地下足袋で五頭山〜松平山縦走【五頭連峰】ヤブ、クモの巣、ヒルで難儀すぎです(新潟県阿賀野市、阿賀町)


- GPS
- 05:39
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,289m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
天候 | 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
利用交通機関: 自家用車・バイク 車で行く場合は磐越自動車道安田インターから村杉温泉まで約8km。国道290号線村杉温泉を過ぎてすぐの安野川の橋を渡る手前で山の方へ曲がり、そこから2km走ると菱ヶ岳登山口があります。駐車可能台数はおよそ50台。トイレなし。登山ポストあり。さらに道を進むと五頭山三ノ峰コース登山口のある「どんぐりの森キャンプ場」の駐車場があります。こちらは駐車スペースが数カ所に分かれて点在しており、合計で30台くらいでしょうか。トイレはキャンプ場のを使うことができます。登山ポストあり。携帯電波は弱めで場所によって入ったり入らなかったりです。 公共交通機関利用の場合は羽越本線の水原駅から阿賀野市営バス村杉温泉行きで今板温泉もしくは村杉温泉で下車。乗車時間は23分。運賃は100円(安い!)。バス停から菱ヶ岳登山口までは約2km。どんぐりの森登山口へは約3km。 阿賀野市営バス https://www.city.agano.niigata.jp/soshiki/somuka/1/2/2719.html 松平山登山口の魚止めの滝へは、磐越自動車道安田インターから国道290号線経由で15km。ローソン阿賀野畑江店から脇道に入り、五頭少年自然の家を過ぎて道路が細くなってもさらに進むと登山口に着きます(全区間舗装道路)。駐車場スペースは8台ほど。トイレなし。登山ポストあり。携帯電波なし。駐車場に入りきらない場合は路肩のスペースに通行の妨げにならないように駐車します。 公共交通機関で行く場合、五頭タクシー前バス停(羽越本線水原駅最寄り)から阿賀野市営バス村杉温泉行き(五頭温泉郷線)に乗車し、出湯温泉下車。運賃100円。魚止めの滝登山口まで2.7km徒歩40分。 阿賀野市営バス https://www.city.agano.niigata.jp/soshiki/somuka/1/2/2708.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【菱ヶ岳登山口〜どんぐりの森登山口〜五頭山】 『分県別登山ガイド16 新潟県の山』によりますと、菱ヶ岳登山口〜どんぐりの森登山口〜三ノ峰〜五頭山のコースタイムは上り3時間20分、下り2時間40分。五頭山登山のメインルートで、登山者が多く整備は万全。危ないところもなく安心して歩けるコースです。一ノ峰を過ぎて三差路を左へ進むと程なく五頭山山頂に着きます。右へ行くと菱ヶ岳への縦走路です。 【五頭山〜松平山】 この区間の歩く人が少ないようで踏み跡は明瞭ですがヤブ化している場所もしばしば。また倒木や頭上に張り出している木も多く、だいぶ難儀します。片側が切れ落ちているのにヤブなんて場所もあり、かなりの難路です。ある程度山歩きに慣れた人じゃないと厳しいと思います。コースタイムはどちらの方向へ進んでも90分。 【松平山〜山葵山〜魚止めの滝登山口】 この区間も歩く人が少ないようでだいぶヤブ化している場所がチラホラあり、五頭山からの縦走路と同じく難路。踏み跡は明瞭も、ヤブで足元が見づらい場所も多いです。山葵山を過ぎつづら折りの激下りをこなして沢を渡渉すると、谷沿いのトラバース道。ここがトゲの植物がヤブになってたり、クモの巣だらけだったり、さらにこの区間はヒルの巣窟。ヒルが苦手な方は避けたほうがいいでしょう。松平山付近は5月の雪解け直後か11月の雪が降る直前の晩秋のヤブに勢いがない時期を狙って登るのがいいのかもしれません。難路すぎたので私はこの山域をしばらく封印します。松平山〜山葵山〜魚止めの滝登山口のコースタイムは上り150分、下り120分。 沢の渡渉があるので、雨降り後に増水した場合は通行できなくなる恐れがあり要注意のコースです。 |
その他周辺情報 | 村杉温泉には「五頭山麓 うららの森」という道の駅ではないけれどほとんど道の駅のような施設があり、物産品の買い物や食事ができます。 下山後の温泉は村杉温泉に「薬師の湯」という共同浴場があります。内湯のみで大人300円。備え付けのシャンプーリンスボディーソープ無しなので自前で用意する必要あり(窓口で小袋売ってます)。裏手には無料の足湯もあります。駐車場は狭いので混んでると駐車できないかも。 出湯温泉にも共同浴場があります。内湯のみで大人250円。年中無休。備え付けのシャンプーリンスボディーソープ無し。 また少し足を伸ばせば月岡温泉、咲花温泉もあります。 村杉温泉共同浴場 薬師の湯 http://www.yakushinoyu.com/ 出湯温泉共同浴場 https://gozu.jp/2018/02/20/deyu_baths/ 周辺のコンビニは、松平山魚止めの滝登山口への入口にローソン阿賀野畑江店があります。村杉温泉からは国道290号線を北(新発田方面)へ約3km。 |
写真
めちゃめちゃ疲れました。体力的には余裕ありますが、難路すぎて精神的にくたびれました
ヒルは変な病気持ってるわけでもないですし、個人的には全然嫌いじゃないんですけどねえ。登山者から嫌われすぎてかわいそうな気もします
私は前回の米不足の折、生徒会の合宿か何かでここに泊まったときの夕食で初めてタイ米を食べました。「おいしくない」と聞いていたので、どんなものかと食べてみたら「全然いけるやん!!」と美味しかったのを憶えています。
ちなみにこの時期はライスシャワー(競走馬)が大スランプに陥っていて、負けるたびに「米も無ければライスも無かった」「ライス、足りず」などと散々な言われよう書かれようだったのは未だに強く印象に残っていますw
感想
この日は朝起きたら7時と完全に出遅れ。どこに登るか思案するも家の近所から山を眺めたら五頭連峰には雲がかかっていなかったので行き先は五頭山に決定。この機会にまだ歩いたことのない五頭山〜松平山の縦走路に足を踏み入れてみることにしました。
菱ヶ岳登山口に車を置き(混んでて奥に駐車できなかった)、どんぐりの森登山口をスタート。順調にに進み余裕で五頭山到着。このコースは五頭山登山のメインルートで登山者も多く、道の整備も万全で歩きやすいのです。
五頭山から先の縦走路は初めて。ただ歩く人がほぼいないのか断続的に登山道がヤブ。踏み跡は分かるので進めるものの足元が見づらいのでだいぶ難儀します。松平山手前で谷筋へコースを間違えそうな場所もありました。クタクタで松平山に到着。当初は五頭山にピストンする予定でしたが、「またこの道を戻るのはイヤ!!」ということで魚止めの滝登山口へ下ることにします。この道は5月に歩いているので多少知ってますし、戻るよりはいいだろうという判断でした。
ところが、山頂からの下りはじめがいきなりヤブ。その後も日当たりの良いところは高頻度でヤブ。歩く人がほぼいないようです。それでも何とか下っていくと今度はクモの巣地獄。クモの巣をいくつぶっ壊したことか。クモさんごめんよ〜。そして最後は谷沿いのトラバース道。ここはただでさえ足元が悪いのにヤブで見づらく、しかもそのヤブがトゲトゲ。どんだけ難路やねん!!そして最後にヒルさん登場です。まあここにヒルがいることはわかっていたので驚きはしませんが、「やっぱり来たか」という感じです。ヒルは嫌いではありませんが血を吸われるとなかなか止まらず厄介なので見つけたのはその場でピッピッと剥がします。そんなことをやってるうちに魚止めの滝登山口に着きました。めちゃめちゃ難しい道でしたよ。
地下足袋と靴下を脱いでヒルが残ってないか入念にチェックし終え、魚止めの滝登山口から車のある菱ヶ岳登山口までは車道歩きを開始。6kmくらいかな!?これがきつかった。ソールの薄い地下足袋のアスファルト歩きがこんなにきついとは(インソール足しているとはいえ)。最後の安野川沿いの道は上り基調で、消耗しきってようやく車に戻ることができました。
松平山は低山と侮るなかれ。今日に関しては飯豊山の日帰りより厳しかったです。当分松平山の登山は封印。次に五頭山に登るときは素直に菱ヶ岳〜五頭山の周回にしときますよ。
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