えた。
南岳山頂。やって来た方向を振り返る。雪渓がちらほら。出発地の二の池の奥がオッカバケ岳、その奥のがサシルイ岳かと。
2025年08月14日 06:46撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 6:46
南岳山頂。やって来た方向を振り返る。雪渓がちらほら。出発地の二の池の奥がオッカバケ岳、その奥のがサシルイ岳かと。
この尖った山を中心に鉢回ってゆく。
2025年08月14日 07:04撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 7:04
この尖った山を中心に鉢回ってゆく。
ここに来て藪漕ぎが終わった。
2025年08月14日 07:14撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 7:14
ここに来て藪漕ぎが終わった。
こんな登山道、久々。
2025年08月14日 07:24撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 7:24
こんな登山道、久々。
知床主稜分岐。目指す方向の硫黄山。
2025年08月14日 07:59撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 7:59
知床主稜分岐。目指す方向の硫黄山。
知床主稜分岐。目指さない方向の半島先端へ伸びてゆく尾根筋。
2025年08月14日 07:59撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 7:59
知床主稜分岐。目指さない方向の半島先端へ伸びてゆく尾根筋。
ザレた尾根筋が滑る。まっすぐ進む。
2025年08月14日 08:11撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:11
ザレた尾根筋が滑る。まっすぐ進む。
これまでと全く違う景色。壮観。
2025年08月14日 08:16撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:16
これまでと全く違う景色。壮観。
この岩場をなんとトラバースしないで登るのがルート。
2025年08月14日 08:16撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:16
この岩場をなんとトラバースしないで登るのがルート。
硫黄山鉢周りから遥か遠方の羅臼岳方面をみる。今日羅臼岳に登る人たちは天気が良くていいな。
2025年08月14日 08:17撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:17
硫黄山鉢周りから遥か遠方の羅臼岳方面をみる。今日羅臼岳に登る人たちは天気が良くていいな。
岩場の中から羅臼岳。
2025年08月14日 08:24撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:24
岩場の中から羅臼岳。
この鉢周りの肩幅しかない人間の登山道にクマちゃんのうんちが続出することに。繊維質なうんち。植物しか食べてなさそう。
2025年08月14日 08:27撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:27
この鉢周りの肩幅しかない人間の登山道にクマちゃんのうんちが続出することに。繊維質なうんち。植物しか食べてなさそう。
目に焼き付けたい光景。
2025年08月14日 08:27撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:27
目に焼き付けたい光景。
ここら辺にも雪渓ある。
2025年08月14日 08:28撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:28
ここら辺にも雪渓ある。
今日クマちゃんのうんち2箇所目。人間の通る登山道にわざわざしてある。
2025年08月14日 08:32撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:32
今日クマちゃんのうんち2箇所目。人間の通る登山道にわざわざしてある。
3箇所目。うんち続出。こんなガレ尾根筋なのにクマちゃんたちは確実にいる。登山者たちに「ここはオレたちの領域だ」と主張している。
2025年08月14日 08:47撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 8:47
3箇所目。うんち続出。こんなガレ尾根筋なのにクマちゃんたちは確実にいる。登山者たちに「ここはオレたちの領域だ」と主張している。
硫黄山現る。
2025年08月14日 09:04撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 9:04
硫黄山現る。
またまたクマちゃんのウンチ。ジャンプして避けたつもりが踏んで滑って転んだ。幸いウンチは靴底だけで済んだ。
2025年08月14日 09:10撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 9:10
またまたクマちゃんのウンチ。ジャンプして避けたつもりが踏んで滑って転んだ。幸いウンチは靴底だけで済んだ。
硫黄山山頂。羅臼岳同様にゴツゴツした岩場を登った。普通なら荷物デポしてしまうがここは知床、デポは絶対ダメ。これはデポしなかった証拠写真。
2025年08月14日 09:46撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 9:46
硫黄山山頂。羅臼岳同様にゴツゴツした岩場を登った。普通なら荷物デポしてしまうがここは知床、デポは絶対ダメ。これはデポしなかった証拠写真。
硫黄山山頂からの羅臼岳方面。ここにもツバメが多数。写真にも写っている。
2025年08月14日 09:49撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 9:49
硫黄山山頂からの羅臼岳方面。ここにもツバメが多数。写真にも写っている。
涸れ沢がずっと続くものかと思っていた。まさかの登りがないことを願って歩き続ける。
もう水分がゼロで、この暑さはヤバい状態。
ちょっと進んでは息が上がって、休まないと歩けない。
熱中症の始まり。
2025年08月14日 10:22撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 10:22
涸れ沢がずっと続くものかと思っていた。まさかの登りがないことを願って歩き続ける。
もう水分がゼロで、この暑さはヤバい状態。
ちょっと進んでは息が上がって、休まないと歩けない。
熱中症の始まり。
今日初めてのすれ違い。登ってきたのは男3人。9時のシャトルバス1便で到着してから登ってきたという。自分の前に1人先行しているらしく、すれ違ったという。
昨日の人と情報と同じ。自分の前に1人、後に2人、合計4名が硫黄山登山口へ縦走下山中。
この3名、岩尾別へ縦走すると言っていた、その後どうしたのだろうか?
さらに下山してゆくと、若夫婦と老父婦のような4名グループに出会ったが、その後どうしたのだろうか?
2025年08月14日 11:01撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 11:01
今日初めてのすれ違い。登ってきたのは男3人。9時のシャトルバス1便で到着してから登ってきたという。自分の前に1人先行しているらしく、すれ違ったという。
昨日の人と情報と同じ。自分の前に1人、後に2人、合計4名が硫黄山登山口へ縦走下山中。
この3名、岩尾別へ縦走すると言っていた、その後どうしたのだろうか?
さらに下山してゆくと、若夫婦と老父婦のような4名グループに出会ったが、その後どうしたのだろうか?
下山を急ぐ。からし色の制服の若い男に出くわす。環境省の職員。すれ違った2組目のグループから羅臼岳でのクマちゃんによる人身事故の話を聞いていた。詳細はある程度聞いた。気づけば硫黄山登山口ゲートがすぐ眼下にあった。
下山を急ぐ。からし色の制服の若い男に出くわす。環境省の職員。すれ違った2組目のグループから羅臼岳でのクマちゃんによる人身事故の話を聞いていた。詳細はある程度聞いた。気づけば硫黄山登山口ゲートがすぐ眼下にあった。
右上、硫黄山登山口。13時ちょうどに無事に下山。ほっとした。下山口には10人程度の各省庁団体の職員が待ち構えていた。いまから登山口を閉鎖するという、待ってくれていた。30分後に後続の2人が来るだろうと伝えたが、待てど来なかった様子。
自分を最後として、硫黄山登山口は閉鎖された、とはいえ規制線を張ったくらいのもの、出られないわけではないはず。
右上、硫黄山登山口。13時ちょうどに無事に下山。ほっとした。下山口には10人程度の各省庁団体の職員が待ち構えていた。いまから登山口を閉鎖するという、待ってくれていた。30分後に後続の2人が来るだろうと伝えたが、待てど来なかった様子。
自分を最後として、硫黄山登山口は閉鎖された、とはいえ規制線を張ったくらいのもの、出られないわけではないはず。
ここを通過するには通行許可願が必要とか意味わからぬ。出したが。
2025年08月14日 13:11撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 13:11
ここを通過するには通行許可願が必要とか意味わからぬ。出したが。
3年前と変わっていたのはカムイワッカ湯の滝ら辺。有料体験施設になっていた。熱中症気味だから水を恵んでくれと若い女性スタッフに懇願したが、けんもほろろにお断りされた。隣のベンチにはウォーターサーバがあった。バスが来るまでの40分間をここで体調管理した。
2025年08月14日 13:22撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 13:22
3年前と変わっていたのはカムイワッカ湯の滝ら辺。有料体験施設になっていた。熱中症気味だから水を恵んでくれと若い女性スタッフに懇願したが、けんもほろろにお断りされた。隣のベンチにはウォーターサーバがあった。バスが来るまでの40分間をここで体調管理した。
13時に下山、13時45分発のシャトルバスにて岩尾別バス停へ。砂利道から警備員が出入管理している舗道合流地点で不自然に座っている2名の登山者を見た。どうやら一番最初にヘリで救助された3名のよう。
バス停から一時間近く歩いた。熱中症気味なのにこの余計な徒歩は長かった。パトカーや関係省庁車両、報道車両、上空にはヘリコプターが道中ひっきりなし。岩尾別を中心に知床が非常事態で騒然としていた。
15時。車に戻った。昨日羅臼岳で話した職員の人が車で差し掛かる。声かけられる。さらなる詳細情報も得られた。後は報道の通り。
2025年08月14日 15:03撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 15:03
13時に下山、13時45分発のシャトルバスにて岩尾別バス停へ。砂利道から警備員が出入管理している舗道合流地点で不自然に座っている2名の登山者を見た。どうやら一番最初にヘリで救助された3名のよう。
バス停から一時間近く歩いた。熱中症気味なのにこの余計な徒歩は長かった。パトカーや関係省庁車両、報道車両、上空にはヘリコプターが道中ひっきりなし。岩尾別を中心に知床が非常事態で騒然としていた。
15時。車に戻った。昨日羅臼岳で話した職員の人が車で差し掛かる。声かけられる。さらなる詳細情報も得られた。後は報道の通り。
こういう緊急速報メールが届いた。
こういう緊急速報メールが届いた。
自分が登った13日は結果的には何事もなかった。それにしてもどうしてこうなったのか不思議でならなかった。トレランの人がクマちゃんに自分の存在を周知する間も無く出くわしたのだろうかと。あながちその推測は間違ってなかったと、のちに確信した。
自分が登った13日は結果的には何事もなかった。それにしてもどうしてこうなったのか不思議でならなかった。トレランの人がクマちゃんに自分の存在を周知する間も無く出くわしたのだろうかと。あながちその推測は間違ってなかったと、のちに確信した。
お風呂いただきに。ホテル地の涯前は警察や狩猟部隊の人、マスコミが集まっている。木下小屋前は規制線が張られて入山はできない状況になっている。上空はひっきりなしにヘリが飛び交う。
2025年08月14日 15:48撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 15:48
お風呂いただきに。ホテル地の涯前は警察や狩猟部隊の人、マスコミが集まっている。木下小屋前は規制線が張られて入山はできない状況になっている。上空はひっきりなしにヘリが飛び交う。
三段の湯。湯守と警察がこの湯前で話し込んでいる。自分「あのー、お風呂入らせてもらっていいですか?」。裸になる前に退いてもらった。去年辺りに120頭程度の知床のクマちゃんを殺処分した話などを聞いた。やるせなかった。湯は熊の湯に似て素晴らしい湯だか、最上段は熱過ぎて入れなかった。
2025年08月14日 15:47撮影 by  moto g(100), motorola
8/14 15:47
三段の湯。湯守と警察がこの湯前で話し込んでいる。自分「あのー、お風呂入らせてもらっていいですか?」。裸になる前に退いてもらった。去年辺りに120頭程度の知床のクマちゃんを殺処分した話などを聞いた。やるせなかった。湯は熊の湯に似て素晴らしい湯だか、最上段は熱過ぎて入れなかった。
撮影機器:

装備

個人装備
【知床仕様特別装備】 対ヒグマ鈴2つ 対ヒグマスプレー 対ヒグマ特殊警棒 対ヒグマ&蚊 その他虫除け線香(強力タイプ) 対ヒグマ音楽再生専用スマホ
備考 水分不足。夏山はものすごく水分が必要になることを忘れていた。持参したのは氷水7L。その内3Lはポカリスエット。初日で5L消費した。羅臼岳往路の「銀冷水」は冷たくて美味しく、給水もしたが500ml程度と少なすぎた。重くなるからと控えめにならずとにかく水だけは多めに携行しなくてはいけない。「二の池」の水は十分飲めるものだったがためらったのが2日目で仇となった。

感想

【3年越しの目標達成】

ヤマレコマイページに設定した写真は知床五湖のある地点からの知床連山。
クマちゃんだらけの知床を「日本列島最期の秘境」だと勝手に位置付けた。
その秘境の山に自ら飛び込んで肉眼でそこにあるものを見ることに価値があると考えた。
知床連山を当面の目標に掲げた。
去年は台風でカーフェリーがキャンセルされ北海道に行けなかった。
その教訓から今年は新幹線、特急、レンタカーでアクセスした。
これまでの山行の中でも最高に気合を入れて臨んだ。

結果として、2日目で水分不足に陥ったものの、予定下山時刻13時に下山出来た。

今回の目標達成を通じて、自分の登山レベルを「中の上」から「上の下」に格上してもいいだろうと結論付けた。

【重大な反省点:夏山での水分不足・熱中症の危険】

・熱中症対策をしたのに、結果として熱中症になってしまった点

登山前日に氷を数キロ買っておいた。それらはクールボックスに入れて保管した。
一晩寝かせた氷はいい感じに溶け「小さい氷」と「冷水」を得ることができた。
それらをポカリスエット粉末と混ぜて「3Lポカリ」ウォーターパックを作った。道中立ち止まらずにチューチュー吸える。

それでなんとかなると思ってしまったのが、ダメだった。
知床とはいえ夏山なめんなと思い知らされた。その水分は1日と持たなかった。1日5Lくらいは簡単に消費してしまう。
そして、「ぬるい水」だといくら飲んでもクールダウン出来ないことも思い知った。
夏山では「冷たいスポーツ飲料が大量に必要だ」と思い知った。
但し、「氷」で水分を用意したのは良い思いつきだった。

【知床連山の印象】

・ハイマツの藪漕ぎ

羅臼岳(百名山)ルートを外れる羅臼平分岐地点から始まった。
序盤はそれでも腰高、胸高程度だったが、そのうち身丈となった。
縦走路に入ってまもない頃(三ツ峰に登ってゆく頃)すれ違った人から情報を得た。
「この先南岳まで藪漕ぎがこんなもんじゃない、エグいですよ」と教わり愕然とした。先行者が、1人→2人組→自分と続いているとも。
自分の後続がいたのかどうかは結局分からずしまい。

・道案内なんてものはない

肩幅程度の掘り下げてあるのがルートで、薮の下にあるが、それを頼りに足元が悪い中進むしかなかった。
マツの樹液で服はベトついたし、目や体に枝が刺さるのは当然で、ゴーグルが大活躍した。
但し、本当に迷いそうな場所にだけ、何かしらの「案内」は確実にある。

視界が悪いと怖い。
近くにいるはずのクマちゃんと不用意に出くわす可能性が増えるため鈴2つだけではなく、「独り言独演会」をしたり、音楽再生用スマホでG. ヴェルディの「オテロ」や「レクィエム」や「アイーダ」「リゴレット」など自分が知る限り最も賑やかな部類の音楽を、最大音量で垂れ流しながら進んだ。

・知床の山だって夏は暑い

誤算だったのは、思っていた以上に「暑い」「上り下りが多い」「ハイマツの薮が身体を刺す」「藪漕ぎが多すぎて全然進めない」という点。
水分を大量に消費して、大量に汗をかいた。
「重装備のせいでザックが重い」「汗でザックと腰ベルト周りが食い込んで擦り切れ激痛になった」など服装装備での課題も残った。

・コケモモパラダイス

これは写真に撮らなかったのを後悔している。
見渡す限り一面に赤い小さな実が展開している場面があちこちにあった。
そこにはシマリスがいたり、鳥がいたり。
そして、クマちゃんも食べていたりするのだろう。
コケモモを使った洋菓子が道の駅で見つけたのを会社への土産にした。
コケモモといっても分からないなら、IKEAで「リンゴンベリージャム」としてなら知っているかと。

【ヒグマパラダイス】

前回(3年前)にはなかった看板【Bear Country】を知床で多数見た。
それは北米でいう「クマの森・クマの土地」の意味らしい(出典「ヒグマの会」HPより)。
知床が世界自然遺産の地になって20年。
ヒグマと人間が近い距離にいながら棲み分けを成功させてきた自負があったはず。
今回の登山中に人身事故が起きたのだが知床に激震を与えた。

残念ながら8月14日に発生した件は翌日に人間の死とヒグマ3頭の射殺という結果に終わった。
今期の登山道を閉鎖した知床だが、関係者は相当ショックを受けていると思う。

野生のヒグマをウリにして世界遺産を成り立たせている意味をもう一度考えていると思う。
正直、制御しきれない観光客と相まって、限界が来ていたと思う。

やはり今のままでは人を襲うようになるヒグマを生み出してしまう。
それは一部のバカな人間(観光客)のせい。
「ご飯やり(えさやり)がクマを殺す」
一部の人間が善かれ悪しかれヒグマに人間の食べ物の味を覚えさせてしまうと、美味しい人間の食べ物を欲しがって人に接触するようになる。
そして、人を襲ったヒグマが銃殺されるという悲惨な結末になる。

これ「道の駅ウトロ・シリエトク」のトイレ小便器各所に「ソーセージの悲しい最期」(知床財団)という話が掲示してある例と同じ。
全ては人間がクマにエサやりをしたことが原因となってクマが殺される。

自分はヒグマが好きだから、ヒグマがやむなく殺されてゆくのが辛い。

今あちこちでクマちゃんによる人的被害が報道されている。
遅かれ早かれ、九州から根絶させたように日本全土からクマちゃんを絶滅させるだろう。
そうはなってほしくない。
だから、知床にはここで踏ん張ってほしい。
ヒグマパラダイス(ヒグマの楽園)を知床だけにでも残して欲しい。

「自然」の対義語は「都市」。
人間は都市を作って生活している存在。
そんな正反対のところから珍しきものを求めて自然にやってくる人間。
「郷に行っては郷に従う」べきだが、そんな自然を守ろうというルールを無視して都市のルールを持ち込む人間がいる。

何が言いたいのかというと「人間を制御しないと自然は守れない」というのが残念ながら事実だろうということ。

富士山は「世界自然遺産」にはなれず「世界文化遺産」として登録された。
入山時期を期間限定にするのは当然だったが、それ以外にも近年、入山料を徴収し始めたり、無茶な登山者を未然に排除するよう入山者への規制を強める傾向にある。
それは仕方ないと思っている。
自然を守るためのルールを守れない人間が後を絶たないせいだ。

今後、知床もそういう流れで動くのだろう。

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