にわか四国遍路(11)—宇和島市錦町〜西予市宇和町明石

- GPS
- --:--
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 657m
- 下り
- 381m
| 過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
2011年6月5日。ふと遍路を歩く機会に恵まれた。続けて打っていこうと思うのだが、もはや悠長なことは言っていられない。歩けるうちに歩かねば。
宇和島駅を出発。南予特有のスコールのような雨に打たれながら、根無川沿いにだらだらと長い坂を三間方面へ進む。ピークを越えると視界が開け、感動の光景が目の前に広がった。
「あぁぁぁぁ、三間盆地だ!」
盆地を見て興奮するのも歩き遍路の醍醐味である。三間は南予屈指の穀倉地帯。道すがら、お寺かと思えば鳥居が立っていたりして、ここが神仏習合の土地であることを思い知らされる。龍光寺は通称「三間の稲荷さん」と呼ばれ、稲荷信仰と結びついた独特の雰囲気を漂わせていた。
次の仏木寺までは若干の距離がある。鐘楼は茅葺で、素朴な風合いが残るお寺だった。ここで妙に足の痛みを感じた。アスファルトを登山靴で歩き続けたせいだろうか。
三間から宇和へ抜ける歯長峠は難所として知られる。昔、足利又太郎という東国武士がこの峠の頂に庵を結び、歯が長かったことからその名がついたという。登りは辛いが最初だけで、やがて絶頂に至る。ほんとうは吉田の海が見えるはずだったが、残念ながら何も見えなかった。
峠を越えてから卯之町まで7キロ。肱川沿いに延々と道を進む。どうして卯之町に肱川が流れているのか不思議だったが、地図を見て初めて理解できた。卯之町から野村に流れ、さらに大洲、長浜へと大きなU字を描く川だったのだ。
やっとのことで明石寺に着いた。次回は卯之町から旅を続けることにしよう。
●本日の歩行距離・・・23.8キロ
●総歩行距離・・・189.5キロ(四国遍路全行程の約13%)
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ぶぎょう




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