赤面山〜三本槍岳〜須立山〜甲子山


- GPS
- 12:49
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,731m
- 下り
- 1,733m
コースタイム
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 12:55
天候 | 晴れ後曇り一時霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | スパホテルあぶくま:先週に続いて,再度お世話になった。 https://spahotel-abukuma.jp/ |
写真
感想
先週の大倉山から見た須立山(すだちやま)に立ってみたくなり,去年から歩いてみたいと思っていた赤面山も含めた周回ルートを計画した。少し時間がかかりそうなので,0時40分に自宅を出る。上河内SAでウドンを食べ,駐車場に4時少し前に到着する。予想通りに誰も居ない。簡易トイレで用を済ませた後,真っ暗な中を歩き始める。周囲は薄い霧がかかっているが,空には星が見えるので,上の方は晴れているのだろう。
10分余り車道を登り国道289号線に出て,直ぐにきびたきの森トレーニングコースに入る。ヘッドランプの明かりだけを頼りに歩くのは久しぶりだ。踏み跡を辿っていた積りだったが,いつの間にか見失ってしまったようで,地形図と周囲の地形が一致しない。少しずつ明るくなってきたこともあり,何とか軌道修正して本来の踏み跡に戻れた。少し行くと舗装路に出,幾つもの建屋が並ぶ那須甲子青少年自然の家の脇に出た。未だ早朝だが,既に建物の中で動いている人が居た。
そのまま,車道を辿り広場に出,広場の左側につけられた踏み跡を辿る。この辺りはオリエンテーリングなどにも使われているようだ。そのマークと共に,方々に踏み跡が付いているので,気を付けないと意図しない所に行ってしまいそうだ。1052mの三角点(パノラマ展望所)を経由して再び山路を進む。その内,沢音が聞こえ谷津田川(やんたがわ)に出合わす。渡渉点を探しながら,川に沿って少し下流側に降ると,向こう岸に道のようなものが見えた。ただ,沢には橋が無いので,水量の少ない処を水面に顔を出している石伝いに渡る。
直ぐに赤面山登山コースの標識に出,短い階段から本格的な登りが始まる。気持ちの良い樹林帯の路が続いた後,笹が茂る路となる。ただ,刈り払いがしっかりとされているので歩くのに支障はない。途中には導水管が壊れて水が勢いよくほとばしっている処もあり,タオルを濡らして汗を拭ったりした。気温は低いが湿度がとても高かったので,気持ちの良い清涼剤だった。歩くのに飽きてきた頃に,石がゴロゴロした広場に出る。多分,かつてのスキーゲレンデの上部の方だろう。そこを過ぎて暫くで,スキー場と赤面山の分岐点に至る。樹木が次第に低くなり左手に茶臼岳や朝日岳が見えたりする。数は少ないが,高山植物も出てきて歩くのが楽しくなる。石で一杯の広いところに出ると赤面山は直ぐ先だった。360°の展望で,茶臼岳から甲子山までの連山が一望できる素晴らしい山頂だった。遠くの山が霞んで見えなかったのは心残りではあったが。
眺めを堪能した後,前岳への路を降っていると右側の笹原の方角からザァーという音が聞こえて来た。何事かと目を凝らすと,白い尻を見せて鹿が笹原を駆け抜けていくのが遠望できた。前岳を過ぎた辺りで,今度は足元の笹薮をヘビが慌てて逃げだすのが見えた。ここの所,毎回ヘビに出くわすが,どうも生理的に嫌いなので,余り会いたくはない。等と考えながら歩いていると,昨年,辿った北温泉からの登路との合流点に出た。更に10分ほど先のスダレ山の辺りで,地面でもがいているオニヤンマを見かける。こんな大きなトンボを高所で見るのは久しぶりだ。更に清水平との分岐を過ぎた辺りでは,ぬかるんだ路に幾つもの鹿らしき足跡が残されていた。三本槍への最後の登りでは,降ってくる人達と3人すれ違った。更に山頂では2人が休憩していた。これが今回の山行で出会った人の全てだった。山頂はガスに包まれて展望がなく,残念至極。今回で3回目のはずだが,一度も眺望が得られないのは相性が悪いのか。この先もまだ長いので,短い休憩で出発する。
先ずは,大峠との分岐点までの短い降り。ここから先は初めての路になる。良く整備された路は問題なく歩ける。やがて,左下方に薄青色の鏡ヶ沼が霧に包まれて見えて来る。中々にきれいな色合いで,何時か畔を散策してみたいと思わせてくれる。ガスは相変わらず,濃くなったり薄くなったりで,周囲の景色を見え隠れさせる。沼への分岐点から10分ほどで,先週,大倉山から見た須立山に立つ。この時点では,残念ながらガスが濃くて眺望は楽しめなかった。
安定しない石が多い路を一旦降り,再び登り返すと笠ヶ松に着く。新しい山名標が立っているが,ただの路で素っ気なかった。振り返ると須立山から歩いてきたジグザクの登山路がくっきりと見えた。この先の旭岳は雲から顔を出したり,隠れたりの状態だった。一旦下った後,緩い登りを辿ると坊主沼と避難小屋の分岐に出た。沼にも寄ってみたい気もしたが,今回は疲れてきたこともあり,小屋の方に進むことにする。がっちりとした小屋は,中もきれいに整理整頓されていて,寝心地が良さそうだった。ただ,避難小屋なのでトイレ,水が無いのは少々不便。予定よりも1時間以上早いので,小屋前でアンパンを食べ,十分に休憩をとる。
小屋を出て暫くは緩い下りで,途中で2,3の小さな沢を横切るので水は補給できそうだ。やがて,旭岳との分岐点を示す標識のあるコルに到着する。旭岳に向かって,しっかりした踏み跡があった。次の機会には登ってみたいものだ。ここから甲子山に向かって,本日最後の登りになる。80m程の短い登りだが,ここまでの疲れが出てきているので,ゆっくりと登る。この頃には雲が減ってきており,後ろには旭岳がくっきりと見えてきた。甲子山の頂の手前にある小ピークで足を止めてじっくりと景色を楽しむ。そこから山頂までは数分の距離。沢山のトンボが飛び交っていたが,大きな風切り音と共に1匹のオニヤンマが素晴らしいスピードで行き来していた。眼前の旭岳は再び薄い雲に入り,遠くからは雷鳴が聞こえていた。先週もこの時間帯に雷が聞こえていたので,場所によっては気を付ける必要がありそうだ。ともあれ,ここまで来ていれば後は降るだけなので気は楽だ。
鎖やロープが張られた路をゆっくりと降りる。足指が痛くなってきており,爪先に力がいれづらい。駐車場まで戻ってから確かめたら,足全体が湯に浸かったようにふやけており,特に親指には水ぶくれができていた。泥濘で靴の中が湿った上に,靴ひもの結び方が悪かったのか,余り経験したことのない状況だった。路自体は整備されて歩き易かったのだが,足を庇って歩いたので想定以上の時間がかかってしまった。
途中,「衣紋滝」と「大黒屋」との分岐標識があり,時間の余裕もあることなので滝に寄り道をする。少しだけ険しくなった路を10分足らずで沢に降り立つことが出来た。余り変哲のない沢だなと思って腰を下ろして顔を洗った後,上流を見ると,沢が右に曲がった先の方から音が響いてくる。そちらに進むと20〜30mの大きな滝が見えた。これが衣紋滝なのだろう。直登するのは難しそうだ。周りを見回すと左側(右岸)に踏み跡らしきものがあるので,多分これで高巻きするのだろうと思われた。何時か遡行してみたい気はするが,一人では少し危険な気もするし,考えどころだ。
その後,温泉神社を経て甲子温泉の大黒屋に出る。もっと古びているのかと思っていたが,建物自体は新しそうだった。駐車場には10台以上が停まっており,人気があるようだ。その少し先に登山者用の駐車場もあったが,10台は停まれそうもない小さなものだった。更にそのすぐ先にはゲートがあり,車両は通行止めとなっていた。数分先の地点で,土砂崩れにより道が塞がっていた。左下を流れる沢はゆったりとしていて,暑い日に水浴びしながら歩き登るのも楽しそうに思えた。どうやら魚もいるようだ。
駐車場まで大黒屋からの3km足らずに,50分を要した。自分で思っている以上に疲れているようだ。後は温泉。前回と同じ処でのんびりと汗を流し,マグロ丼を食べた後に帰宅の途につく。SAや道の駅で休憩をとりながら,22時半に無事に帰宅できた。
今回はルート自体は整備されており,気持ち良く歩けたが,足指の水膨れで最後に辛い目を見た。今後も起きかねないので,何らかの対策を考えた方が良さそうだ。又,今回は体力的にパスしたが,近い内に旭岳にもトライしたいものだ。
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