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Yamareco

記録ID: 8640690
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山/鉾立ルート 御浜小屋泊にて登頂

2025年08月31日(日) 〜 2025年09月01日(月)
情報量の目安: S
都道府県 秋田県 山形県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
--:--
距離
17.1km
登り
1,431m
下り
1,425m

コースタイム

1日目
山行
2:45
休憩
0:00
合計
2:45
6:39
165
2日目
山行
9:15
休憩
1:19
合計
10:34
3:48
97
5:25
5:31
119
外輪山・千蛇谷分岐
7:30
7:35
42
山頂御室小屋
8:17
8:22
28
8:50
9:07
103
山頂御室小屋
10:50
10:55
67
12:02
12:43
99
14:22
鉾立
天候 8/31(日):曇り時々雨、夕方から晴れ
9/ 1(月):曇り一時晴れ、昼頃一時雨、前日を上回る断続的な強風
※ 前日時点の某有料天気予報では一日中「晴れ」でした。
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鉾立登山口にある登山者用駐車場を利用しました。無料、トイレ有り。
コース状況/
危険箇所等
しっかりと整備された登山道です。
その他周辺情報 八森温泉ゆりんこ(山形県酒田市)にて汗を流しました。
6:39 鉾立登山口(1150m)出発

好天であれば山頂を目指して3時出発の予定でしたが、初日は予報どおり微妙だったのでゆっくり出発。
もちろん登頂は好天見込みの翌日に延期。今日は宿泊予約をしている御浜小屋までの短い行程です。
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6:39 鉾立登山口(1150m)出発

好天であれば山頂を目指して3時出発の予定でしたが、初日は予報どおり微妙だったのでゆっくり出発。
もちろん登頂は好天見込みの翌日に延期。今日は宿泊予約をしている御浜小屋までの短い行程です。
雲の下に険しい谷が見える。
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雲の下に険しい谷が見える。
賽の河原辺りで遂に雨が降り始めました。滅多に使わないザックカバーの出番。
しかし翌日も2日連続で雨に降られるとはこの時は想像もしていませんでした。
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賽の河原辺りで遂に雨が降り始めました。滅多に使わないザックカバーの出番。
しかし翌日も2日連続で雨に降られるとはこの時は想像もしていませんでした。
見上げると稜線らしきものが見えてきました。晴れているときれいな景色でしょう。
周囲の草原もやや秋めいてきていました。
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見上げると稜線らしきものが見えてきました。晴れているときれいな景色でしょう。
周囲の草原もやや秋めいてきていました。
本日のお宿、御浜小屋が見えてきました。
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本日のお宿、御浜小屋が見えてきました。
9:25 御浜小屋(1700m)到着!

鉾立登山口からゆっくり登って3時間弱。
霧時々雨の空模様で、更に先へ行こうという気にはなりません。
心ゆくまで小屋でゆったりしたい。

本日の宿泊客は自分たちを入れて4名。山頂御室小屋が満員とのことで御浜小屋に変更したけど結果的に良かったです。
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9:25 御浜小屋(1700m)到着!

鉾立登山口からゆっくり登って3時間弱。
霧時々雨の空模様で、更に先へ行こうという気にはなりません。
心ゆくまで小屋でゆったりしたい。

本日の宿泊客は自分たちを入れて4名。山頂御室小屋が満員とのことで御浜小屋に変更したけど結果的に良かったです。
夕方になって天候が回復傾向となり、初めて鳥海湖が見えてきました。
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夕方になって天候が回復傾向となり、初めて鳥海湖が見えてきました。
お楽しみの夕食。最高に美味しかったです!
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お楽しみの夕食。最高に美味しかったです!
夕食後、小屋の方に促されて外へ。素晴らしい夕景でした!!
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夕食後、小屋の方に促されて外へ。素晴らしい夕景でした!!
鳥海山らしい爽快な斜面が広がっていました!
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鳥海山らしい爽快な斜面が広がっていました!
御浜小屋でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
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御浜小屋でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
明日は予報どおり好天になりそう!
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明日は予報どおり好天になりそう!
御浜小屋に宿泊した甲斐があったというものです。
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御浜小屋に宿泊した甲斐があったというものです。
結果的にこの夕日が、この2日間の鳥海山で見た最後の太陽となってしまいました。


19:50頃 消灯前に就寝
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結果的にこの夕日が、この2日間の鳥海山で見た最後の太陽となってしまいました。


19:50頃 消灯前に就寝
9/1(月) 
3:48 御浜小屋出発

晴れの筈が上層、中層の雲が掛かり、稜線は風がけっこう強い。
それでも好天予報を信じて、稜線を七五三掛へ向けて進みます。
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9/1(月) 
3:48 御浜小屋出発

晴れの筈が上層、中層の雲が掛かり、稜線は風がけっこう強い。
それでも好天予報を信じて、稜線を七五三掛へ向けて進みます。
5:25 千蛇谷コース分岐点(1850m)

ここで外輪山を外して千蛇谷へ下ります。外輪山を歩いてみたいけどそれはまたの機会に。
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5:25 千蛇谷コース分岐点(1850m)

ここで外輪山を外して千蛇谷へ下ります。外輪山を歩いてみたいけどそれはまたの機会に。
相当な激下りですが、しっかりと整備された登山道です。
しかし帰りは気合が要ります。
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相当な激下りですが、しっかりと整備された登山道です。
しかし帰りは気合が要ります。
雲が切れて千蛇谷が見えてきました!残雪が谷筋に残っています。
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雲が切れて千蛇谷が見えてきました!残雪が谷筋に残っています。
5:58 千蛇谷へ下りる(1790m)

コンクリートのように固い雪面を慎重に渡ります。
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5:58 千蛇谷へ下りる(1790m)

コンクリートのように固い雪面を慎重に渡ります。
千蛇谷の登りはほぼ視界無く、天候回復の兆しもなく長く感じました。
でもすれ違った頂上小屋泊の方々から青空情報をいただいたので元気が出ました。
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千蛇谷の登りはほぼ視界無く、天候回復の兆しもなく長く感じました。
でもすれ違った頂上小屋泊の方々から青空情報をいただいたので元気が出ました。
7:31 山頂御室小屋前(2150m)

千蛇谷を1時間半掛けて登り、遂に新山の麓へ。
風はそれなりの強さ。雲は切れ切れで青空が見えていました!

時計回りに歩くというローカルルールに則り、新山の登頂を目指します。
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7:31 山頂御室小屋前(2150m)

千蛇谷を1時間半掛けて登り、遂に新山の麓へ。
風はそれなりの強さ。雲は切れ切れで青空が見えていました!

時計回りに歩くというローカルルールに則り、新山の登頂を目指します。
母は待ちきれずに先に新山に取り付き始めました。
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母は待ちきれずに先に新山に取り付き始めました。
三点支持を意識して、順調に登っていきます。
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三点支持を意識して、順調に登っていきます。
途中で前後代わって、母を山頂へ誘導します。
初めて見る切通しの迫力は圧倒されました。
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途中で前後代わって、母を山頂へ誘導します。
初めて見る切通しの迫力は圧倒されました。
西側から回り込んで、最後の登りに掛かります。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
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西側から回り込んで、最後の登りに掛かります。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
8:18 鳥海山山頂・新山(2236m)到着!!

着きました!!
巨岩を越えていく登り応えある楽しい岩場でした。

殆どガスガスの道のりだったにも関わらず、山頂ではしっかり景色を観ることができました。
山スキーで何度か来ている自分はともかく、とにかく母が山頂からの景色を観れたことが良かったです。


8:23 出発

風が強いし狭い新山で長居はできません。
母も下りが心配のようなので、短い滞在時間で出発します。
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8:18 鳥海山山頂・新山(2236m)到着!!

着きました!!
巨岩を越えていく登り応えある楽しい岩場でした。

殆どガスガスの道のりだったにも関わらず、山頂ではしっかり景色を観ることができました。
山スキーで何度か来ている自分はともかく、とにかく母が山頂からの景色を観れたことが良かったです。


8:23 出発

風が強いし狭い新山で長居はできません。
母も下りが心配のようなので、短い滞在時間で出発します。
七高山側の下りルートのほうが易しく感じました。母も調子良く下っていました。
途中の胎内くぐりも面白かったです。筑波山を思い出しました。
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七高山側の下りルートのほうが易しく感じました。母も調子良く下っていました。
途中の胎内くぐりも面白かったです。筑波山を思い出しました。
8:50 山頂御室小屋前(2150m)

1時間20分かけて小屋前に戻ってきました。
東側には外輪山も雲に見え隠れしながらよく見えていました。
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8:50 山頂御室小屋前(2150m)

1時間20分かけて小屋前に戻ってきました。
東側には外輪山も雲に見え隠れしながらよく見えていました。
9:07 出発

引き続き風が強いし先も長い。休憩を入れて下りに掛かります。
千蛇谷の下りはスキーならあっという間だろうなと思わざるを得ません。
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9:07 出発

引き続き風が強いし先も長い。休憩を入れて下りに掛かります。
千蛇谷の下りはスキーならあっという間だろうなと思わざるを得ません。
登りよりは景色がよく見えた千蛇谷でしたが、一日通して安定して晴れるという予報はいったいなんだったのか。
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登りよりは景色がよく見えた千蛇谷でしたが、一日通して安定して晴れるという予報はいったいなんだったのか。
七五三掛への登り返しのジグザグがよく見えてきました。
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七五三掛への登り返しのジグザグがよく見えてきました。
10:29 千蛇谷に下りる

気合を入れて登り返します。
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10:29 千蛇谷に下りる

気合を入れて登り返します。
10:50 千蛇谷コース分岐点

約20分で外輪山へ戻ってきましたが、途端にかなりの強風に晒されました。一定以上風が強いと体力、気力を消耗します。

御田ヶ原分岐への下りの途中、更に悪いことに雨が降ってきました!
急に降りが強くなったので、装備を整える前にけっこう濡れてしまいました。
予報は完全に外れました。大外れです。

幸いにも雨は10分程度の短時間で止みましたが、靴の中までびしょ濡れになってしまいました。
風は相変わらず強かったけど、集中力を途切れさせず御浜小屋を目指します。
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10:50 千蛇谷コース分岐点

約20分で外輪山へ戻ってきましたが、途端にかなりの強風に晒されました。一定以上風が強いと体力、気力を消耗します。

御田ヶ原分岐への下りの途中、更に悪いことに雨が降ってきました!
急に降りが強くなったので、装備を整える前にけっこう濡れてしまいました。
予報は完全に外れました。大外れです。

幸いにも雨は10分程度の短時間で止みましたが、靴の中までびしょ濡れになってしまいました。
風は相変わらず強かったけど、集中力を途切れさせず御浜小屋を目指します。
12:02 御浜小屋到着

強風と濡れに耐えて、待望の御浜小屋に戻ってきました。母もよく頑張って歩きました。小屋の有難みを心身共に感じます。
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12:02 御浜小屋到着

強風と濡れに耐えて、待望の御浜小屋に戻ってきました。母もよく頑張って歩きました。小屋の有難みを心身共に感じます。
前夜泊の我々含む4人を最後に今夏の営業を終えた御浜小屋。小屋番さんは既に朝に下山されています。
がらんとしてちょっと寂しさを覚えた室内に入らせて頂き、
休憩と昼食を摂りました。
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前夜泊の我々含む4人を最後に今夏の営業を終えた御浜小屋。小屋番さんは既に朝に下山されています。
がらんとしてちょっと寂しさを覚えた室内に入らせて頂き、
休憩と昼食を摂りました。
朝食としてご用意いただいた焼きおにぎりを母と分けて頂きました。
最高に美味しかったです!御馳走様でした。
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朝食としてご用意いただいた焼きおにぎりを母と分けて頂きました。
最高に美味しかったです!御馳走様でした。
12:43 御浜小屋出発

御浜小屋での大休止で体力気力を回復させてから、鉾立登山口までの下りに掛かります。
このあと標高を下げても天候は回復しませんでしたが、雨はもう降らなかったのが幸いでした。
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12:43 御浜小屋出発

御浜小屋での大休止で体力気力を回復させてから、鉾立登山口までの下りに掛かります。
このあと標高を下げても天候は回復しませんでしたが、雨はもう降らなかったのが幸いでした。
14:22 鉾立登山口到着!!

着きました!!
予報が外れて天候は残念でしたが、鉾立ルートの長い道程を歩ききって充実感に溢れていました。

母にとって初めての鳥海山はちょっとほろ苦い経験となってしまいましたが、
それでも山頂からの景色を観られたことで、終わってみれば全て良し!の心境だったようです。

八森温泉ゆりんこで汗を流した後、酒田にてラーメンで打ち上げ。
そして長野まで約5時間の帰途に就きました。
疲れていたはずの母も終始ご機嫌の車中でした。
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14:22 鉾立登山口到着!!

着きました!!
予報が外れて天候は残念でしたが、鉾立ルートの長い道程を歩ききって充実感に溢れていました。

母にとって初めての鳥海山はちょっとほろ苦い経験となってしまいましたが、
それでも山頂からの景色を観られたことで、終わってみれば全て良し!の心境だったようです。

八森温泉ゆりんこで汗を流した後、酒田にてラーメンで打ち上げ。
そして長野まで約5時間の帰途に就きました。
疲れていたはずの母も終始ご機嫌の車中でした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック 一眼レフカメラ 広角ズームレンズ 望遠ズームレンズ ポール テントマット シェラフ ヘルメット 三脚 熊鈴 ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

山スキーで知った鳥海山の魅力を以前から母に話していたため、
母も興味を持ってくれました。
但し日帰り行程だと母には少し厳しいと判断。山小屋泊で計画しました。
そのため天候だけでなく山小屋の空き状況にも左右されるため、
結果的に山小屋営業期間ギリギリでの決行となりました。

空模様は当初は2日間とも好天だったのが、初日は微妙に、そして、
結果的に2日とも好天といえない状況となってしまいました。
それでも御浜小屋での夕景、そして山頂の新山での絶景と、
肝心なところでは眺望を得られたことは本当に幸いでした。
頑張った母へのご褒美だったのだと思います。
そして御浜小屋での美味しい夕食とゆったりと流れる時間。
心温まる小屋番さんと同宿の方々とのふれあい。
母にとって良き思い出となってくれれば、自分にはそれで十分です。

それにしても天気予報に課金を続ける意義と必要性について、
改めて考えさせられた鳥海山での山行ともなりました。
結果的に無事に二人とも山行を終えられはしましたが、山での天候は時に命に関わります。
予報をある程度参考にはしつつも、自らも予想しなければならないのでしょう。

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体力レベル
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