上越のマッターホルンへ🏔ソロで挑んだ大源太山、アブの猛攻と危険な道に苦戦


- GPS
- 09:20
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
▶はじめに
連休の混雑を避けるため、深夜2時に群馬県を出発。
カーナビの指示に従い、湯沢ICを下りて清水峠方面へ。
途中の道は未舗装ではないものの、乗用車では厳しい凹凸が続く。
車高の高い4WD車が推奨される。
駐車場は登山口の目の前で15〜20台ほど駐車可能。
この日は私が一番乗りで、結局最後まで貸切だった。
▶登山開始〜シシゴヤノ頭
5:00、日の出と同時に登山開始。
薄暗い樹林帯を沢に向かって歩き、左回りの「シシゴヤノ頭」方面へ。
早朝の静かな道は、鳥と虫の音だけが響き、クマとの遭遇に怯えながらの山行となった。
つづら折りの道を登り始めると、すぐに足にくる急登。
6時頃から辺りが明るくなると同時にアブとハチが猛攻を開始。
半袖短パンの私は、インナーの上からでも刺されまくり、膝下がパンパンに腫れ上がり、発熱まで起こしてしまった。
アブは標高1300mまで執拗に追いかけてきた。
登山開始から2時間20分でシシゴヤノ頭に到着。
▶七ツ小屋山〜大源太山へ
シシゴヤノ頭からは稜線歩き。
風がなく暑い。
途中のお花畑や湿地帯を抜け、谷川馬蹄形の一角を担う七ツ小屋山へ。
景色は素晴らしいが、夏は熊笹が胸まで伸びており、視界が悪い。
ルートミスで滑落する危険を常に感じながらの縦走となった。
靴も朝露でびしょ濡れ。
ゴアテックスでもソックスまで濡れてしまい、足元が気持ち悪かった。
さらに1時間歩いて大源太山に到着。
近づくほどにその威容に怖さを感じた。
山頂付近は「上越のマッターホルン」に相応しい岩場や鎖場が連続。
ヘルメットを着用し、アドレナリン全開で登頂した。
恐怖のため、動画や写真を撮る余裕はなかった。
▶山頂〜下山
11:09、登山開始から6時間で山頂に到着。
ガスで真っ白な景色が広がり、断崖絶壁の上にいることだけが分かった。
アブの猛攻と体調不良で体力が尽きかけていたため、持参したおにぎりを1つだけ食べて早々に下山を開始。
下山道はロープがある場所も多いが、崩落箇所にはロープがない場所も。
トラロープも劣化していて素手で触ると危険だった。
鹿の足跡は見たが、結局誰にも会わずソロの怖さを改めて感じた。
▶総括・注意点
難易度: コースタイム+2時間30分オーバー。安易な計画は危険。
道: 駐車場までの道、登山道共に整備状況が悪い。熊笹が深くルートが見えにくい。
通信: 全域圏外。GPSを過信しないこと。
服装: アブ対策として長袖長ズボンは必須。
装備: 大源太山山頂付近は落石の危険があるためヘルメット必須。水は2L以上推奨。
天候: 下半身の防水対策(防水ソックスなど)が必要。
その他: ソロで行くにはリスクが高い山。複数人での山行を強く推奨。
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