山行記録: 馬越パスロック

ゆー

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 07:40
距離: 0.7km
登り: 58m
下り: 48m

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歩くペース

ゆっくり

2.0～2.1

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 0:01
休憩: 0:00
合計: 0:01

距離 0.7km 登り 58m 下り 48m

16:16

1分

馬越峠

16:17

ゴール地点

過去天気図（気象庁）	2025年09月の天気図
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感想

ゆー

雨が降る予報でマルチは中止。アプローチのよい馬越パスロックへ。登山口の看板には「天狗山はチャート（たい積岩）の岩峰」とある。滑りやすい岩質だ。さらに昨日からの雨で岩が濡れているし、登れるのか？登山道を外れて斜面をトラバースして辿りついた岩場は「鼻の下わいわいテラス」という名とは裏腹に威圧感があった。

岩には縦にも横にも節理が走り、岩が脆く剥がれている。そのうえ上部が張り出していて、いつ落ちてくるかわからない。整備されたゲレンデと違いアルパインの練習場といった感じだ。

①カンテづくし5.9。20m。◯MOS

苔はあるし、岩は濡れていたが、ホールドは裏切らない。

②天狗山チムニー10b。12m

チムニーに入る足場が浮石があり、落とさないように注意して離陸する。背中と足を張れるほど幅が広くないので、フットホールドを探して身体を上げて奥のチョックストーンに乗り込んだ。チムニーの中にボルトが2本打ってある。チムニーを抜け隣の壁に移っていく。

③馬越ビュー2P目。10a。12m（NP）

ボルトが下部と上部に1本づつで、途中はカムで支点を取るナチュプロルート。三段になっていて、段を上がるところが思いっきりがいる。

④チムニーおもて10d。18m（右クラックにカム）。ハンドサイズのクラックルートで、カムセットしながら登る。

⑤チムニーおもてバリエーション5.7。
トポにはハンドサイズと書いてあるが、フィンガークラックのルートを登る。

⑤天狗の鼻登り11c。
序盤のハング越えが、パワームーブ。後半は細かい足を拾って、カンテ左のガバを取れば安心。右カンテの浅い凹みにヒール身体を安定させた。

朝、雨もパラついたが午後は穏やかで日差しも出てきた。雨雲は我々のちょっと北をかすめて東へ抜けていった。

この日私のお腹も下り坂だったが、天気同様持ちこたえた。奮（糞）闘w。
最後に支点回収のため歩いて肩から頂上に上がり、頂稜を確保して終了点まで下った。広々として開放的な空間でとても気持ちよい場所だった。

雨雲レーダーの降る降る詐偽に踊らされずに、不安定な天気のなか1日クライミングを楽しむことができた。マルチピッチ中止は残念だったが、カムセット練習や脆い岩質のクライミングで、アルパインのよい練習になった。
※カンテづくし以外はトップロープ