金剛山植物観察会(H28_5月）
大阪府
奈良県
strasse
その他2人 
体力度について
- GPS
- 06:19
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 625m
- 下り
- 607m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 6:10
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険な箇所はありません。 |
写真
拍手
コケイラン
ラン科コケイラン属
国定公園なので取っ
てはいけないのです
が、盗掘する人がい
ます。
ムロウ
テンナンショウ
サトイモ科
テンナンショウ属
仏炎苞は緑色、内面
の付属体はマッチの
軸のような形をして
います。
ヒゴグサ
カヤツリグサ科
スゲ属
ヒメカンスゲと似て
いますが、近似種は
エナシヒゴクサ、ヒ
メシラスゲですね。
調べて見て判りまし
た。
ヒゴグサ
カヤツリグサ科
スゲ属
この写真の頂部小穂
は雄性で、側小穂が
雌性です。
ミヤマキケマン
ケシ科キケマン属
花の数が少ないので
フウロケマンと思い
ましたが、距が短い
ですね。
クマイチゴ
バラ科キイチゴ科
花だけ見るとクサイ
チゴの様ですが掌状
に中裂しています。
ヤマツツジ
ツツジ科ツツジ属
これもヤマツツジ
かな、薄桃色です。
オランダミミナグサ
ナデシコ科
ミミナグサ属
サワハコベと思いま
したが・・・・。
花柄は萼片と長さが
同じか、少し短いよ
うです。(F氏)
オランダミミナグサ
ナデシコ科
ミミナグサ属
よく似たミミナグサ
は、萼片と花弁の長
さがほとんど同じで
花が閉じたとき花弁
が隠れます。
ちはや園地セイヨウ
ノコギリソウ
キク科
ノコギリソウ属
シダ類かと思いまし
たが・・・・・。
F氏が教えてく
れました。
観賞用に栽培されて
いたものが各地に野
生化したものだそう
です。
セイヨウ
ノコギリソウ
キク科
ノコギリソウ属
シダ類かと思いまし
たが・・・・・。
F氏が教えてく
れました。
観賞用に栽培されて
いたものが各地に野
生化したものだそう
です。
ちはや園地セイヨウ
ノコギリソウ
キク科
ノコギリソウ属
花は咲いていません
が上部の枝先に白色
または淡紅色を帯び
た小さな頭花を咲か
せるようです。
知りませんでした。
セイヨウ
ノコギリソウ
キク科
ノコギリソウ属
花は咲いていません
が上部の枝先に白色
または淡紅色を帯び
た小さな頭花を咲か
せるようです。
知りませんでした。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
コンパス
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
|---|
感想
金剛山植物観察会(H28_0514)
天候は、晴れ
■見られた樹木類
・アケビ(ミツバアケビ)、アキグミ、ウツギ、オトコヨウゾメ、オオバア
サガラ、カナクギノキ、コバノガマズミ、コマユミ、コゴメウツギ、コバ
ノミツバツツジ、コツクバネウツギ、シャクナゲ、ツクバネウツギ、ツリバナ、マルバアイダモ、ミツバウツギ、ヤマツツジ、ヤマフジ、ヤマグワ
他には、ミヤコツツジ、コハウチカエデ等が見られました。
■見られた山野草類
・ウラシマソウ、ウワバミソウ、カキドウシ、キランソウ、キクムグラ、クリンソウ、クサイチゴ、クルマムグラ、コウライテンナンショウ、タチツボスミレ、チゴユリ、ツクバキンモンソウ、ニョイスミレ、ニガイチゴ、ハナイカダ、フタリシズカ、フウロケマン、ヘビイチゴ、フタバアオイ、ホウチャクソウ、ボタンヅル、ミヤマナルコユリ、ミヤマハコベ、ミヤマケマン、ミツバハチグリ、ミヤコアオイ、ミヤマハタザオ、ムロウテンナンショウ、ムラサキケマン、ヤマトグサ、ヤマアジサイ、ヤマブキソウ、ユキザサ
他には、クワガタソウ、コケイラン、ナベワリ等が見られました。
■観察した樹木類
(1)ミツバアケビ アケビ科アケビ属
・特徴・分布・生育環境
落葉のツル性木本類で、高い木の頂まで届くほど長く伸び、太さ5cm以
上にもなるのだそうです。
花は春に咲き、細長い花穂を下垂させ基部に1個（〜3個）の雌花と、穂
先に向かって雄花を10数個つけます。
花弁はなく濃紫色の萼片が3枚あり、雌花のほうが大きく径1．5cm程、
雄花は径5mmぐらい。
同属のアケビの花は淡紫色です。
果実は下手な俵おむすびの様な形で、長さ10cmほどになり、秋に熟す
と縦に裂けて「ぱかっ」と口を開きます。
内部には白っぽい果肉に包まれて多くの黒褐色の種子があります。
果肉は、柔らかくした羽二重餅の感じですが、黒褐色の種子が多いのが
難点です。
葉は、三つの小葉からなる掌状複葉です。
日本各地から中国大陸に分布します。
里山では、つる植物は木の成長を妨げるために除伐されてしまうことが
ほとんどで、成長したものは余り見かけませんが、金剛山にはあるよう
です。
・名前の由来
アケビの名は果実が熟すと「ぱかっ」と口を開けることから「開け実」
から「アケビ」に転化したという説が一般的なようです。
「ミツバ」は葉が三小葉からなる掌状複葉だからです。
また、漢字名の「木通」や「通草」は、ツルを利尿剤に用いることから
「小水を通じる木」からの命名であるという説や、つるを切って吹くと
空気が通るからという説などがあります。
色々と説があって面白いです。
(2)アキグミ グミ科グミ属
・特徴・分布・生育環境
グミと云えば、お菓子のお年寄りに不向きな噛みにくいのを思い出しま
すが、アキグミは北海道南部から九州に分布する落葉低木で、林縁など
に生育しています。
名の通り、春に花が咲き、秋に稔る落葉性のグミです。
果実は小さいですが食 べられます、少し酸っぱいかな。
アキグミの花は4月の終わりごろから5月にかけて咲きます。
花弁はなく、萼が花の形となっています。
萼筒の長さは6〜7mmで、先端は4つに分かれており、淡い橙色。
果実の長さは7mm前後と小さく、10月から11月に紅色に熟し、食べら
れます。
グミの仲間には白色の星状毛や鱗片が枝・葉・花・果実などにあるのが
特徴で、葉の裏は白銀色で光沢があるので、良い目安になるようです。
グミの仲間は、根に共生菌類を持ち、空中窒素を固定する能力があるの
で貧栄養な荒れ地でも生育できます。
この能力に注目され、法面緑化などに使われることもあります。
(3)ウツギ アジサイ科ウツギ属
調べて見て判ったのですが、「うつぎ」という語が付く樹は、何種類も
あるのです、ウィキペディアを参考にすると。
�．▲献汽げ福ДΕ張�、バイカウツギ、ノリバウツギ
�▲好ぅ�ヅラ科：タニウツギ、ニシキウツギ、ツクバネウツギ、ハコネ
ウツギ
��ドクウツギ科：ドクウツギ
�ぅ侫献Ε張�科：フジウツギ
�ゥ潺張丱Ε張�科：ミツバジウツギ」
�Ε丱蕾福Д灰乾瓮Ε張�
ありますね、歌「卯の花の 匂う垣根に・・・」に出てくる「うつぎ」
は、ユキノシタ科からアジサイ科に分類されています。
名前の由来は幹が中空であることから、「空木＝ウツギ」という名前が
付いたそうです。
(4)オトコヨウゾメ スイカズラ科ガマズミ属
枝先から小さめの花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の
上部がほぼ平らになっていました。
葉は広い卵形の対生で、葉の縁には粗い鋸歯があり、先は鋭く尖ってい
ます。
しかし、おかしな名前です、別名は、男莢迷で由来は、ガマズミ類をさ
す木曽・下伊那地方の方言が「ヨウゾメ」で、他の果実は生食できるの
ですが、オトコヨウゾメの果実は苦くて食べられないそうです。
なので、「男」をつけたのかも知れませんね。
(5)オオバアサガラ エゴノキ科アサガラ属
杉木立の山内を歩いていると、多数の白い花を付けた木があり、オオバ
アサガラと教えて頂きました。
本州・四国・九州、中国に分布する落葉の小高木でブナ林などの広葉樹
林で見られるそうです。
花は5月〜6月に咲き、垂れ下がった長い花序に多数の白い花を付け、
花弁は5枚で10本の雄しべがあります。
(6)コハウチワカエデ カエデ科カエデ属
金剛山では数は少ないようですが、葉だけではハウチワカエデと見分け
が付きにくいそうです。
ともに雌雄同株でコハウチワカエデは、淡黄色の小さな花をつけ、ハウ
チワカエデ暗紅紫色の花を付けるそうです。
■観察した山野草類
(1)キクムグラとクルマムグラ
・キクムグラ アカネ科ヤエムグラ属
アカネ科の多年草で、茎は根もとから枝分かれして、高さ20〜40cm
程で葉は4個まれに5個が輪生し、長さ1〜1.5cmの倒卵状楕円形。
枝先や葉腋に白色の花を1〜3個つけ、花柄の基部に小さな葉状の苞があ
るのが特徴、花期は5〜6月。
・クルマムグラ アカネ科ヤエムグラ属
キクムグラと同じ、アカネ科の多年草で、6枚の葉が茎を取り囲む様
に、その上に小さな4枚の花びらが開いています。
(2)ナベワリ ビャクブ科ナベワリ属
友人が見つけてくれました。
変わった花ですが、名前も変です。
「舐め割り」が転化してナベワリだそうです。
葉が有毒で舐めると舌が割れるほど苦い(痺れる)と云うことで付いた名
前だそうですが、試した方の云うことでは、噛んでみたが、さほど感じ
無かったそうです。
ま、試さない方が良いようですが。
花は、黄緑色で下向きにつけ、写真では判りにくいですが、花被片4個
のうち外側の1個のみ大きいようです。
観察した樹木、山野草はたくさんあるのですが、気になるものを調べて見
ました。
案内と説明をして頂いたスタッフの方々、ありがとうございました。
Gさんお疲れ様でした、玉子焼きが美味しかったですよ。
Fさんには早朝から運転と案内、お疲れ様でした。
こっそり拍手
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potari さん
沢山の花に出会えた観察会だったんですね。
３月の時とは大違い、こんなに咲いていると嬉しくなりますね。
調べるのも大変でしょうけど
ホウライテンナンショウ、初めて知りました。
テンナンショウ属はついついマムシグサの仲間で済ませちゃうんです＾＾； 金剛山で初めてムロウテンナンショウを知りました。今日またひとつ覚えました＾＾v
５月、６月はたくさんの花で賑わっていますが、あれ、これ、何ん
だっけが多く、汗が出ます。
一つ調べては、次の課題。
これ、ミツバハチグリ？、それともヘビイチゴだっけと悩ましてい
ます。
それにしてもテンナンショウ属、面白いですね。
今回、ユキモチソウを見落としましたが、中間種があったり、こう
なると皆、マムシグサにしたくなります(笑)。
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