滋賀遠征8/19-21 3日目8/21:伊吹山、山室湿原、醒ヶ井宿



- GPS
- 56:00
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 134m
- 下り
- 134m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:00
計画に追加したのは、石山寺の硅灰石と琵琶湖博物館の2か所。ここは場所としては大津の近くで、まとまっており、1日あれば回れるので、この近辺で初日の宿をとり、2日目私の一番の目的、ナツエビネを見るため、二ノ谷山へ行き、3日目は、百名山で未踏の伊吹山、そしてサギソウの山室湿原を回るということで、長浜近辺に宿を探して、予約しました。
つれあいは膝が悪く、厳しい山のルートは無理なので、通常はあまり山行へ誘えるケースが少ないのですが、今回は二ノ谷山、伊吹山ともに、標高差は小さく、距離も短いので、つれあい向きの山だったと言えるでしょう。それで誘って一緒に行くという運びとなりました。
滋賀旅行のレコURLは以下です。
初日:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8589499.html
2日目:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8582117.html
3日目:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8584744.html
天候 | 3日とも快晴のち晴れ時々曇りで35℃以上の猛暑 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2日目8/20:ホテル→道の駅くつき新本陣→桜峠→二の谷山登山→道の駅マキノ追坂峠→道の駅塩津海道あぢがまの里→グランドメルキュール琵琶湖 3日目8/21:ホテル→伊吹山→山室湿原→醒ヶ井宿→関ケ原IC→名神→東名→新東名→秦野中井IC 3日目、【伊吹山】伊吹ドライブウェイ3400円(往復)スマホ提示3100円割引有。 今は頂上へ向かう登山道は、崩落のために通行止めになっており、この有料道路ルートのみ。なお頂上駐車料金は無料で、道路通行料に含まれてると考えればよいかと。 朝10時前に、伊吹山頂上駐車場到着時点で、駐車スペースは、まだガラガラでした。頂上駐車場にお店やトイレ(有料:協力金100円)あり。頂上にも公衆トイレあり。コース中にトイレがあるので安心です。 【山室湿原】新幹線ガード下に駐車スペース。入口の農道まで10分ぐらい。保護柵の扉アリ。中に入って林道を100mぐらいで、湿原の保護柵扉を開けて中に入ります。周回できるようになっており、木道は狭くて、行き違いが難しいので、基本ワンウェイですね。終点で保護柵扉から、林道へ出て、林道を100mぐらい戻ると、この保護柵入口に戻れます。1周10分ぐらい。貴重な湿原植物が途絶えないように、木道以外への立ち入りは厳禁です。1か所、木道脇で、サギソウが踏みつけられた跡があり、大変残念な思いが残りました。絶対踏み込んだり、誤って落っこちたりしないように、気を付けましょう! 【醒ヶ井宿】武蔵川の梅花藻(バイカモ)の有名な場所で、雰囲気ある街並みがステキです。国道沿いに臨時駐車場(無人、1回300円をポストに投入)があり、至近距離なので、便利です。武蔵川や醒ヶ井街並みまで2分ぐらいです。公衆トイレあり。お店もいっぱいあります。 |
写真
感想
3日目は道順からして、醒ヶ井宿→山室湿原→伊吹山と回って帰宅の予定を考えていたが、GPV気象通報を確認すると、10時過ぎから雲が出て11時から午後は弱い雨が降る予報に変わっており、伊吹山は早めに行ってしまった方が良いだろうと考え、順番を真逆にして、伊吹山→山室湿原→醒ヶ井宿の順に変更。結果論では伊吹山では雨もなく、当初順でも大丈夫だったが、まあ気温の低い時間帯に伊吹山を歩けたので、良しとしよう。
百名山の伊吹山は、すばらしいお花の山でした。一時の鹿害から、御花畑が回復している様子が見てとれ、昔の植生に回復しつつあることが確認出来て、嬉しい限りです。お花の種類、花の個体数、群生規模どれをとっても、胸を張ってお花のお山といえるポテンシャルを感じました。
今の季節は、まずルリトラノオが一番目を引きます。個体数も多く、群生地もいくつもありました。ついでツリガネニンジン、ミツモトソウ、こらからはサラシナショウマも、斜面を真っ白に埋め尽くす事でしょう。マルバダケブキは駐車場から東側の斜面に群生してるのが見えて、見頃です。
その他見られたお花は、オトギリソウ、タチフウロ、ハクサンフウロ、イブキフウロ、イブキボウフ、クルマバナ、アカソ、シモツケソウ、キバナノツリフネソウ、アケボノソウ、イブキジャコウソウ、ゲンノショウコ、アキノキリンソウ、キバナノレンリソウ、メタカラコウ、ナンテンハギ、クサボタン、キリンソウ、キバナノカワラマツバ、カワラナデシコ、コナスビ、ベンケイソウ、トモエソウ、コオニユリ、コバノギボウシ、タニソバ、キヌタソウなど。
時期を変えて訪れてみたい山ですね。石灰岩のお山なので、独特の植生を生んでいるのでしょう。今度は春から初夏の頃に再訪してみようと思います。
山室湿原は、サギソウ狙いで、初めて訪問しました。小さな湿原ですが、お目当てのサギソウは、ちょうど良いタイミングで、見頃のサギソウを見ることができました。その他ミミカキグサも、お初のご対面でした。耳かきほどに小さなお花ですが、独特のフォルムは、命名由来の通りで、納得がいきました。黄色いお花なので、その気で探せば、見つけやすいですが、この小ささを認識できていないと、目に入らないかもしれません。
あとレコの写真にアップしてありますが、木道脇で、無残にサギソウのお花が、踏みつけられた跡を見ました!人なのか?獣なのか?故意なのか?踏み外したのか?わかりませんが、悲しくなりました!写真のために踏み込むのは、論外ですが、故意でなくても過失で木道から外れて、踏みつけることが無いように、気を付けましょう!湿原は土足で踏みこんだら、あっという間に乾燥化してしまいます。貴重な自生地を後世に残して行けるように、自覚をもって行動しましょう。
醒ヶ井宿の武蔵川のバイカモを最後に見てきました。バイカモのお花を見るのも、お初でして、たくさんのお花を堪能できました。バイカモも時期的にはベストの時期だったのではないかと思います。これだけのお花が一気に開花していると、壮観ですね。見事な梅花藻の群生ですが、醒ヶ井宿の全体で、保護しながら、守り続けてくださっているのは、本当にありがたいです。これからもこの清流が維持され、バイカモが維持されていくことを願っています。
今回の滋賀遠征は、お初のお花尽くしでしたね。ナツエビネ、ルリトラノオ、イワアカバナ、キバナノレンリソウ、キバナノカワラマツバ、ミミカキグサ、バイカモ、見たことが無かったお花にいっぱい回り逢えて、良き山行となりました。
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