大雪山系:黒岳・北鎮岳



- GPS
- 06:13
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 928m
- 下り
- 965m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪山のメインルート、登山道の整備・標識共全く問題なし。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は定番の黒岳の湯。露天風呂からの眺めも素晴らしい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
サーモス
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感想
旭川を起点とした山を登る計画として天塩岳の次の山行を大雪山の黒岳から第二位の標高を持つ北鎮岳までの往復を考える。天候を見計らい、8月16日に層雲峡の黒岳ロープウェイを利用して一気に七合目まで労せず上がり、そこからの往復ルートの山行を北海道遠征の2つ目とする。
早朝、旭川方面から国道39号線を走りロープウェイの駐車場に向かう。6時20分に駐車場に到着、第1駐車場の最後の空きスペース(軽専用)に滑り込み。ザックは既に準備済みだったので、登山靴を履きザックを担いでチケット売り場に急ぐ。運良く6時40分発に乗る事が出来、黒岳駅のトイレ(ここが最後のトイレ)で用を済ませて、リフトを乗り継ぎ黒岳森林パトロール事務所で登山届けを書き、7時18分に七合目登山口から登り始める。登り始めてすぐに白い花を見つける。ウメバチソウのようだ。あと濃い黄色のハイオトギリもまだ咲いているのを見つける。八合目を7時42分に通過、周囲は笹原や低木帯に変わり北側の景色が広がり始める。7時55分に九合目を通過、結局花は、山頂までの間でこれら2つだけしか見つけられなかった。九合目からの急登を一気に登り詰め8時19分に黒岳山頂に到着。最高峰の旭岳は、ここからは見えないが、第二位の北鎮岳、第三位の白雲岳や銀泉台周辺の山やお鉢平周囲の北海岳・間宮岳の大きな山体が視界に広がり、南東側には東大雪の山々も銀泉台の上にそのシルエットを表している。ここからは、これらの絶景を楽しみながらの緩やかなアップダウンの道を北鎮岳に向けて進む。8時46分に黒岳石室の分岐を通過、石室の小屋の上には桂月岳のお饅頭のような山頂部が乗っかっている。登山道脇ではイワブクロの淡い紫の花が所々で見られ、エゾオヤマリンドウも濃い青紫の花を開いている。他方ナナカマドは既に真っ赤な真っ赤な実を着けていて、夏から秋へと次第に季節が進む様を示している。さらにお鉢平に近づくと鮮やかな色づきのヨツバシオガマを見つける。ザレた登りを詰めると、荒涼とした大きな窪地と北海岳から松田岳のなだらかな曲線と崖状の間宮岳の山腹が眼前に広がる。振り返ると溶岩台地に伸びる登山道の線と凌雲岳・黒岳が徐々に遠くなっていく。次のポイントは北鎮岳分岐、徐々に傾斜がキツくなるが、ザレ場の一登りで9時58分には分岐点に到着する。ここでやっと北海道の最高峰:旭岳が見えてくる。分岐からもザレた登りが続き10時13分に今山行の目的地である北鎮岳山頂に到着。北海道第二位の標高からの眺めは、やはり素晴らしい。旭岳とお鉢廻りの間宮岳、その奥に三つの角を出すトムラウシ、後旭との間から顔を出すオプタテシケから続く十勝連峰がラインナップ。北西には比布・安足間(あんたろま:読めない)・愛別の3つの峰が広がり、さらに右に目を移すと天塩岳・ニセイカウシュッペや北東の山並み、凌雲岳・黒岳、さらに眼下にはお鉢平の荒涼とした巨大火口の上に鎮座する白雲岳と石狩連峰からニペソツまでの東大雪の山々とまさに360度の大景観。風もなく気温も心地良いこの山頂でランチ休憩を取る。いつものようにカップラーメンと菓子パンの組み合わせ。周囲の景色もおかずになり気分はとても良い。40分以上山頂で休憩し10時53分に山頂を後にして黒岳方面に下り始める。登りでは気付かなかったが、既に実になってしまったチングルマの群落を見つけ、さらにチシマクモマグサやアキノキリンソウ・ミヤマリンドウなど夏から秋の花々も見つけ写真に収める。12時過ぎに黒岳石室に到着、ここにはトイレもあり沢山の登山者がベンチで休憩している。長居をせずに黒岳への登り返しをこなし、往路の数倍の人で混み合っている黒岳山頂に着く。まだ天気は快晴のまま、北から東方向の景色を再度写真に収めて七合目登山口に向け急降下開始。ダイセツトリカブトの鮮やかな紫やエゾオトギリの黄色、ウメバチソウの清楚な白を見ながら下る。登ってくる登山者はこの時間になっても多く、外国人も沢山登っている。13時24分に七合目登山口に無事到着、リフト・ロープウェイを利用して層雲峡まで下る。駐車場で登山用具を片付け、近くの黒岳の湯に向かい気持ちの良い露天風呂で汗を流す。一日中快晴の素晴らしい天気に恵まれ、北海道の屋根を実感出来る景色も堪能した山行だった。
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