ヒグマの恐怖 硫黄山~羅臼予定が……



- GPS
- 13:14
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,339m
- 下り
- 1,622m
コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:36
天候 | 初日はよく晴れた良い天気 2日目は朝雨で少ししたら上がりましたが たまに降られました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
知床自然センターからはバス 帰りはヒグマ事件のため、バス運休してしまい 知床財団の方の車で送っていただきました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林帯から始まり 火山灰、火山礫あり 粘土質あり、滑りやすい岩場や砂礫ありの ルート。 下山は特に慎重に |
その他周辺情報 | カムイワッカの滝にトイレあり 他は何もなく 水も第一火口にしかありませんでした。 |
写真
感想
今回の北海道遠征は硫黄山~羅臼岳を予定していました。
8/14
硫黄山登山口から羅臼まで縦走予定で出発。
登り始めて、少しすると
登山道整備の林野庁の方々とお会いして
少しお話しをしました。
そのあと、また登っていると
下の方で何か作業をされていたのか
また林野庁の方が声をかけてきて
羅臼側の岩尾別あたりで
ヒグマが登山者を襲い、藪に引きずり込んだらしいので
様子を見て、縦走を辞めることも検討してくださいとのこと。
硫黄山山頂は電波が入るので
そこで情報を得てください。と言われました。
えっ⁉️
と戸惑いながらも、とりあえず山頂を目指しました。
山頂で、メンバーのひとりが
知床自然センターから紹介していただいた
登山ガイドの方に連絡を取ると
羅臼側も硫黄側も、もう登山口は閉鎖してる、
羅臼には向かわない方が良いと言われ
今から、硫黄側に降りるのも
真っ暗になってしまうので、
第一火口の野営場に幕営して、翌朝下山することを決めた。
野営場へ向かう途中、
目的の野営場付近に親子クマがいるのを発見。
皆で、どうしようか、と話し合うが
指定地ならフードロッカーもあるし、
水も唯一取れる場所なので
予定通りそこに幕営しよう、と。
野営場に近づくとやはり親子クマがいます。
でも、こちらにくる様子はないので
とりあえずテントを設営して
食事の支度をしていると、
シカが数頭現れました。
こちらを気にするも近づいては来ず
離れたところでぴょんぴょん飛んで
遊んでいるようでした。
食事をしていると、すぐ後ろには
キタキツネ。
たぶん、登山者に食べ物をもらった経験が
あるのだろうか
ずっと周りをウロウロしていました。
あまりの可愛さに、
なにかあげたくなる気持ちをグッと堪え
クマを気にしながらも食事をすませ、
早々に寝ることにしました。
翌朝は雨。
この日はテント内で朝ごはんを済ませて
小ぶりになったのを見計らって
撤収。
途中からクマスプレーを借りた
知床自然センターに状況確認の電話をしました。
もうシャトルバスも動いてないので
知床財団さんの車で送ってくださるとのことでした。
ホッしながら下山しました。
下山したらやはり入口封鎖。
しばらくして、襲ったらしきクマを射殺
その後に子熊二頭もと。
なんとなくやるせない気持ちになりましたが、
被害者の方もそのあと遺体で見つかったと聞きました。
ご冥福をお祈りします。
私たち登山者、誰でも襲われるリスクはあるんだな、と改めて思いました。
野生動物との共存も難しくなっているのですね😞
共存できるのであれば
ほんとうに素敵な山です。
こんな素敵な山に連れてきてもらえて
メンバーさんに感謝です🥰
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する