平ヶ岳 1986 夏 (Old Records)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,669m
- 下り
- 1,669m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:55
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
---|
写真
感想
最近、平ヶ岳のレコを見たら、三角点のある山頂が、すっかり木に囲まれて、展望が利かなくなっていました。
平ヶ岳は平らな山で、どこに立っても360°の展望がありました。昔の記憶は違っていたのでしょうか。古い写真を探し出し、ついでにデジタル化して、レコにアップすることにしました。
昔の写真も、三角点のある山頂は、木に囲まれていました。しかし、その木は背より低く、記憶のとおり360°の展望でした。およそ40年が経ち、今はすっかり木が大きくなっていたのでした。
平ヶ岳は日帰りではキツい山で、登るのを躊躇していましたが、登山雑誌にテント泊の山行記事が載っていました。早速、水が確保できる夏に登る計画を立てました。
行きは、檜枝岐から登山口に入るルートで、家から220km、3時間45分でした。山の中をこれだけ運転しては、日帰りは無理だと思いました。
稜線に出るまで樹林帯で、日陰があるかと思っていたら、日陰は台倉清水から白沢清水の間くらいでした。日差しを受けながらの登りはきつく、最後の池ノ岳の登りでは、足がつりそうになりました。
幕営地は平ヶ岳沢源頭です。雪田の解けた水が流れ、4人用テントが6張りぐらい張れるスペースがありました。まずは、ゴアシェルターを張り、雪田でビールを冷やし、ラーメンをつくって食べました。夕食は雪田で冷やしたビールを飲みながらカレーをつくり、デザートに杏仁ゼリーを食べました。
夜は、夏にしては気温が下がり、長袖や薄手のセーターを着込みましたが、寒く感じました。満天の星で、いくつか流れ星が空をかすめました。
翌朝は、フリーズドライの五目飯を食べました。東の空に雲があり、日の出は見られませんでした。
平ヶ岳の山頂で、ゆっくり散歩したあと、たまご石へ行きました。たまご石へは、気持ちよい草原の尾根歩きでした。天上の楽園を楽しんだ後は、長い長い下りが待っていました。
帰りは、銀山平を回るルートにしました。お昼は小白沢ヒュッテで流しそうめんを食べました。小出からは17号を走りましたが、火打峠が片側交互通行で渋滞し、時間がかかってしまいました。高速を利用するれば、渋滞に巻き込まれなかったでしょう。登山口を午後2時半に出発し、家に着いたのは午後9時でした。走行距離は、行きと同じ220kmでした。
翌日の8月4日は、台風の影響で、予想もしないような大雨になりました。
現在、平ヶ岳は、魚沼市の指導により、自然環境を守るため緊急時以外、キャンプ(幕営)が禁止されているようです。手持ちの1979年発行の群馬の山(小林二三雄編著)には、山頂での幕営は自然を保護をするために三角点標石付近にしたい。1989年発行の群馬の山(群馬県山岳連盟編)には、平ヶ岳沢の源頭にある幕営地に向かう途中で、玉子石への道が分岐しと書かれています。いつ頃から幕営が禁止になったのか分かりませんが、山頂で幕営できたのも、今は昔のこととなりました。
2025.08.26 記載
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